福祉×芸術を楽しむ冬に!「アール・ブリュット展」、藝大生作・感覚過敏疑似体験動画、障害のある出演者による舞台、OriHimeカフェ出張イベント、保護者支援アプリ「TOIRO」ほか、最新ニュースをご紹介
ライター:発達ナビニュース
2月のニュースコラムでは、認定NPO法人フローレンスによる子育て家庭支援のためのクラウドファンディング、渋谷で開催される「アール・ブリュット展」、藝大生がつくる感覚過敏の困りごと疑似体験動画、障害のある出演者による舞台、OriHimeカフェ出張イベント、保護者支援アプリ「TOIRO」など、おすすめの話題をピックアップしました。
目次
- 認定NPO法人フローレンス、親子の孤立を防ぎ、みんなで子どもを育てる社会の実現を目指す「みんなで子育てプロジェクト」を開始
- 東京都渋谷公園通りギャラリーにて、1月21日(土)~4月9日(日)に「アール・ブリュット ゼン&ナウ Vol.2 Echoこだま返る風景」開催
- 「アート×福祉」をテーマとする東京藝大「DOOR」、感覚過敏疑似体験動画「ハルの世界 〜感覚過敏のぼくが電車に乗るまで〜」を制作
- 一般社団法人Get in touch主催、まぜこぜ一座公演『歌雪姫と七人のこびとーず』、3月5日(日)東京・渋谷にて開催決定!
- 信州大学医学部子どものこころの発達医学教室、子どもの多様な個性に合わせた保護者支援アプリ「TOIRO」思春期対応版をリリース
- 分身ロボット「OriHime」が接客を行う「期間限定地域キャラバンカフェ第2弾」2月18日(土)〜3月3日(金)にモディッシュ札幌にて開催!
認定NPO法人フローレンス、親子の孤立を防ぎ、みんなで子どもを育てる社会の実現を目指す「みんなで子育てプロジェクト」を開始
児童虐待相談対応件数は年々増え続けており、虐待により死亡した子どもの約半数が0歳の赤ちゃんといわれています。その背景には、予期せぬ妊娠、DVや性被害といった望まぬ妊娠、経済的に厳しい状態に置かれていたり、社会的な孤立、親または子に障害や精神疾患がありサポートが必要など、様々な原因が考えられます。
虐待を防ぐには、妊婦や子育て中の親、子ども達がセーフティーネットに繋がっていることが重要です。
こうした課題を受けて、認定NPO法人フローレンスは、日本生命のNISSAYペンギンプロジェクトチームのサポートのもと「みんなで子どもを育てる社会」の実現に向けた取り組み「みんなで子育てプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトでは、クラウドファンディングを通してフローレンスの子ども・子育て支援の取り組みを拡大することを目的としています。
寄付金は、以下のような活動の拡大に活用することが明記されています。
・予期せぬ妊娠で悩む女性に向けた無料相談や出産後の生活支援を行ったり、生みのお母さんが希望した場合に特別養子縁組で赤ちゃんをあたたかい家庭につなぐ「赤ちゃん縁組事業」
・生活に困難を抱える子育て家庭に食品を無料で届けることをきっかけに、LINE等SNSでつながり、相談に乗りながら必要な支援につなぐ「こども宅食・デジタルソーシャルワーク事業」
・安価な訪問型病児保育サービスや食品の無料宅配を通してひとり親家庭の仕事と育児の両立を支える「ひとり親支援活動」
・新しい制度の設立を提言したり、社会の意識・文化のアップデートを進める「ソーシャルアクション」など
当クラウドファンディングへの寄付を通して、みんなで子どもを育てる社会づくり、虐待予防のための取り組みを応援してみてはいかがでしょうか。
※募集期間は2023年2月28日(火)まで
虐待を防ぐには、妊婦や子育て中の親、子ども達がセーフティーネットに繋がっていることが重要です。
こうした課題を受けて、認定NPO法人フローレンスは、日本生命のNISSAYペンギンプロジェクトチームのサポートのもと「みんなで子どもを育てる社会」の実現に向けた取り組み「みんなで子育てプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトでは、クラウドファンディングを通してフローレンスの子ども・子育て支援の取り組みを拡大することを目的としています。
寄付金は、以下のような活動の拡大に活用することが明記されています。
・予期せぬ妊娠で悩む女性に向けた無料相談や出産後の生活支援を行ったり、生みのお母さんが希望した場合に特別養子縁組で赤ちゃんをあたたかい家庭につなぐ「赤ちゃん縁組事業」
・生活に困難を抱える子育て家庭に食品を無料で届けることをきっかけに、LINE等SNSでつながり、相談に乗りながら必要な支援につなぐ「こども宅食・デジタルソーシャルワーク事業」
・安価な訪問型病児保育サービスや食品の無料宅配を通してひとり親家庭の仕事と育児の両立を支える「ひとり親支援活動」
・新しい制度の設立を提言したり、社会の意識・文化のアップデートを進める「ソーシャルアクション」など
当クラウドファンディングへの寄付を通して、みんなで子どもを育てる社会づくり、虐待予防のための取り組みを応援してみてはいかがでしょうか。
※募集期間は2023年2月28日(火)まで
※クリックすると、発達ナビのサイトから「READY FOR」の「みんなで子育てプロジェクト」ページに遷移します。
