食事中の動画がやめられない!発達障害グレー息子の立ち歩き対策と、外食時のマナーに葛藤【専門家アドバイスも】
ライター:keiko
しのくんは現在5歳、発達障害グレーゾーンの男の子です。4歳を過ぎるまで、しのくんと外食へ行くのはいつもドキドキしていました。
今回はそんな外食のお話です。
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
しのくんと外食に行くのが怖かった時期
しのくんは現在5歳、発達障害グレーゾーンの男の子です。
4歳を過ぎるまで、しのくんと外食へ行くのはいつもドキドキしていました。2歳を過ぎたころからだったと思うのですが…しのくんと外食へ行くと、しのくんはすぐお店の中で立ち歩いてしまうようになりました。
4歳を過ぎるまで、しのくんと外食へ行くのはいつもドキドキしていました。2歳を過ぎたころからだったと思うのですが…しのくんと外食へ行くと、しのくんはすぐお店の中で立ち歩いてしまうようになりました。
ベルトがついた椅子が置いてあるお店は大丈夫なのですが、そんな椅子がないお店は大変でした。
しのくんが席から脱走しないように、私と夫でしのくんの両脇を挟み込んで座ったりして対策しましたが…次は机の下へ潜り込んで脱走します。いつもしのくんの肩や腰に手をおいて、脱走しないよう注意していました。
本当に外食に行きづらかった時期なので、友達が子どもと二人でカフェに行った話を聞いたり、家族で外食を楽しんでいる写真をSNSで見たりすると、すごく羨ましかったのを覚えています。
しのくんが席から脱走しないように、私と夫でしのくんの両脇を挟み込んで座ったりして対策しましたが…次は机の下へ潜り込んで脱走します。いつもしのくんの肩や腰に手をおいて、脱走しないよう注意していました。
本当に外食に行きづらかった時期なので、友達が子どもと二人でカフェに行った話を聞いたり、家族で外食を楽しんでいる写真をSNSで見たりすると、すごく羨ましかったのを覚えています。
対策がみつかる!?
そんなある日、外食中にまた席を離れそうになっていたしのくんに、ふと思いついてスマートフォンで動画を見せました。
すると、動画に夢中になり立ち歩きをしなかったのです!
食事中、子どもに動画を見せることには賛否両論あるかと思いますが、当時、立ち歩きに悩まれていた私はやった!と思い、その日から外食時にはスマートフォンで動画を見せるようになりました。
しのくんが逃げ出さないように体を抑える必要がなくなり、ついに落ち着いてお店で食事ができるようになったのです!
すると、動画に夢中になり立ち歩きをしなかったのです!
食事中、子どもに動画を見せることには賛否両論あるかと思いますが、当時、立ち歩きに悩まれていた私はやった!と思い、その日から外食時にはスマートフォンで動画を見せるようになりました。
しのくんが逃げ出さないように体を抑える必要がなくなり、ついに落ち着いてお店で食事ができるようになったのです!
しかし…
しのくんが食事中に脱走する心配がなくなって安心していたころ、ようやく私はハッとするのです。
当時しのくんは4歳。周りにいる子どもたちで、動画を見ながら食事しているのはしのくんだけだということに…。
当時しのくんは4歳。周りにいる子どもたちで、動画を見ながら食事しているのはしのくんだけだということに…。
「動画見ながらごはん食べてるの…、しのくんだけじゃない⁉︎」と気がついた私は焦り、早速しのくんからスマートフォンを取り上げようとしました。
「ごはんのときはスマホやめようね」と声をかけると、「えー?」と言いつつも動画を見るのをやめてくれました。
「ごはんのときはスマホやめようね」と声をかけると、「えー?」と言いつつも動画を見るのをやめてくれました。
しかし、次第にしのくんはソワソワしはじめ、卓上のものを触ろうとします。
そして、ごはんがくるのが遅かったらそれも待てなくて騒ぎ出してしまいます。
そして、ごはんがくるのが遅かったらそれも待てなくて騒ぎ出してしまいます。