小学校入学のストレス?急増した小1息子の気になる癖…家庭や学校でも影響が!?
ライター:プクティ
小さい頃から感覚過敏がある長男。小学校入学後、環境の変化のためか、今まで見たことのない行動を取るようになりました。
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
感覚過敏の息子。小学校入学後に起きた変化は?
小さい頃から洋服の素材や触感、太陽の光の眩しさなど、いろいろな感覚に敏感だった長男。何かを気にすることがきっかけで、ある行動が癖付いたりすることもよくありました。成長と共に行動の癖は変わったり、落ち着いたりしてきたのですが、小学校に入学して環境が変わったからか、いくつか新しい癖が出るようになりました。
かなり気になる新しい癖……。ついつい注意してしまうことも
その中でも少し困っていたのが、舌を鳴らす癖でした。舌を口の中ではじいて音を出すのですが、それがなかなか大きな音で、出先などで鳴らされると目立ってしまい気になるほどに。
家でもずっと舌を鳴らしているので、私もかなり気になってはいたのですが、注意するともっとひどくなったり、本人もストレスになったりするかもしれない……と考え、あえて指摘しないようにしていました。しかし、夫は我慢しきれず、舌鳴らしを強く注意してしまうこともありました。
学校内でも影響が!?特別支援学校の先生の考えは
長男の舌を鳴らす癖は学校でも出ていたようで、ある日先生からショッキングな連絡を受けました。長男が在籍している特別支援学級のクラスに聴覚過敏のある子がいたのですが、長男の舌鳴らしに耐えられず、別のクラスへ移動したと言うのです。
お友だちにも迷惑を掛けてしまうことになり、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。しかし、特別支援学級の先生も、「癖を注意して無理やりやめさせるのは良くない」という考えで、癖が落ち着くまで見守ろうと判断してくださり、しばらくお友だちとは距離をとることで対応するという結論になりました。
お友だちにも迷惑を掛けてしまうことになり、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。しかし、特別支援学級の先生も、「癖を注意して無理やりやめさせるのは良くない」という考えで、癖が落ち着くまで見守ろうと判断してくださり、しばらくお友だちとは距離をとることで対応するという結論になりました。