東京都渋谷公園通りギャラリーにて、1月21日(土)~4月9日(日)に「アール・ブリュット ゼン&ナウ Vol.2 Echoこだま返る風景」開催
2023年1月21日(土)~4月9日(日)に東京都渋谷公園通りギャラリーにて「アール・ブリュット ゼン&ナウ Vol.2 Echo こだま返る風景」が開催されます。「アール・ブリュット ゼン&ナウ」は、国内外のアール・ブリュットの動向において、長く活躍を続ける作家と、近年発表の場を広げつつある作家を、さまざまな角度から紹介する展覧会シリーズです。2回目にあたる「Echo こだま返る風景」では、建物や家が立ちならぶ街の風景を表現した作品が展示されます。
アール・ブリュットとは、「アウトサイダーアート」とも呼ばれ、「正規の美術教育を受けていない人による芸術」というような意味で用いられる概念です。
今回の展覧会では、さまざまな視点によって表現された街の風景が展示されており、外光が入る展示室の中で外の世界のつながりを感じながら鑑賞を楽しめるような展示構成となっています。また、ドローイングブックの上映や、資料スペースなども設けられています。
それぞれの作家の視点を通してみる風景を楽しみながら、アールブリュットについての知識、理解を深められる展覧会にぜひ足を運んでみてください。
アール・ブリュットとは、「アウトサイダーアート」とも呼ばれ、「正規の美術教育を受けていない人による芸術」というような意味で用いられる概念です。
今回の展覧会では、さまざまな視点によって表現された街の風景が展示されており、外光が入る展示室の中で外の世界のつながりを感じながら鑑賞を楽しめるような展示構成となっています。また、ドローイングブックの上映や、資料スペースなども設けられています。
それぞれの作家の視点を通してみる風景を楽しみながら、アールブリュットについての知識、理解を深められる展覧会にぜひ足を運んでみてください。
※クリックすると、発達ナビのサイトから「アール・ブリュット ゼン&ナウ Vol.2 Echoこだま返る風景」の公式サイトに遷移します。
<詳細>
【展覧会】アール・ブリュット ゼン&ナウ Vol.2 Echo こだま返る風景
【会期】2023年1月21日(土)~4月9日(日)(月曜日休館)
【開館時間】11時~19時
【会場】東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室 1、2
【入場料】無料
【出展作家】磯野貴之、古久保憲満、後藤拓也、佐藤慶吾、辻勇二、横溝さやか
【主催】(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー
【展覧会】アール・ブリュット ゼン&ナウ Vol.2 Echo こだま返る風景
【会期】2023年1月21日(土)~4月9日(日)(月曜日休館)
【開館時間】11時~19時
【会場】東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室 1、2
【入場料】無料
【出展作家】磯野貴之、古久保憲満、後藤拓也、佐藤慶吾、辻勇二、横溝さやか
【主催】(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー
「アート×福祉」をテーマとする東京藝大「DOOR」、感覚過敏疑似体験動画「ハルの世界 〜感覚過敏のぼくが電車に乗るまで〜」を制作
東京藝術大学では、「アート×福祉」をテーマに「多様な人々が共生できる社会」を支える人材を育成するプロジェクト「Diversity on the Arts Project (通称:DOOR)」を行っています。発達障害を手がかりとしたユニバーサルデザインの普及を図る、橋口亜希子個人事務所のHPの中で、DOORの授業の一環として制作された、感覚過敏の疑似体験動画「ハルの世界 〜感覚過敏のぼくが電車に乗るまで〜」が公開されました。
動画作成に際しては、リサーチから脚本、撮影録音、キャスト、編集まで、全てを受講生自らが行っており、感覚過敏の見えにくい困りごとが、映像や演出の力によって精細に表現されています。この動画では、感覚過敏がある人が交通機関を利用する場面に焦点が当てられており、さらには「合理的配慮」が行われる場面から、どのような声かけ、対応があるといいのか、についても具体的に考えられるようになっています。
特に、身近に感覚過敏などの特性がある方がいる方にとってこの動画は、感覚過敏特有の困りごとを想像し、効果的な対処法を考える上で良い材料になるのではないでしょうか。
動画作成に際しては、リサーチから脚本、撮影録音、キャスト、編集まで、全てを受講生自らが行っており、感覚過敏の見えにくい困りごとが、映像や演出の力によって精細に表現されています。この動画では、感覚過敏がある人が交通機関を利用する場面に焦点が当てられており、さらには「合理的配慮」が行われる場面から、どのような声かけ、対応があるといいのか、についても具体的に考えられるようになっています。
特に、身近に感覚過敏などの特性がある方がいる方にとってこの動画は、感覚過敏特有の困りごとを想像し、効果的な対処法を考える上で良い材料になるのではないでしょうか。
※クリックすると、発達ナビのサイトからYouTubeの「ハルの世界 ~感覚過敏のぼくが電車に乗るまで~」のページに遷移します。
※クリックすると、発達ナビのサイトから「藝大DOOR」の公式サイトに遷移します。