好きなことがしたい!ADHD息子が普通科以外の進路選択を考えるきっかけになったのは?
ライター:かなしろにゃんこ。
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ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は小さいときから車が好きだけど同じくらい電車も好きでした。
近所に住む鉄道員になるための高校に通っているお兄さんに影響され、中2のときに運輸科がある学校のオープンスクールに行ってみました。
電車が好きだから鉄道の勉強をしたいって思ってくれるかな?という親の期待とは違う方向に転がって…。
高校の雰囲気を感じ、自分の目指したいものは一体何なのか⁉と気づいていったリュウ太なのでした。
監修: 新美妙美
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 特任助教
2003年信州大学医学部卒業。小児科医師として、小児神経、発達分野を中心に県内の病院で勤務。2010年信州大学精神科・子どものこころ診療部で研修。以降は発達障害、心身症、不登校支援の診療を大学病院及び一般病院専門外来で行っている。グループSST、ペアレントトレーニング、視覚支援を学ぶ保護者向けグループ講座を主催し、特に発達障害・不登校の親支援に力を入れている。
多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」の制作スタッフ。
ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太の中学時代のまんがコラムをこれまでにいくつか公開してきましたが、今回は後に就職に繋がる『進路選択』について考えるきかっけになったリュウ太の『ヤル気スイッチエピソード』になります。
小さい頃から電車や車が好きで中学2年生になるとなかなかのマニアになりつつあったリュウ太は車の専門誌を読んだり、地域を走るJRや私鉄電車の乗車制覇をしたりしていました。
同じ小学校出身でリュウ太と同じ趣味を持つ2つ年上のお兄さんが近所に住んでおり、
そのお兄さんは電車が好きで鉄道マンになるための学校に通っていました。
「鉄道マンになる専門の学校があるんだね~」、「どんな学校なのかね~」と親子で気になっていました。
小さい頃から電車や車が好きで中学2年生になるとなかなかのマニアになりつつあったリュウ太は車の専門誌を読んだり、地域を走るJRや私鉄電車の乗車制覇をしたりしていました。
同じ小学校出身でリュウ太と同じ趣味を持つ2つ年上のお兄さんが近所に住んでおり、
そのお兄さんは電車が好きで鉄道マンになるための学校に通っていました。
「鉄道マンになる専門の学校があるんだね~」、「どんな学校なのかね~」と親子で気になっていました。
リュウ太中2のある日、お兄さんのママにどんな学校か聞いてみると、「普通科と運輸科と機械科があって普通科の授業と専門的な授業のカリキュラムがある学校だよ!オープンスクールがあるから行ってみるといいよ!」と教えてもらいました。
そこは上野駅の側にある創立120年以上の学校で日本に鉄道が敷かれるようになって産業化が進む中、鉄道員を育てる役割を担ってきた学校でした。鉄道ビジネスのノウハウを学ぶ運輸科は普通科と同じく進学にも対応できるカリキュラムがあり、機械科では自動車の整備を学ぶことができるとのことでした。(現在は機械科はありません)
リュウ太にとっては好きな分野の学校でしたが、最初は高校ってどんなところかイメージがわかなかったらしく親に引っ張られるがままにオープンスクールについていったのでした。
そこは上野駅の側にある創立120年以上の学校で日本に鉄道が敷かれるようになって産業化が進む中、鉄道員を育てる役割を担ってきた学校でした。鉄道ビジネスのノウハウを学ぶ運輸科は普通科と同じく進学にも対応できるカリキュラムがあり、機械科では自動車の整備を学ぶことができるとのことでした。(現在は機械科はありません)
リュウ太にとっては好きな分野の学校でしたが、最初は高校ってどんなところかイメージがわかなかったらしく親に引っ張られるがままにオープンスクールについていったのでした。
その頃のリュウ太はまだ中2でしたが、私は早めに学校見学をしていく中で進学への意識が芽生えたりヤル気を刺激できるんじゃないかと考えていました。
運輸科では運転シミュレーターソフトを使った体験ができたり、校内にミニ鉄道が走っていたりオープンスクールで校内が華やかに飾られて楽しい雰囲気もありリュウ太は大興奮!
