不器用な発達グレー息子、お箸が急に上達した理由は?大事なのは練習よりも…
ライター:keiko
しのくんは現在5歳。
発達障害グレーゾーンの男の子です。
しのくんは4歳を過ぎるまでお箸を使えませんでした。
そんなしのくんがお箸を使えるようになるまでのお話をしたいと思います。
監修: 森 しほ
ゆうメンタル・スキンクリニック理事
ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックにて勤務。産業医として一般企業のケアも行っている。
・ゆうメンタルクリニック(上野/池袋/新宿/渋谷/秋葉原/品川/横浜/大宮/大阪/千葉/神戸三宮):https://yuik.net/
・ゆうスキンクリニック(上野/池袋/新宿/横浜):https://yubt.net/
同じクラスの子がみんなお箸を使っている!? 焦る母
しのくんは現在5歳。発達障害グレーゾーンの男の子です。
しのくんが2歳頃、保育園では同じクラスの子どもがみんなお箸を使っていることを知りました。
しのくんが2歳頃、保育園では同じクラスの子どもがみんなお箸を使っていることを知りました。
当時のしのくんはまだスプーンやフォークも握るように持っている状態で、お箸を使うどころではなかったのですが、同じ年の子どもがいるママ友に聞いてみたところ、やはり「お箸で食べている」というではありませんか……!
すでにしのくんは「お箸を使えるような年齢」なのだと知った私は、これはまずい! と思い、さっそく家で練習をすることにしました。
すでにしのくんは「お箸を使えるような年齢」なのだと知った私は、これはまずい! と思い、さっそく家で練習をすることにしました。
お箸の練習を開始。試行錯誤するもうまくいかず……
しかし、いきなり普通のお箸で練習するのはハードルが高すぎる! と思ったので、まずは補助箸で練習してみることにしました。
どれがいいのか分からず、お店で売っているいろんな種類の補助箸を買って試しましたが、なかなかうまくいきません。
お箸の正しい持ち方(3点持ち)を教えようとしても、握りしめて持つほうが楽なようで、スプーンを握りしめて、「しのくんこれがいーの!」と訴えてきます。
どれがいいのか分からず、お店で売っているいろんな種類の補助箸を買って試しましたが、なかなかうまくいきません。
お箸の正しい持ち方(3点持ち)を教えようとしても、握りしめて持つほうが楽なようで、スプーンを握りしめて、「しのくんこれがいーの!」と訴えてきます。
なかなかお箸の練習が進まないことに悩んだ私は、ことばの先生や、作業療法の先生に相談してみました。すると意外にも「年長でも使えない子は多いよ、焦らなくて大丈夫!」という答えが返ってきました。
内心、本当かな……? と思いながらも、せっかくの食事の時間が苦痛になってしまうのもかわいそうだと思い、お家での練習はいったんお休みすることにしたのです。
内心、本当かな……? と思いながらも、せっかくの食事の時間が苦痛になってしまうのもかわいそうだと思い、お家での練習はいったんお休みすることにしたのです。
お箸の練習をやめて2年……。4歳になったしのくん
家でのお箸の練習をやめてあっという間に2年が経ち……相変わらずお箸は使えないまま、しのくんは4歳になりました。
4歳を過ぎてもお箸を使えないしのくんに焦った私は、もう一度お箸の練習を頑張ってみることにしました。
4歳を過ぎてもお箸を使えないしのくんに焦った私は、もう一度お箸の練習を頑張ってみることにしました。
今回は、ことばの先生におすすめされた、手を添えるだけで「3点持ち」が楽にできるという補助箸を用意。見慣れないお箸に興味がわいたのか、しのくんもやる気を見せてくれました。
すると、あれほど苦戦していた3点持ちを簡単にすることができたのです。そして3ヶ月ほど練習した結果、しのくんは4歳5ヶ月でついにお箸を使えるようになりました!
すると、あれほど苦戦していた3点持ちを簡単にすることができたのです。そして3ヶ月ほど練習した結果、しのくんは4歳5ヶ月でついにお箸を使えるようになりました!