家と学校での時間は「星いくつ」?ASD息子の意外な評価
ライター:丸山さとこ
疲労度や楽しさなど、コウが今感じていることは”10段階でどれくらいなのか”をたずねることのある私です。
先日、ふと思い立ち「今の生活を”星いくつ”で表したらどうなる?」と聞いたところ、家庭や学校での生活について意外なレビューが返ってきました。
コウから見て、その場所は星いくつ?
家での生活は星5つが80%!
時々コウに「今、疲労度は10段階でどれくらい?」などと聞くことのある私ですが、先日ふと思い立ち「毎日の生活をレビューのように星の数で評価するとどんな感じ?」と聞いてみました。
すると「学校と家は違うからなぁ」と首をかしげるので、「家での生活は?」とたずねると、「星5つが80%って感じかなー」とのこと。その意外な高評価に「えっ、そうなの?」と驚きました。
毎日ガミガミ叱られたり「あれやった?これは?時間見てー!」と追い立てられたりしているので、『休日以外はあまりくつろげていないかもしれないなー』と思っていたのです。
星5つの次に多いのは星4つだと言うので、今のところ家での生活には概ね満足しているのだなぁ…と安心しました。
すると「学校と家は違うからなぁ」と首をかしげるので、「家での生活は?」とたずねると、「星5つが80%って感じかなー」とのこと。その意外な高評価に「えっ、そうなの?」と驚きました。
毎日ガミガミ叱られたり「あれやった?これは?時間見てー!」と追い立てられたりしているので、『休日以外はあまりくつろげていないかもしれないなー』と思っていたのです。
星5つの次に多いのは星4つだと言うので、今のところ家での生活には概ね満足しているのだなぁ…と安心しました。
学校での生活は星3つが60%!?
では学校はどうなのか?と聞いてみると、今度は「星2…いや、3つが50から60%で、星2つが30%かなー」と意外なほどからい評価をするコウ。
「毎日元気いっぱい登校していくのにそんなに低評価!?」と再び驚きました。
「毎日元気いっぱい登校していくのにそんなに低評価!?」と再び驚きました。
「え?学校あんまり楽しくない?嫌なことある?」とストレートに聞いてみたところ、「楽しいとか嫌とかじゃなくて、単純に人が多すぎて疲れるんだよね」との返答が返ってきました。
からい評価の理由は「人が多くて疲れるから」
聴覚の過敏が疲れの原因というわけではないそうで
「学校は人間の数が多くて疲れるんだよ」という話は、しばしばコウが口にすることです。
「それは人数が多くてザワザワうるさいとか、そういうことではないのね」と聞くと、「そう。単純に多くて疲れる」と”我が意を得たり”という顔でうなずきました。
「それは人数が多くてザワザワうるさいとか、そういうことではないのね」と聞くと、「そう。単純に多くて疲れる」と”我が意を得たり”という顔でうなずきました。
聴覚の過敏やカクテルパーティー効果が起きにくい特性による疲労なのであれば、イヤーマフなどの対策をとることもできます。ですが、「音がつらいということはあまりない」というコウの話からすると、現在のところ特に大きな対策はとれなさそうです。
(園児のころは聴覚の過敏があったコウですが、現在では逆に鈍麻が目立っている感じで、人の声や物音が耳に入らないこともしばしばあります)
(園児のころは聴覚の過敏があったコウですが、現在では逆に鈍麻が目立っている感じで、人の声や物音が耳に入らないこともしばしばあります)
家でくつろぐ時間を大切に…できるかな!?
学校で疲れることが多いというコウは、前回のコラムで書いたように「家が一番落ち着く」のだと言います。
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それなら家でのくつろぐ時間を大事にしたい…と思いつつ、
「ランドセルの中身出して分類してー」
「連絡帳と宿題の材料チェックするよ」
「時計見てー止まってるよー」
「もう遅いから一旦ご飯にしよう」
「テキパキ動こう、寝る時間だよ」
「待って机の上チェックしてから寝て」
といった具合に”催促・確認・注意喚起”が止まらない毎日を送っています。
改めて考えてみると、言われまくっているコウだけではなく私自身も落ち着かない毎日を送っているわけで…。親子共々、わずかな時間でもよいので”明確にリラックスできる時間”を持つように心がけたいなと思いました。
「ランドセルの中身出して分類してー」
「連絡帳と宿題の材料チェックするよ」
「時計見てー止まってるよー」
「もう遅いから一旦ご飯にしよう」
「テキパキ動こう、寝る時間だよ」
「待って机の上チェックしてから寝て」
といった具合に”催促・確認・注意喚起”が止まらない毎日を送っています。
改めて考えてみると、言われまくっているコウだけではなく私自身も落ち着かない毎日を送っているわけで…。親子共々、わずかな時間でもよいので”明確にリラックスできる時間”を持つように心がけたいなと思いました。
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