入園した幼稚園がオムツ禁止?失敗続きのトイレトレーニング、お漏らしを繰り返す娘に焦るも先生は…
ライター:SAKURA
Upload By SAKURA
広汎性発達障害の娘が幼稚園に通っていたころ、とても苦労したのがトイレトレーニングでした。
監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
娘が幼稚園に通うころ、苦戦したのは…
広汎性発達障害の娘は、4月から小学5年生。
苦手なことはまだ多くありますが、頼れるお姉ちゃんで、今では私のサポートをしてくれる頼もしい存在になりました。
苦手なことはまだ多くありますが、頼れるお姉ちゃんで、今では私のサポートをしてくれる頼もしい存在になりました。
しかし、そんな娘が長く苦労したことがありました。
それは…トイレトレーニング。
それは…トイレトレーニング。
褒めても怒っても伝わらない?!苦戦続きのトイレトレーニング
3歳、トイレトレーニングは失敗続き。
娘が本格的にトイレトレーニングを始めたのは、3歳になったばかりのころ。入園した幼稚園がオムツ禁止だったため、そこから強制的なパンツ生活になりました。
当時の娘は、言葉でのコミュニケーションがほとんど取れない状態。幼稚園に迷惑をかけてしまうことは、目に見えていました。
実際始まった幼稚園生活で、娘は何度も何度もお漏らしをし、帰るときはいつも大量の着替え…。
当時の娘は、言葉でのコミュニケーションがほとんど取れない状態。幼稚園に迷惑をかけてしまうことは、目に見えていました。
実際始まった幼稚園生活で、娘は何度も何度もお漏らしをし、帰るときはいつも大量の着替え…。
娘は、トイレの事前報告どころか、事後報告もできず、パンツが濡れた状態でもまったく気にならないようで、漏らしたまま遊び続けていました。
お漏らしのたびに、先生に着替えさせてもらっていることを想像すると、私はいつも申し訳なくなっていました。
このままでは、先生に悪い…家でもちゃんとトイレトレーニング頑張らなければ!と思いました。
お漏らしのたびに、先生に着替えさせてもらっていることを想像すると、私はいつも申し訳なくなっていました。
このままでは、先生に悪い…家でもちゃんとトイレトレーニング頑張らなければ!と思いました。
まったく進まないトイレトレーニングに、幼稚園の先生は…
しかし、言葉が通じない娘相手のトイレトレーニングは全くうまくいかず、いろんな人からアドバイスしてもらった方法も、娘にはことごとく効果なし…。
私はトイレトレーニングに常に頭を抱えていました。
私はトイレトレーニングに常に頭を抱えていました。
クラスの子から、漏らしていることをからかわれたりする姿も見かけました。娘は言葉が分からないのでニコニコしていましたが、私はその様子を見てかなしい気持ちになっていました。
園のお迎え時も、先生から大量の着替えを受け取るたび、こんなに頑張っているのに…またこんなに漏らしたのか…と思ってしまい、落ち込んでいました。
先生にも申し訳なく、毎回、
「迷惑をかけてすみません…ごめんなさい…」と言っていました。
しかし、担任の先生はいつも笑顔でした。
先生にも申し訳なく、毎回、
「迷惑をかけてすみません…ごめんなさい…」と言っていました。
しかし、担任の先生はいつも笑顔でした。
正直、トイレトレーニングに疲れていた私。
その言葉で、肩の荷が降りた気がしました。
その言葉で、肩の荷が降りた気がしました。
発達支援施設を探してみませんか?
お近くの施設を発達ナビで探すことができます
温かく見守ってくれた先生。
その後、トイレトレーニングが終わったのは、4歳2ヶ月(年中さん)のとき。実に1年以上も幼稚園に迷惑をかけ続けましたが、先生はその間、トイレを失敗してしまった娘を一切責めず、私にプレッシャーを一度も与えることなく、対応してくれました。
トイレトレーニングが無事完了したときは、自分のことのように喜んでくれたことを今でも覚えています。
トイレトレーニングが無事完了したときは、自分のことのように喜んでくれたことを今でも覚えています。
今だから言えることですが、子どもの『できる』にはタイミングがあり、親がどんなに頑張っても、どうしてもうまくいかないときもあります。
同じクラスの子はほとんどみんな自分でトイレに行けている中で不安も感じましたが、先生は私が焦らないように何も言わず、娘のタイミングを待ってくれていたのだと感じます。
同じクラスの子はほとんどみんな自分でトイレに行けている中で不安も感じましたが、先生は私が焦らないように何も言わず、娘のタイミングを待ってくれていたのだと感じます。
初めてで、何もかも不安な幼稚園生活。親もひっくるめてみてくれる先生で、心から安心できました。娘のトイレトレーニングが、無事終わったのも、幼稚園の協力が不可欠でした。
今でも、幼稚園の先生には感謝しています。
今でも、幼稚園の先生には感謝しています。
専門家コメント(公認心理師 井上雅彦先生)
子どもの発達と園の方針のズレがあると、その間に立たされた親としてはそのギャップを埋めようと頑張りすぎてしまうこともあると思います。たとえば「担任の先生に悪いな」とか、「周りの子どもに指摘されて嫌な思いをしていないか」など、さまざまな心配事も増えていきます。そんな中、担任の先生は子どもの全体の発達を見てじっくり待つスタイルをとられ、それをご家庭と一緒に進められたことが良かったのだと思います。子どもにとって初めての集団生活であり、親にとっても不安の多い時期であったと思いますが担任の先生としっかりコミュニケーションを取っていくことがとても大切だということをあらためて実感しました。(監修:公認心理師 井上雅彦先生)
このコラムをかいた人の著書
うちの子、個性の塊です
すばる舎
Amazonで詳しく見る
うちの子、個性の塊です
すばる舎
楽天で詳しく見る
登園渋り、トイレトレーニング、他害。先生への配慮の依頼は?「園生活の困りごと」体験談コラムまとめ
発達障害とは?特徴・症状・分類や診断方法について【専門家監修】
“おやつの飴”も発音訓練用アイテム!?親子で言語トレを楽しく続ける永久保存版テク
発達支援施設を探してみませんか?
お近くの施設を発達ナビで探すことができます