個人面談に呼ばれた6月
6月半ば、担任の先生に呼ばれて面談に伺いました。
あずさの聞かん坊エピソードがじゃんじゃん出て、「これを書いてほしい」と最後に出されたのは特別支援対象児の認定申請書。
まゆみの時にも書いたので加配のための書類だと思ったのですが、先生に確認すると「今年はすでに年度初めから増員されているので、新たな加配はないものと……」とのこと。じゃあ補助金が出るのかな?と思ったのですが、あずさの問題行動は視覚支援などのグッズで解決する類のものではないので、認定申請書を書きつつも「これを書いたところで改善しないのでは」と心配になりました。
あずさの状況は療育先に逐次共有していたので、この時もすぐに報告すると、保育士さんと心理士さんは「特別支援対象児!?そこまで!?」という反応……。そう、あずさは療育先では相変わらず良い子で通っており、保育園・療育先・家庭でそれぞれ見せている顔がまったく違うのでした。
あずさの聞かん坊エピソードがじゃんじゃん出て、「これを書いてほしい」と最後に出されたのは特別支援対象児の認定申請書。
まゆみの時にも書いたので加配のための書類だと思ったのですが、先生に確認すると「今年はすでに年度初めから増員されているので、新たな加配はないものと……」とのこと。じゃあ補助金が出るのかな?と思ったのですが、あずさの問題行動は視覚支援などのグッズで解決する類のものではないので、認定申請書を書きつつも「これを書いたところで改善しないのでは」と心配になりました。
あずさの状況は療育先に逐次共有していたので、この時もすぐに報告すると、保育士さんと心理士さんは「特別支援対象児!?そこまで!?」という反応……。そう、あずさは療育先では相変わらず良い子で通っており、保育園・療育先・家庭でそれぞれ見せている顔がまったく違うのでした。
本人の気持ちは
この頃のあずさは「D園たのしくない」「いきたくない」と言うばかり。
理由を聞いても黙ってしまうので、本心を聞きたくて「何を言ってもママは怒らないし悲しまないから、あずちゃんの気持ちを聞かせてほしいな」とお願いしました。すると……
理由を聞いても黙ってしまうので、本心を聞きたくて「何を言ってもママは怒らないし悲しまないから、あずちゃんの気持ちを聞かせてほしいな」とお願いしました。すると……
との言葉が。それ先生も同じこと言ってたで……と苦笑しそうになりながら、「そうかぁ、言うこと聞いてくれへんのはツライよなぁ」と頭を撫でると、「おともだちいらない。あずちゃん、ひとりでいい」と涙ぐんでいて、あずさなりにつらい思いをしているのが伝わりました。
それまではD園の先生方に対する申し訳なさが大きかったのですが、これがきっかけで転園を視野に入れるようになりました。しかし、転園先で同じようなことになる可能性もあるので慎重に考えなくてはいけません。
それまではD園の先生方に対する申し訳なさが大きかったのですが、これがきっかけで転園を視野に入れるようになりました。しかし、転園先で同じようなことになる可能性もあるので慎重に考えなくてはいけません。
あれこれ探りながらの転園
保育園・療育先・家庭で言動が変わる理由を考えた時に、おそらくD園の環境や雰囲気があずさには合わないのだろうと思いました。
あずさのクラスは30人近い大所帯なので、山登りや泥んこ遊びなどのアクティビティがいくら魅力的でも、それを楽しむ以前に騒がしさがしんどいのかもしれません。協働場面が多く、一斉指示が多いこともあずさには苦痛になっている可能性があります。また、わざと先生を困らせる行動は、多人数の中で自分だけを見てほしいという注目行動や、どこまで許されるかを測っている試し行動のような気がしました。
保育所等訪問支援の制度を使ってD園と連携を取ってもらうことも療育先に提案しましたが、問題の根が「大人数が合わない」という部分にあるならそこを変えるのは難しく、療育先からも「転園を選択肢に入れているなら訪問支援はできない。転園先でうまくいかなかった時にやりましょう」と断りがあり、覚悟を決めてD園に在園するか、転園するかの二択になりました。
さらに、療育先からは「あずさちゃんは保育園より、いっそ厳しめの幼稚園に入れてみては?」と私立幼稚園への転園も勧められましたが、私の考えではむしろ自由にいさせてくれる方針の園が合うように思えており、転園先の候補で療育先と意見が分かれたことにも悩みました。結局、経済面や通園距離からしても背伸びすることになるので幼稚園は選択肢から外すことにしましたが……。
日を置かず、市の保育担当課から特別支援対象児の認定申請に関する聞き取りの電話がありました。問題解決のために役所の人の力も借りようと思い、あずさの状況を説明した後で以下の点を相談してみました。
(1)実は転園を考えている
(2)近隣の園の空き状況が知りたい
(3)転園すると特別支援対象児の認定申請が宙ぶらりんになるが、市や園に迷惑がかかることがあるか
(3)については問題ないそうで、(1)(2)についても職員の方からさまざまなアドバイスをもらえました。
そして、まゆみが通うC園はもう定員に達していると聞いていたものの、ダメ元でC園の園長先生に相談してみると「まゆみちゃんのお迎えの時によく来るからあずさちゃんがどんな子かも分かってるし、一人ならギリギリ受け入れられますよ」と言っていただき、有難さに涙しながらC園への転園を決めました。
あずさのクラスは30人近い大所帯なので、山登りや泥んこ遊びなどのアクティビティがいくら魅力的でも、それを楽しむ以前に騒がしさがしんどいのかもしれません。協働場面が多く、一斉指示が多いこともあずさには苦痛になっている可能性があります。また、わざと先生を困らせる行動は、多人数の中で自分だけを見てほしいという注目行動や、どこまで許されるかを測っている試し行動のような気がしました。
保育所等訪問支援の制度を使ってD園と連携を取ってもらうことも療育先に提案しましたが、問題の根が「大人数が合わない」という部分にあるならそこを変えるのは難しく、療育先からも「転園を選択肢に入れているなら訪問支援はできない。転園先でうまくいかなかった時にやりましょう」と断りがあり、覚悟を決めてD園に在園するか、転園するかの二択になりました。
さらに、療育先からは「あずさちゃんは保育園より、いっそ厳しめの幼稚園に入れてみては?」と私立幼稚園への転園も勧められましたが、私の考えではむしろ自由にいさせてくれる方針の園が合うように思えており、転園先の候補で療育先と意見が分かれたことにも悩みました。結局、経済面や通園距離からしても背伸びすることになるので幼稚園は選択肢から外すことにしましたが……。
日を置かず、市の保育担当課から特別支援対象児の認定申請に関する聞き取りの電話がありました。問題解決のために役所の人の力も借りようと思い、あずさの状況を説明した後で以下の点を相談してみました。
(1)実は転園を考えている
(2)近隣の園の空き状況が知りたい
(3)転園すると特別支援対象児の認定申請が宙ぶらりんになるが、市や園に迷惑がかかることがあるか
(3)については問題ないそうで、(1)(2)についても職員の方からさまざまなアドバイスをもらえました。
そして、まゆみが通うC園はもう定員に達していると聞いていたものの、ダメ元でC園の園長先生に相談してみると「まゆみちゃんのお迎えの時によく来るからあずさちゃんがどんな子かも分かってるし、一人ならギリギリ受け入れられますよ」と言っていただき、有難さに涙しながらC園への転園を決めました。