3歳児健診、おむつ息子の尿検査どうする!?当日の光景にショック、それでも…

ライター:鳥野とり子
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わが家の息子ねこ太は在胎27週930グラムで産まれた早産児。現在小学1年生。ADHDグレーゾーンで特別支援学級に在籍しています。そんな息子の3歳児健診は、まず健診を受けるまでの準備からかなり大変でした……。

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監修: 森 しほ
ゆうメンタル・スキンクリニック理事
ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックにて勤務。産業医として一般企業のケアも行っている(産業医のご依頼を随時受付中)。 ・ゆうメンタルクリニック(上野/池袋/新宿/渋谷/秋葉原/品川/横浜/大宮/大阪/千葉/神戸三宮/京都/名古屋):https://yuik.net/ ・ゆうスキンクリニック(上野/池袋/新宿/横浜):https://yubt.net/ ・横浜ゆう訪問看護ステーション(不登校、引きこもり、子育て中の保護者のカウンセリング等お気軽に):https://yokohama.yuik.net/shinyoko-houkan/

市から届いた3歳児健診のお知らせ。それを見て驚いた理由とは……

市から届いていた3歳児健診のお知らせ。そこには「視力検査」「発達チェック」「尿検査」と書いてあり、母はそれを読み衝撃が走る!
市から届いていた3歳児健診のお知らせを見てショック!
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私が住んでいる市では3歳過ぎの時に健診があります。
わが家にも息子が3歳を過ぎた頃に健診のお知らせが届いたのですが、そのお知らせを読んで衝撃が走りました。

・検尿の提出
・家で視力検査を実施
・発達チェック項目


検査に行く前からハードルが高い……。
検尿も視力検査もできる気がしなかったので市に電話をして相談したところ、「無理せずできる範囲で良い」と言っていただいてひと安心。できるところまで頑張ってみようと思い、息子ができそうな方法を調べることにしました。

3歳児健診の最大のハードル!? 【尿検査】。採尿パックのおかげで無事に採尿完了!

採尿パックをペタっと貼って、あとはおしっこが出るまで放置しておくだけ。採尿パックのおかげで無事に検尿が提出できました!
採尿パックをペタっと貼って、あとはおしっこが出るまで放置しておくだけ。採尿パックのおかげで無事に検尿が提出できました!
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3歳の時点で息子はトイレトレーニング(トイトレ)が完了していませんでした。
だいぶトイレでできるようになっていましたが、まだおむつを履いていて時々おむつにおしっこをしている状態だったのです。

何度か朝イチに採尿できないかチャレンジしてみましたが失敗の連続で、おしっこを紙コップに採取するのは難しい状況でした。どうすれば採尿ができるかインターネット検索した結果、採尿パックという素晴らしいアイテムを見つけたのです!

意外と知られていないアイテムかもしれませんが、本当に便利でした。
イラストのようにペタっと貼って、あとはおしっこが出るまで放置しておくだけ。おしっこをしたら袋の中に溜まるようになっているので、これを吸い上げて採尿完了! トイレでおしっこが出るのを待ち構えなくて良いのでめちゃくちゃ楽ちんでした。

自宅の近くで売っているお店を見つけることができなかったので、私はインターネットショップで購入しました。有料で分けてくれる小児科もあるそうなので、かかりつけの小児科に聞いてみるのも良いかもしれません。
子どもの採尿に困ったら採尿パック、おすすめです。

自宅で視力検査なんてできる気がしなかったけれど……

自宅で視力検査の練習をしたものの……息子は飽きてしまった様子。
自宅で視力検査の練習をしたものの……
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次に困ったのは視力検査。
3歳児でも答えられる鳥や魚のイラストが描いてある表が同封されていました。この表を壁に貼って、子どもに2メートル程離れた所に立って表を見てもらい、親が差したものを答える方式でした。