機械科の教室では車のエンジンを組むデモンストレーションをしていたりしてリュウ太は「オレこの学校に入りたい!」と目を輝かせていました。
運輸科では運転シミュレーターソフトを使った体験ができたり、校内にミニ鉄道が走っていたりオープンスクールで校内が華やかに飾られて楽しい雰囲気もありリュウ太は大興奮!
機械科の教室では車のエンジンを組むデモンストレーションをしていたりしてリュウ太は「オレこの学校に入りたい!」と目を輝かせていました。
いつもダメダメな息子ですが、その様子を見て母は心の中で「よしよし、計画通りだわ!やりたいことが見つかり、これで勉強を頑張る方向にいくわね」と鼻息荒く、久々に大きく期待していたのでありました。
学生さんたちがワイワイやっている出店で焼きそばを食べながら「運輸科と機械科どっちがいいと思う?オレ電車好きだけど自分に合うのは機械科かもしれない」と選択しはじめたのでした。
予想外に進路のことを考えてくれているんだなと焼きそばを食べながら母はテーブルの下で「よっしゃー!」とガッツポーズ。
学生さんたちがワイワイやっている出店で焼きそばを食べながら「運輸科と機械科どっちがいいと思う?オレ電車好きだけど自分に合うのは機械科かもしれない」と選択しはじめたのでした。
予想外に進路のことを考えてくれているんだなと焼きそばを食べながら母はテーブルの下で「よっしゃー!」とガッツポーズ。
帰りに機械科にもう一度寄って在学生に機械科のカリキュラムやこの科を選択してみた感想を聞いたりしました。
質問に答えてくれた先輩は「車が好きなら楽しい科ですよ!でも自分は機械に強いと思っていたけれど、やはり大変、電気やエンジンなど正直ついていけないな~と思うこともありますよ」と言います。
このコメントをリュウ太自信はどう感じたのか聞いてはいませんがオレがやれるだろうか?と少しは感じたかもしれません。
しかし、この日をきっかけにリュウ太は専門に学べる学校に意識が向いたと感じています。
パンフレットではわからない、志望する学校の雰囲気を直に感じに行くのはとても良い経験になるな、と思いました。
親は子どものやる気に合わせて学費の準備も始めなければなりませんから、校風を見て高い学費を払う価値があるものか判断することも重要だと感じています。
質問に答えてくれた先輩は「車が好きなら楽しい科ですよ!でも自分は機械に強いと思っていたけれど、やはり大変、電気やエンジンなど正直ついていけないな~と思うこともありますよ」と言います。
このコメントをリュウ太自信はどう感じたのか聞いてはいませんがオレがやれるだろうか?と少しは感じたかもしれません。
しかし、この日をきっかけにリュウ太は専門に学べる学校に意識が向いたと感じています。
パンフレットではわからない、志望する学校の雰囲気を直に感じに行くのはとても良い経験になるな、と思いました。
親は子どものやる気に合わせて学費の準備も始めなければなりませんから、校風を見て高い学費を払う価値があるものか判断することも重要だと感じています。
その後、死んでも勉強はやりたくないと拒否してきたリュウ太が個人塾に通うようになり、ゆっくりですが次第に変化が出てきたのでした。
中3の進路相談で提出物ができていないことや、成績が悪いことで志望するその学校は難しいと先生に言われて諦めましたが、自分が目指せる範囲で自動車整備士の専修学校高等課を選択することになりました。
自分が好きなことでしか努力ができないですから、普通科以外の道もあることを視覚で感じさせることでヤル気に繋がったのではないかと思いました。
中3の進路相談で提出物ができていないことや、成績が悪いことで志望するその学校は難しいと先生に言われて諦めましたが、自分が目指せる範囲で自動車整備士の専修学校高等課を選択することになりました。
自分が好きなことでしか努力ができないですから、普通科以外の道もあることを視覚で感じさせることでヤル気に繋がったのではないかと思いました。
しかし提出物が致命的にダメで泣けてきます、一つもできていないのでした。トホホ…。
……提出物で玉砕した経験から専修学校では提出物をほどほどに守り、やるようになったのでした (笑)
現在リュウ太は4月で23歳となり、車の整備士として地域にある自動車販売店のサービスで働いています。自分が好きなことを続けた結果、それが就労に繋がっていきました。
……提出物で玉砕した経験から専修学校では提出物をほどほどに守り、やるようになったのでした (笑)
現在リュウ太は4月で23歳となり、車の整備士として地域にある自動車販売店のサービスで働いています。自分が好きなことを続けた結果、それが就労に繋がっていきました。
