小・中不登校、「でも勉強は好き!」ASD娘が通信制高校に進学したら?勉強も部活もオンライン、娘らしく青春を謳歌!?

ライター:寺島ヒロ
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うちの娘いっちゃん(ASD・15歳)は、小さいころから入眠が難しく、睡眠時間が一定しないため小学校の高学年から不登校になりました。完全に行かないというわけではなく、朝起きられたときにはケロッと登校します。「勉強は嫌いじゃない、最近は割と好き」といういっちゃん。高校は通信制を選びました。

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監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。

睡眠時間がどうしても一定しない

わが家の凸凹兄妹の妹、いっちゃんは小さいころから眠るのが苦手で、眠ってもしばしば些細な物音などで目を覚まします。
小学生になると、入眠に苦労するのは変わらずですが、一度眠ると深く眠り込むようになりました。一旦眠り込むと起こしても起きないのです。当然、学校は遅刻してばかりです。
学校に行く気はあるが、どうしても起きられない娘。目が覚めると急いで家を飛び出していく。
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睡眠の記録を取ってみると…

実は母親である私自身、睡眠障害があり毎日覚醒する時間が遅れていく睡眠サイクルがあります。それで「もしや」と思い、いっちゃんの睡眠記録をつけ始めました。
  
実際に眠った時間だけではなく、眠いと言い出した時間、眠ったがちょっとだけ起きた時間、起床した時間を詳細に記録していくと、「1〜2時間ずつ睡眠時間が後ろにずれていく」ことが分かりました。
娘の一週間の睡眠日記の例(表)
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小学校5年生から不登校に

小学校低学年のうちは、起きると学校に行っていたのですが、4年生ぐらいになると、「11時を過ぎるとお昼ごはん食べに来たの?と、からかわれるから行かない!」と言って昼からは行こうとしなくなりました。
 
いっちゃんの睡眠時間は9時間。朝から活動しているのは月の半分ほどです。5年生から次第に行かない日が増え、6年生のときにはついに1/3ほどの出席率となり「不登校」となりました。
 
また中学校も、コロナで休校が続いたこともあり、ほとんど行くことができませんでした。
 
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