簡単にできるように思えたのですが……。
イラストに興味がない息子は片目を検査しただけで飽きてしまい、その後は何度チャレンジしても検査できず。
興味のないことに取り組むのが難しい息子は、この頃はたった数分でも集中することができませんでした。結局、自宅での視力検査はあきらめて当日健診会場で検査してもらうことにしました。
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できない項目が多くて凹んだ発達チェック

発達チェックでは、できない項目が多くて……。
発達チェックでは、できない項目が多くて……
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健診時に提出する問診票の記入は別に難しいものではありませんが、発達に特性がある子どもの保護者にとっては少し酷だなあと思いました。発達に関する項目にチェックをつける作業は【わが子の発達の遅れと向き合う】ことなのでちょっと凹みました。

別に完璧にできることを求められている訳ではないのですが、項目には平均的な3歳児ができることが書かれているので、現実を突きつけられた気分になってしまうのです。息子は運動発達がかなり遅れていたので、運動発達の項目はチェックができる項目が少なくて、私はしょんぼりしてしまいました。

いざ3歳児健診会場へ! そこで驚きの光景が‼

3歳児健診の会場ではほとんどの子がパンツで健診を受けていて、驚きが隠せない私。
3歳児健診の会場で驚きの光景が! ほとんどの子がパンツ!
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3歳児健診当日、会場入り口で受け付けを済ませてまず身体測定するために更衣室に通されました。

そこで驚きの光景が!
なんと、そこにいる10名以上の子がみんなパンツを履いていたのです。
オムツを履いているのは息子だけ。

「あぁ、もうみんな日中パンツで過ごしているのね……」と、私はショックを受けました。
会場の職員さんいわく「いつもはオムツを履いている子もけっこういるんだけど、今日はたまたまパンツの子ばっかりみたい」と言っていましたが、私にとってこの光景はなかなか衝撃的なものでした。

各検査は無事にできたけど、視力検査は……

視力検査は結局できず、後日眼科で検査をすることに。
視力検査は結局できず、後日眼科で検査をすることに
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どうなることかと緊張していましたが、身体測定、運動能力チェック、聴力測定、歯科健診はスムーズに終わりました。しかしここで息子の集中力が限界を迎えてしまい、視力検査は途中からグダグダで最後までできず……。

職員さんがかなり工夫して頑張ってくれましたが測定できないまま終了して、後日眼科に行くことになりました。
「全部この健診会場で済ませてしまえたら楽だったのにな」と思いましたが、なんと後日眼科に行ったおかげで、息子は少し弱視だということが判明しました。
集中力がないおかげで弱視が判明するという、まさに怪我の功名のような結果になりました。

できないことは多いけれど、成長を感じた3歳児健診

3歳児健診で感じた息子の成長。
3歳児健診で感じた息子の成長
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ほかの子にはできて息子ができない数々のことを目の当たりにして少し凹んだりもしましたが、1歳半健診の時とは比べ物にならないくらいに心身ともに成長していました。

少し落ち着きがなかったり待ち合いで動き回ったりはしたけれど、ちゃんと順番を待てたし、泣いたりせずに検査を受けられてすごいなと感動することのほうが多かったです。
そして、やや弱視ということも分かったので、3歳児健診に行って本当に良かったと思いました。

発達が遅いとこういう集団の健診は気が引ける方もいらっしゃるかもしれませんが、専門家に悩みを相談して意見を聞けたり、サポートを受けられる窓口を紹介していただけたりするので、発達についてまだどこにも相談できずに抱え込んでいる方は健診で相談してみてもいいかもしれませんね。
執筆/鳥野とり子

(監修:森先生より)
お子さん自身の成長に目を向けることができていて素晴らしいです。
健診はテストではありません、「できるか、できないか」で点数をつける場ではないのです。「ほかの子との比較」をついついしてしまうかもしれませんが、お子さんの成長は本当に人それぞれなので、比較して気にする必要はありません。

重要なことは、「お子さんにとってどんなサポートができるか」ということ。そのための健診です。
気になることがあったら気軽に専門家に相談してみましょう。
前の記事はこちら
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。


ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。


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