執筆/かなしろにゃんこ。
専門家コメント 新美妙美先生(小児科医)
息子さんの高校進学時の進路選択の経緯について詳しく聞かせてくださりありがとうございます。
高校進学は、多くのお子さんにとって初めて本格的に「自分の将来」について考える機会です。義務教育の間は、基本的には住んでいる地域の学校へ進学することが多く、自分で進路を選ぶ場面はそれほど多くありません。しかし高校進学では、「どんな学校に行きたいか」「自分は何が好きなのか」「将来どんなことをしてみたいのか」といったことを考える必要が出てきます。また、学力や適性などの現実とも向き合うことになり、自分自身について考える大切な節目になります。
記事の中であったように、実際にオープンスクールへ足を運ばれたことはとても良い機会でしたね。進路の話を家庭や学校で聞くだけでは、子どもたちはなかなか具体的なイメージを持てません。実際に学校の雰囲気を感じたり、在校生の様子を見たり、授業や設備に触れたりすることで、「ここで学ぶ自分」を想像できるようになります。今回も、パンフレットだけでは得られない体験が、リュウ太さんの気持ちを大きく動かしたのだと感じました。
また、好きなことや興味のあることが、そのまま進路や職業に直結するとは限らない点も興味深いところです。電車が好きだから鉄道関係とは限らず、実際に見学してみたことで「自分には機械科のほうが合うかもしれない」と考え始めたことは、とても自然で大切なプロセスだったと思います。発達特性のあるお子さんの場合も、興味関心は進路を考える大きなヒントになりますが、それをどのような形で仕事や学びにつなげるかは、実際に見たり体験したりする中で少しずつ見えてくることが少なくありません。
結果として第一希望の学校には進まなかったものの、そこから自動車整備の道へつながり、現在のお仕事に結びついているというところまで聞かせていただき、多くの方が希望に感じるエピソードだと思いました。
進路選択は「最初の選択が正解だったか」を競うものではなく、その経験を通して自分に合う道を見つけていく過程が大切ですよね。
お子さんの興味を大切にしながら、実際に見て、感じて、考える機会をつくることの大切さを教えてくれる体験談でした。
(監修:小児科医 新美妙美先生)
高校進学は、多くのお子さんにとって初めて本格的に「自分の将来」について考える機会です。義務教育の間は、基本的には住んでいる地域の学校へ進学することが多く、自分で進路を選ぶ場面はそれほど多くありません。しかし高校進学では、「どんな学校に行きたいか」「自分は何が好きなのか」「将来どんなことをしてみたいのか」といったことを考える必要が出てきます。また、学力や適性などの現実とも向き合うことになり、自分自身について考える大切な節目になります。
記事の中であったように、実際にオープンスクールへ足を運ばれたことはとても良い機会でしたね。進路の話を家庭や学校で聞くだけでは、子どもたちはなかなか具体的なイメージを持てません。実際に学校の雰囲気を感じたり、在校生の様子を見たり、授業や設備に触れたりすることで、「ここで学ぶ自分」を想像できるようになります。今回も、パンフレットだけでは得られない体験が、リュウ太さんの気持ちを大きく動かしたのだと感じました。
また、好きなことや興味のあることが、そのまま進路や職業に直結するとは限らない点も興味深いところです。電車が好きだから鉄道関係とは限らず、実際に見学してみたことで「自分には機械科のほうが合うかもしれない」と考え始めたことは、とても自然で大切なプロセスだったと思います。発達特性のあるお子さんの場合も、興味関心は進路を考える大きなヒントになりますが、それをどのような形で仕事や学びにつなげるかは、実際に見たり体験したりする中で少しずつ見えてくることが少なくありません。
結果として第一希望の学校には進まなかったものの、そこから自動車整備の道へつながり、現在のお仕事に結びついているというところまで聞かせていただき、多くの方が希望に感じるエピソードだと思いました。
進路選択は「最初の選択が正解だったか」を競うものではなく、その経験を通して自分に合う道を見つけていく過程が大切ですよね。
お子さんの興味を大切にしながら、実際に見て、感じて、考える機会をつくることの大切さを教えてくれる体験談でした。
(監修:小児科医 新美妙美先生)
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