「お友だちと話してた」学校からうれしい報告…でも次女の本心は?通級指導教室利用での成長

ライター:まりまり
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今年の春で中学2年生になった次女。小学2年生の3学期に場面緘黙と診断されています。
次女は、小学5年生の1学期にしばらく学校に行けなくなった時期があり、その後は五月雨登校でなんとか頑張って学校に通っていましたが、その間ずっと、週1回は通級(通級指導教室)にお世話になっていました。
今回は、5年生の3学期に通級の先生からうれしい報告があった時のことをお伝えしたいと思います!

監修者初川久美子のアイコン
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

5年生の3学期、通級の先生からの電話

5年生も終わりに近づいてきた頃、通級(通級指導教室)で次女を担当してくれていた先生から電話がありました。

少し不安な気持ちで電話に出ると、先生のほうから
「次女さんなんですが、今日、とてもうれしいことがあったので共有しようと思いまして……!」
とお話がありました。
次女の通級の先生から電話が……
次女の通級の先生から電話が……
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それは、その頃次女が通級で取り組んでいた個別の活動についてでした。

次女の好きなことで、活動の場を広げる

次女はもともと絵を描くのが好きで、家でタブレットを使って好きなゲームのイラストをコツコツ描いていました。通級の先生がそれに注目してくれて、そのイラストを家で印刷し、通級の時間に次女がまとめて本の形に仕上げる、という活動をしてくれていました。

ただ、思ったより制作に時間がかかり、3学期中に仕上げるのが難しくなってしまいました。そこで、休み時間を使い、通級だけでなく自分のクラスの教室でも作業を進めることになったのです。

教室に作業の場を広げることによって、それまで次女と先生だけで実施していた活動に、クラスメイトが関わるきっかけになりました。
通級での個別活動が、クラスメイトとの交流のきっかけに
通級での個別活動が、クラスメイトとの交流のきっかけに
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クラスメイトが……

教室で先生と次女が作業をしていると、次女に対してクラスメイトの子が話しかけてきました。
「次女ちゃん、この絵を描くのにどのくらい時間がかかったの?」
イラストをきっかけにクラスメイトが話しかけてきて……
イラストをきっかけにクラスメイトが話しかけてきて……
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この頃の次女は、通級の先生とは少し話せるようになっていたものの、クラスメイトに対してはほとんど頷きか首振りでの対応が続いていました。でも、この時は「……2時間くらい」と、小さな声ですが答えることができたそうです。

次女が好きなゲームのイラストで、クラスメイトもそのゲームが好きだったため、その子の提案により、オンラインで一緒にゲームができるコード番号も交換したそうです。
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