ママ友の「すぐ慣れるよ」に母まで焦り、娘を苦しめてた?場面緘黙は誤解されやすいから
ライター:まりまり

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現在小学4年生の次女。2年生のときに場面緘黙と診断されています。
そんな次女が年長さんのとき、保育園以外の同年代の子どもたちと関わりあう機会が多くできてから、新しい人たちとの関われなさがかなり目立ってきました。
何度誘っても新しい集団の中に入っていけない次女。そんなころのお話です。

監修: 三木崇弘
はりまこどものこころ診療所 院長
愛媛大学医学部卒。医学博士(東京医科歯科大学)、経営管理学修士(早稲田大学)。2013年より国立成育医療研究センターで児童精神科医として勤務。2019年よりフリーランスとして医療・教育・福祉・行政の現場で働く。2022年より地元兵庫県姫路市にUターンし、2025年4月「はりまこどものこころ診療所」を開設。
同年代の子どもたちの集団に入れない
保育園以外の同年代の子どもたちの集まりに参加した次女。私や長女、周りのママたちの誘いもむなしく、結局一人で私のところに戻ってきてしまい、集団に全く入っていけません。
本人に聞くと、一緒に遊びたい気持ちはあるし、みんなも誘ってくれるのに、全くなじめないでいました。
何回同じメンバーと一緒になっても全く慣れない
私が長女の学童の役員をやっていて、役員が長女の友人たちのママさんばかりだったので、「子どもを遊ばせながら集まろう!」という流れになり、結構頻繁に集まる機会がありました。その度に、みんなで顔を合わせるわけですが、次女は何度行っても様子は変わらず…いつまでたっても周りになじめずにいました。
結局、私が役員をやっていた1年かかっても全く慣れずに、同年代の子たちと遊ぶことができませんでした…。集団の場には何とかいることはできるし、一人では何とか遊べてるけど、全くコミュニケーションを取らない・取れないといった状態でした。
周りの反応
周りのママたちもそんな娘を気にかけてくれて、
「引っ込み思案なんだね~」
「今日の帰りまでには慣れるよ!」
「子ども同士はすぐ慣れるって」
「何回か会えば慣れるよ」
という感じで私に声をかけてくれました。
「引っ込み思案なんだね~」
「今日の帰りまでには慣れるよ!」
「子ども同士はすぐ慣れるって」
「何回か会えば慣れるよ」
という感じで私に声をかけてくれました。
結局1年経ってもほとんど慣れない次女を見て「保育園が違うからね~。学校行って毎日会えば、大丈夫だよ!」と、引き続き励ましの言葉をかけてくれました。(まあ、小学校に行ってさらに悪化するわけですが…。)
