もっと公園で遊んでくれたら…ASD長男の気になる友達付き合い。「みんなと遊べる日」はくる?

ライター:taeko
もっと公園で遊んでくれたら…ASD長男の気になる友達付き合い。「みんなと遊べる日」はくる?のタイトル画像

長男のASDミミ。休日は自宅で過ごしたり、電車で動物の触れ合いに行ったりしているけど、私はもっと公園で遊んでほしいなと思っています。
でも、公園に誘っても断られてばかり。ミミがお友達をつくって、ウチに連れてくるのはいつごろかなと漠然と思っています。

気になる友達との関わり

長男のASDミミは4月から小学2年生になります。学校の昼休みに何をしているのか聞くと、「忘れた」「何もしてない」と答えることが多いです。

学童では1人で遊んでいることが多いよう。夕方迎えに行って学童の活動で校庭で遊んでいる様子を見ると、みんなが遊んでいる周りをふわふわしたり、職員さんに抱きついて遊んでもらったりしています。
「学校で何が一番楽しかった?」と聞くと、「忘れた」と答えるミミ
Upload By taeko
私はもっと公園で遊んでほしいなと思っています。体力をつけてもらいたいし、近所にお友達ができるから良いと保育園のときに民間療育の先生が勧めてくれたからです。でも、私が公園に誘っても服が汚れるのが嫌、家でゲームや動画を見る方が良いと断られることが多いです。

休日の昼過ぎごろ、近所の公園にミミと同じ学校の子どもたちが集まることが多くなってきて、ミミも通りすがりに見かけて遊びに参加しました。遠くから見ていると、以前スクールカウンセラーさんが言っていた通りで、遊びには参加しないミミ。

「~したい人この指とまれ」と誰かが言って、みんなは集まるけどミミは近くでふわふわしています。遊びには参加しないけど、周りにくっついて、みんなが走り出したら自分も走る。
同級生の周りで、ふわふわとしているミミ
Upload By taeko
「ねえタッチしたよ!ねえキミ大丈夫??」と言われて固まってしまうミミ
Upload By taeko
たとえば「鬼ごっこ」。参加していない「つもり」だけど、みんなと一緒に逃げるミミ。初めて遊ぶ年上の子がミミのことも追いかけてタッチ!けれど、鬼にならず相手を追いかけないミミに対して「ねえタッチしたよ!ねえキミ大丈夫??」、仲間に向かって「あの子タッチしたんだけど、あの子大丈夫!?」と言う年上の子。

どうしようか困った私はミミを呼び、「タッチされたら追いかけなきゃだよ」と言うと、無言になり公園から出て行ってしまいました。 追いかけて聞くと「あの人がやめてって言ってるのに追いかけてきたの」と涙目で答えます。見ていた感じではミミは嫌がってるように見えなかったけど…。モヤモヤしたまま帰宅。

特性を知っている同級生と、知らない年上の子

ミミの特性を知っているかどうかで、関わりが変わるのかもしれない
Upload By taeko
放課後等デイサービスの先生に相談すると、年上の子はミミにとって初めて遊ぶお兄さんで、追いかけられてタッチされると思っていなかったのでは?とのこと。クラスメイトはミミの普段の様子や特性を分かっているから、追いかけないのですね。なるほどと思うと同時に、私はミミのことを全然わかってあげられていないのだな…と気づかされました。

先生のアドバイスは、ミミのことを話せば年上の子ならわかってくれることが多いから、まだ幼いといった意味合いの「おまめさん」と思ってもらいましょうとのこと。

次の休日に公園へ誘うと「ルールを守れないから…」と行くのを嫌がるミミ。でも、知っている子を見つけると、走って公園へ飛び込んでいきました。
気の合う子とは抱きついたりしてじゃれ合うこともあるのだと分かり、安心しました。まったく相手にされていないわけではなさそう。

ミミはブランコができないので、お友達がブランコをしているときは、ほかの遊具で遊んでいます。それでもミミは楽しいようで、数日後、学校から帰るとまた次の休みの日に公園で集まろうという話になったようでホッとしました。

いろいろあるけど、公園でお友達と楽しんでいるミミの姿が見られるのは嬉しいこと。どんどん服を汚してきてね!
弟と遊ぶミミ
Upload By taeko
LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
https://h-navi.jp/column
発達障害がある小学生の特徴は?発達障害のチェックポイントやグレーゾーンについても【専門家監修】のタイトル画像

発達障害がある小学生の特徴は?発達障害のチェックポイントやグレーゾーンについても【専門家監修】

困難に直面しても立ち直る力を育む!家庭・学校で使えるカード教材『「たすけて!」は生きぬくための合言葉 レジリエンスが育つ たすけ合い体感ゲーム』【著者・上島先生インタビュー付】のタイトル画像
Sponsored

困難に直面しても立ち直る力を育む!家庭・学校で使えるカード教材『「たすけて!」は生きぬくための合言葉 レジリエンスが育つ たすけ合い体感ゲーム』【著者・上島先生インタビュー付】

療育支援探しバナー

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。