教室から脱走!3歳グレーゾーン息子に集団行動を理解してもらうための秘策とは…?
ライター:keiko
集団行動が苦手で、すぐにクラスから脱走してしまうしのくん。
そんなしのくんをどうにかしたいという一心で考えついたのが「ドールハウス」と「お人形」でした。
これは、しのくんが3歳になったばかりのころのお話です。
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
集団行動が苦手なしのくん
3歳になったばかりのころ、しのくんは集団行動が苦手で、すぐにクラスから脱走してしまったり、順番を守ることができませんでした。
この当時、しのくんはしゃべることができる言葉も少なくて、こちらが言った言葉も理解できていないような状態でした。
この当時、しのくんはしゃべることができる言葉も少なくて、こちらが言った言葉も理解できていないような状態でした。
不安になった私は…
保育園の担任の先生に、家で何かできることはないか?と聞いてみましたが、「家で集団行動を学ぶのは難しい」と言われてしまいました。
ですが、先生に任せっきりにする罪悪感と、焦りが合わさって、このまま何もしないということは私にはできませんでした。そんな中「しのくんが集団行動できるようにしたい!どうにかしたい!」という思いからひらめいたアイデアが「ドールハウス」と「お人形」でした。
ですが、先生に任せっきりにする罪悪感と、焦りが合わさって、このまま何もしないということは私にはできませんでした。そんな中「しのくんが集団行動できるようにしたい!どうにかしたい!」という思いからひらめいたアイデアが「ドールハウス」と「お人形」でした。
お人形ごっこ
しのくんに集団行動を教えるために、保育園と同じ状況をつくる必要があると考えた私は、ドールハウス(学校)を購入しました。クラスのお友達も用意して、ピアノと椅子も用意して、家の中に保育園を再現することに成功しました。
そして、お人形ごっこを通して、しのくんに遊びながら、おうちで集団行動を教えていこうと試みました。
しかし…
しかし…
しのくんは、自分の持ってる人形をドールハウスの保育園から脱走させ、私が追いかけるのを楽しむという遊びをし始めました。
現実でもごっこ遊びでもしのくんはクラスから脱走し、上手くいきませんでした。
現実でもごっこ遊びでもしのくんはクラスから脱走し、上手くいきませんでした。