LITALICOライフの勉強会について、ある中学3年生のお子さんのお母さまの体験ストーリー仕立てでご紹介します。

わが子は、中学3年生。ASD（自閉スペクトラム症）の診断を受けています。苦手なことも多く、登校も渋りがちだったため、中学卒業後の進路では発達障害に一定の配慮がある学校を探そうと考えています。

そこでいくつかの候補のうち、わが子に一番合いそうだと思っていた高校の説明会に行くと、その高校の卒業後の就職率が想像以上に低いことにショックを受けてしまいました。

「高校卒業後のことまでは深く考えていなかったけど、どんな高校を選ぶかが将来の息子の就労にも大きく影響するのだから、息子が大人になってからのことも考えないと…」

そう思った私は、ASDのあるわが子の高校卒業後の働き方の選択肢について調べてみたものの、調べるほどさまざまな選択肢が出てきて、余計に混乱してしまいました。高校の進学先を決めるためにも、わが子にあった就労の選択肢を整理したいとは思うものの、どうすればいいかも分からず…。

どうにかしようとネットで情報を集めていたある日、『親が知っておくべきイマドキの「障害者雇用」』という勉強会を目にしました。ASDも含めた障害者雇用の情報を整理したかった私にとって、ちょうど興味がある内容です。

無料で、オンラインで気軽に参加できる点も魅力的で、実際にLITALICOライフの勉強会『親が知っておくべきイマドキの「障害者雇用」』に参加することにしました。

勉強会では、具体的な就労の選択肢についての説明の前に、そもそも「どのような観点で就労先を選べばいいか」について考え方を分かりやすく解説してくれました。特に「安定就労のために必要な要素は何か」については、具体的な就労の選択肢と事例をセットで示してもらったことで、とても理解しやすかったです。

勉強会が終わったあと、実際にASDのあるわが子に合った就労の選択肢を整理したところ、ゲームやパソコンが好きなわが子の「好き」を将来の仕事の活かせるような通信制高校も候補に入れるとよさそうだと思うようになりました。

勉強会に参加したことで、息子の将来を具体的にイメージした上で高校の進路を考えられるようになり、将来への不安はかなり少なくなりました。

これまで高校選びにあまり興味を示していなかった息子も通信制高校には興味を示してくれているので、今後は息子とも話し合いながら進路を決めていきたいです！

ほかにも、勉強会では職業選択後の自立に向けた準備についても解説されていました。

中でも私が特にドキッとしたのは、保護者だけでなく、子ども本人が自分の特性を深く理解することが子どもが将来自立するためには重要である、という話です。

勉強会で学んだことを活かして、今後は子ども本人が自分の特性について理解できるよう、少しずつサポートしていこうと思います。ずっと親として子どもの世話をできるわけではないからこそ、就労の先まで見据えて今から準備していきたいです。

LITALICOライフの保護者さま向け勉強会「親が知っておくべきイマドキの『障害者雇用』」は、発達障害のあるお子さまが安定して働く上で重要なポイントや具体的な働き方や住まいなどの選択肢を知ることができる勉強会です。
チャットで気になることを専門家に直接質問できたり、勉強会の参加者は無料の個別面談を受けることもでき、お子さま一人ひとりにあった情報を手に入れることができます。

【こんな情報が分かる！】
・障害者雇用ってどんなかんじだろう？
・無理せず安定して働くためにはどうしたらいいの？
・親なきあとの子どもの生活が不安