見る力・聞く力をトレーニング
みなさん、「ワーキングメモリ」という言葉を聞いたことがありますか? これは、別名「心のメモ帳」と呼ばれ、短い時間に心のなかで情報を保持し、同時に処理する能力のことを指します。
ワーキングメモリには「見る」と「聞く」の2種類があります。概して、記憶するには見て覚えるか、聞いて覚えるかの2つです。
視覚性のワーキングメモリを使う場面は、例えば、黒板をノートに書き写すとき。黒板を見て、覚えられる情報量が少なかったり保持できる時間が短かったりすると、何度も黒板を見直さなければなりません。
ワーキングメモリには「見る」と「聞く」の2種類があります。概して、記憶するには見て覚えるか、聞いて覚えるかの2つです。
視覚性のワーキングメモリを使う場面は、例えば、黒板をノートに書き写すとき。黒板を見て、覚えられる情報量が少なかったり保持できる時間が短かったりすると、何度も黒板を見直さなければなりません。
視覚の短期記憶や基礎力、情報整理の力を鍛える
そこで、「コグトレ」では、以下のような「覚える」課題で、視覚の短期記憶をトレーニングします。ほかにも、視覚認知の基礎力(模写・形の把握)をアップする「写す」課題、視覚情報を整理する力をアップする「見つける」課題もご紹介しましょう。「写す」「見つける」力も黒板を書き写すのに役立ちます。
「覚える」課題:視覚の短期記憶をトレーニング
文字の位置を10秒間しっかり見て覚えてね。10秒たったら何があったか書いてみよう。
「写す」課題:視覚認知の基礎力(模写・形の把握)をアップ
上の絵と同じように、点をつないで下に写してね。
「見つける」課題:視覚情報を整理する力をアップ
下の絵のなかにはみほんと同じ絵が1枚あるよ。見つけて番号をこたえてね。
ワーキングメモリで大事な「聞く力」
ワーキングメモリには、視覚性と聴覚性の2つがありますが、実は、パッと見て覚える分にはみなさん、そう大差はありません。人は、聞いて覚えるよりも、見て覚えるほうが得意な人が多いもの。だから支援教材には「見て分かる」系のものが多いのですね。
差がつくのは「聞く力」のほうです。
例えば、学校で先生から「教科書の25ページを開いて、3番と4番の問題を解いてください」と言われたら、「25ページ」「3番と4番」と言葉を順に覚える必要があります。先生の話を聞き取っては覚え、覚えながら次の話を聞き取るわけです。ただし、「聞く力」が弱かったとしても、トレーニング次第で高められる可能性はあります。
次に、そのための課題を紹介しましょう。
差がつくのは「聞く力」のほうです。
例えば、学校で先生から「教科書の25ページを開いて、3番と4番の問題を解いてください」と言われたら、「25ページ」「3番と4番」と言葉を順に覚える必要があります。先生の話を聞き取っては覚え、覚えながら次の話を聞き取るわけです。ただし、「聞く力」が弱かったとしても、トレーニング次第で高められる可能性はあります。
次に、そのための課題を紹介しましょう。