テスト100点でも喜びの報告なし!中1自閉症娘、「気持ちの共有」に無頓着なワケ
ライター:SAKURA
広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、中学1年生。
娘が小学生の時、「テストが返されたら、設置されているお手紙ボックスに入れる」
というルールにしていたのですが……。
監修: 室伏佑香
東京女子医科大学八千代医療センター 神経小児科
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
筑波大学医学部卒。国立成育医療研究センターで小児科研修終了後、東京女子医科大学八千代医療センター、国立成育医療研究センター、島田療育センターはちおうじで小児神経診療、発達障害診療の研鑽を積む。
現在は、名古屋市立大学大学院で小児神経分野の研究を行っている。
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
中1自閉スペクトラム症娘、テストで100点を取っているのに…!?
広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、中学1年生。
娘が小学生の時、「テストが返されたら、設置されているお手紙ボックスに入れる」というルールにしていたのですが……
娘が小学生の時、「テストが返されたら、設置されているお手紙ボックスに入れる」というルールにしていたのですが……
100点だとしても自分から報告してくれることはほとんどなく、私たちが気がついて「100点じゃん!」と言うと「そう、100点」と言うだけでした。
中学に入学してからは、テストはまとめて行われるようになり、頻繁にテストを確認する機会が減ったのですが……
中学に入学してからは、テストはまとめて行われるようになり、頻繁にテストを確認する機会が減ったのですが……
小テストや単元テストで100点を取っても、まったく言わない娘。
連絡帳で満点を取ったことを初めて知り、「満点だったの?」と聞くと「うん」と言うだけ。
連絡帳で満点を取ったことを初めて知り、「満点だったの?」と聞くと「うん」と言うだけ。
「×」を嫌がり、100点にこだわっていた発達障害娘。癇癪を起こさなくなったワケを聞いてみると
娘の小さな頃を思い返してみると……
娘が今、反抗期だからというのもあるかもしれませんが、思い返してみると娘は、小さな頃からそうでした。2歳の頃、初めて発達支援センターでカウンセリングを受けた時……
近くで遊んでいる娘が、一度も私のところに戻ってこないことを指摘されました。たしかに娘は、何か楽しいことがあった時も私に笑いかけることも、姿を確認することもありませんでした。
絵を描くのが好きでしたが、描いても見せに来ることはなく、テレビも絵本も、常に一人。思い返せば、娘の楽しさはいつも自己完結していて、人に伝えて一緒に楽しもうという、共有する気持ちはないようでした。
絵を描くのが好きでしたが、描いても見せに来ることはなく、テレビも絵本も、常に一人。思い返せば、娘の楽しさはいつも自己完結していて、人に伝えて一緒に楽しもうという、共有する気持ちはないようでした。
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言葉が増えてもそれは変わらず
大きくなり、言葉が増えてもそれは変わらず、学校であったことは聞かないと教えてくれないし、それ自体にあまり関心がない場合は、忘れていて、先生から詳細を聞き、やっと思い出すということもあります。
子どもによく見られる「ママ、聞いて~見て~」ということがほとんどなかったため、私は二人目(長男)の時に初めて体験したほどでした。