グレーゾーンの息子、「集中がもたない」「誰にでも話しかけちゃう」。ママ友に悩みをうち明けたらうらやましがられて…!?
ライター:keiko
しのくんは現在4歳の、発達障害グレーゾーンの男の子です。
今回は、ある日公園で出会ったママとの会話がきっかけで定型発達かそうでないのかの境界線が難しく、「グレーゾーン」について考えさせられたお話です。
監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
私が気になるしのくんの行動
しのくんは現在4歳の、発達障害グレーゾーンの男の子です。
今回は、ある日公園で出会ったママとの会話がきっかけで定型発達かそうでないのかの境界線が難しく、「グレーゾーン」について考えさせられたお話です。
今回は、ある日公園で出会ったママとの会話がきっかけで定型発達かそうでないのかの境界線が難しく、「グレーゾーン」について考えさせられたお話です。
2歳まで意味のある発語がなく、集団行動が苦手だったしのくん。そんなしのくんも4歳になって、ある程度しゃべることができるようになり、集団行動も少しずつですが慣れてきました。
そうすると、次に気になるところが二つでてきました。
そうすると、次に気になるところが二つでてきました。
一つ目は、「集中力は1時間が限界」。
集中力はもって1時間が限界で、それを過ぎると言うことを聞いてくれなくなる。
二つ目は、「人見知りがなく誰にでも話しかける」です。
例えば、水族館に行くと隣の知らない人に声をかけたり、公園では誰彼構わず「おはよー」「それ何ー?」などと声をかけに行きます。
集中力はもって1時間が限界で、それを過ぎると言うことを聞いてくれなくなる。
二つ目は、「人見知りがなく誰にでも話しかける」です。
例えば、水族館に行くと隣の知らない人に声をかけたり、公園では誰彼構わず「おはよー」「それ何ー?」などと声をかけに行きます。
この二つの行動に困っていました…。そして私は、これはきっとしのくんがグレーゾーンだからだと思っていたのです。
公園で出会ったママとの会話
ある日家の近くの公園で、しのくんと年齢の近い女の子のママと出会いました。
そのママとの会話が弾み、しのくんが療育へ通っていることなどを話し、最近悩んでいた「集中力は1時間が限界」のことや、「人見知りがなく誰にでも話かける」ことを打ち明けました。
すると…
そのママとの会話が弾み、しのくんが療育へ通っていることなどを話し、最近悩んでいた「集中力は1時間が限界」のことや、「人見知りがなく誰にでも話かける」ことを打ち明けました。
すると…
そのママから、「うちもそうです」とか「うらやましい」など、思いがけない返事が返ってきたのです。私はとても驚きました!
グレーゾーンとは?
公園で出会ったママとしゃべって、「グレーゾーンとは?」という疑問だけが残りました。
白黒はっきりしてないからグレーゾーンなんでしょうね。できるちゃあできるし、できないっちゃあできない…
ほかにもこんなことがありました。
白黒はっきりしてないからグレーゾーンなんでしょうね。できるちゃあできるし、できないっちゃあできない…
ほかにもこんなことがありました。