発達が気になる3きょうだいとの帰省は戦略的に!?長距離移動を攻略!わが家流5つの工夫
ライター:スパ山
3人全員が発達特性があるわが家の子どもたち。旅行や帰省は楽しいものですが、発達障害のある子どもにとっては、普段と違う環境や長時間の移動がストレスになることも。そこで今回は、実際に効果的だったわが家流の工夫をご紹介します。
監修: 新美妙美
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 特任助教
2003年信州大学医学部卒業。小児科医師として、小児神経、発達分野を中心に県内の病院で勤務。2010年信州大学精神科・子どものこころ診療部で研修。以降は発達障害、心身症、不登校支援の診療を大学病院及び一般病院専門外来で行っている。グループSST、ペアレントトレーニング、視覚支援を学ぶ保護者向けグループ講座を主催し、特に発達障害・不登校の親支援に力を入れている。
多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」の制作スタッフ。
おもちゃ作戦!一時封印で新鮮さを演出
家族みんなでのお出かけや旅行、帰省は楽しいものですが、発達障害のある子どもにとっては、普段と違う環境や長時間の移動がストレスになることもあります。そこで、わが家ではちょっとした工夫を積み重ねて、できるだけみんなが快適に過ごせるようにしています。今回は、実際に効果的だったわが家流の方法をご紹介します。
まず、おもちゃ作戦からご紹介!
お出かけの約2週間前から、普段よく遊んでいるおもちゃの中でも「最近遊んでいないけどお気に入り」だったものをピックアップ。それらを見えないようにカバンや巾着袋に隠しておきます。こうすることで、お出かけ当日に取り出したとき、「久しぶり!」という感覚が生まれて新鮮に楽しんでくれます。
おもちゃを出すタイミングもポイントです。新幹線などの公共交通機関を利用する場合、子どもの機嫌が悪くなりそうな「ギリギリまで何もしない」が鉄則。少し退屈そうになってきたところで、まるでどこからともなく現れたかのようにおもちゃを渡します。この「サプライズ感」が意外と効果的。
一度にすべてを見せてしまうと「全部出して!」となりがちなので、上手に隠しつつ少しずつ追加していくのがコツです。飽きたら次のおもちゃ、というふうに時間を引き延ばせます。
お出かけの約2週間前から、普段よく遊んでいるおもちゃの中でも「最近遊んでいないけどお気に入り」だったものをピックアップ。それらを見えないようにカバンや巾着袋に隠しておきます。こうすることで、お出かけ当日に取り出したとき、「久しぶり!」という感覚が生まれて新鮮に楽しんでくれます。
おもちゃを出すタイミングもポイントです。新幹線などの公共交通機関を利用する場合、子どもの機嫌が悪くなりそうな「ギリギリまで何もしない」が鉄則。少し退屈そうになってきたところで、まるでどこからともなく現れたかのようにおもちゃを渡します。この「サプライズ感」が意外と効果的。
一度にすべてを見せてしまうと「全部出して!」となりがちなので、上手に隠しつつ少しずつ追加していくのがコツです。飽きたら次のおもちゃ、というふうに時間を引き延ばせます。
おやつ作戦!特別感と時間稼ぎの両立
おやつの準備も、一工夫。まず、子どもたちが大好きなおやつを少量用意します。これを最初に少しだけ渡すことで、まずは気分を盛り上げます。その後、「まあまあ好き」なおやつを選びますが、ここでのポイントは、小さくて食べるのに時間がかかるものを選ぶこと。例えば、一口サイズのクッキーやおせんべい、ゆっくりなめたりかんだりできるタイプのチューイングキャンディなどが活躍します。そして最後に登場するのが、普段は買わない特別感のあるおやつです。食玩や、ちょっとしたご褒美感のあるものを準備すると、さらに子どもたちの期待が高まります。
普段は「これ、あまり食べさせたくないな……」と思うようなおやつでも、長時間のお出かけや帰省のときだけは特例。ご機嫌のためなら背に腹は代えられません!(笑)こういう日限定だからこそ、子どもたちも「今日は特別なんだ!」と感じてくれるようです。
おやつを渡すときも、すべてを一度に出さず、少しずつ小出しにするのがコツです。「次は何が出てくるのかな?」とワクワクしながら楽しんでくれるので、意外とこれだけで時間を稼げます。こうした工夫で、おやつタイムを子どもたちにとって楽しいひとときに変えることができました。
普段は「これ、あまり食べさせたくないな……」と思うようなおやつでも、長時間のお出かけや帰省のときだけは特例。ご機嫌のためなら背に腹は代えられません!(笑)こういう日限定だからこそ、子どもたちも「今日は特別なんだ!」と感じてくれるようです。
おやつを渡すときも、すべてを一度に出さず、少しずつ小出しにするのがコツです。「次は何が出てくるのかな?」とワクワクしながら楽しんでくれるので、意外とこれだけで時間を稼げます。こうした工夫で、おやつタイムを子どもたちにとって楽しいひとときに変えることができました。
デジタル機器は最終兵器
タブレットやスマホは、わが家では「最終兵器」のような存在。いざというときのために、切り札として大事に温存しています。まずお出かけの直前に子ども向けの新しいアプリをダウンロードしておきます。インストール後に、自分で少し触ってチュートリアルや設定を済ませておき、遊び方を少しでも把握しておくのがミソ。現地で「できない!どうやるか分からない!」などのトラブルが起きてもすぐ対応できるように準備します。
でもこの強力な切り札、簡単には使いません。なぜなら、わが家の子どもたちは飽きっぽいところがあるので、使い始めると次の手がなくなってしまうからです。おもちゃ&おやつ作戦が尽きたら満を持して登場させます。
でもこの強力な切り札、簡単には使いません。なぜなら、わが家の子どもたちは飽きっぽいところがあるので、使い始めると次の手がなくなってしまうからです。おもちゃ&おやつ作戦が尽きたら満を持して登場させます。