その後のあずさ
転園後すぐは、新担任の先生から「聞いていた話と違って、何でもやってくれる良い子です」と言われていたあずさですが、1ヶ月ほどすると「様子見」が終わったのか、大方の予想通り自分のカラーを出すようになってきました。けれどC園のほうが少人数かつ保育中の自由度が高いためか、あまり嫌がらず通ってくれています。
強調しますが、D園も決して悪い園ではありませんでした。いろんなことを考えて悩んだ末に決めた園選びでしたが、説明会や見学だけでは分からなかった部分があずさ(とまゆみ)に合わなかったのだと思います。親が良かれと思ったことでも状況に合わせて時には方向転換することも大事なのだと思いました。
今回の転園騒ぎを機に、ずっと問題を絞り切れていなかったあずさの発達の弱さについて詳しく知りたくなり、正式に発達検査を受けることにもなりました。結果は今後に活かしていければと思います。
転園したことであずさは落ち着きを取り戻し、まゆみもあずさが一緒の園になってうれしそうにしていて、それぞれにとって良い結果になったのではないかと思います。受け入れていただいたC園の園長先生には本当に感謝しています。
強調しますが、D園も決して悪い園ではありませんでした。いろんなことを考えて悩んだ末に決めた園選びでしたが、説明会や見学だけでは分からなかった部分があずさ(とまゆみ)に合わなかったのだと思います。親が良かれと思ったことでも状況に合わせて時には方向転換することも大事なのだと思いました。
今回の転園騒ぎを機に、ずっと問題を絞り切れていなかったあずさの発達の弱さについて詳しく知りたくなり、正式に発達検査を受けることにもなりました。結果は今後に活かしていければと思います。
転園したことであずさは落ち着きを取り戻し、まゆみもあずさが一緒の園になってうれしそうにしていて、それぞれにとって良い結果になったのではないかと思います。受け入れていただいたC園の園長先生には本当に感謝しています。
執筆/にれ
(監修:室伏先生より)
にれさん、転園までの詳しい経緯を共有いただき、ありがとうございました。お子さんは不快な気持ちがあっても、何が嫌なのかを認識したり、言語化したりすることが難しいことも多いですよね。癇癪や泣くことが増えたり、行き渋りをしたり、ということを通して、一生懸命SOSを発信してくれている時には、園の先生と相談してできる範囲で環境調整をすることももちろん大事なことですが、転園も重要な手段だと思います。あずさちゃんも、おつらい気持ちを、一生懸命にれさんに訴えてくれたのですね。転園は勇気のいる決断だったことと思いますが、あずさちゃん、まゆみちゃん、そしてご両親にとって、よい方向に進んで本当によかったですね。
(監修:室伏先生より)
にれさん、転園までの詳しい経緯を共有いただき、ありがとうございました。お子さんは不快な気持ちがあっても、何が嫌なのかを認識したり、言語化したりすることが難しいことも多いですよね。癇癪や泣くことが増えたり、行き渋りをしたり、ということを通して、一生懸命SOSを発信してくれている時には、園の先生と相談してできる範囲で環境調整をすることももちろん大事なことですが、転園も重要な手段だと思います。あずさちゃんも、おつらい気持ちを、一生懸命にれさんに訴えてくれたのですね。転園は勇気のいる決断だったことと思いますが、あずさちゃん、まゆみちゃん、そしてご両親にとって、よい方向に進んで本当によかったですね。
このコラムを書いた人の著書
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。