疲れた、だるい…学校の欠席が続いた小5娘。「学校に行きたいけど行けない」という原因は?

ライター:まりまり
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今年の4月に中学に進学した次女。
小学2年生の3学期に場面緘黙と診断されています。
次女は、小学5年生の時、初めての宿泊を伴う校外学習への参加後、しばらく学校に行けなくなってしまった時期がありました。
今回は、その時の次女の様子と、いろいろ心配して小児科を受診した時のことをお伝えします。

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監修: 室伏佑香
東京女子医科大学八千代医療センター 神経小児科
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
筑波大学医学部卒。国立成育医療研究センターで小児科研修終了後、東京女子医科大学八千代医療センター、国立成育医療研究センター、島田療育センターはちおうじで小児神経診療、発達障害診療の研鑽を積む。 現在は、名古屋市立大学大学院で小児神経分野の研究を行っている。

休み始めた理由は「だるい」「疲れた」で、家ではほとんど横になっていた

次女が小学5年生の5月に、初めての宿泊を伴う校外学習(1泊2日)へ参加しました。

「楽しかった」と言って帰ってきたものの、翌日から「だるい」「疲れた」と学校を休み始め、そのまましばらく学校へ行けませんでした。

最初は「疲れかな?」と思っていたのですが、数日休んでもだるさが取れない。日常生活上の必要なことすらままならなくなり、毎日の入浴も、入りたい気持ちはあるのに「だるい」といって入れず、私が髪を洗うなど手伝って、なんとか入っているような日もありました。
「だるい」と言って学校に行けなくなった次女。お風呂に入るのも手伝いが必要な状態に
「だるい」と言って学校に行けなくなった次女。お風呂に入るのも手伝いが必要な状態に
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心配になって、小児科受診

そんな日々を過ごしていましたが、あまりにだるそうだったので心配になり、小児科を受診することにしました。

かかっていた児童精神科クリニックもあったのですが、まずは身体的な病気がなにかあるのかも(貧血とか起立性調節障害とかよく聞くし……)と思い、取り急ぎ小児科へ行くことに。

小児科の先生に、次女の場面緘黙のことなど今までの事情を説明して、さらにいろいろ診察してもらった結果、身体の病気はなさそうとのお話でした。
小児科を受診したところ、身体の病気はなさそうということでひと安心
小児科を受診したところ、身体の病気はなさそうということでひと安心
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本当は、学校に行きたい……?

そこで、先生から次女に「次女さんは、本当は学校に行きたくない訳じゃないんだよね?」と質問がありました。なんて答えるのかドキドキして見守っていたところ、次女からは「……行きたい」との答えが。
「本当は学校に行きたくない訳じゃないんだよね?」とお医者さんに聞かれ、「……行きたい」と答えた次女
「本当は学校に行きたくない訳じゃないんだよね?」とお医者さんに聞かれ、「……行きたい」と答えた次女
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お医者さんに「大丈夫!学校行きたかったらまた行けるようになるよ!」と前向きな言葉で励ましてもらう
お医者さんに「大丈夫!学校行きたかったらまた行けるようになるよ!」と前向きな言葉で励ましてもらう
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先生は「大丈夫。学校行きたかったら、また行けるようになるよ」と、前向きにお話してくれました。

そこで、とりあえずしばらく漢方を飲んで、ゆっくり過ごしてみることに。この時、先生から前向きな言葉をかけていただいたことで、私の不安は少し和らぎました。
次ページ「次女の反応」

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