「娘は発達障害かも」どこに相談すればいい?病院探しに奮闘、診断・服薬までのリアルな道のり
ライター:ゆたかちひろ

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大阪で暮らすアラフィフおばちゃん、ゆたかちひろです。私自身、ADHD(注意欠如多動症)の診断を受けています。2025年現在、大学生の長男と中学3年生の次女は、ADHD(注意欠如多動症)とASD(自閉スペクトラム症)です。次女の発達障害を疑い、治療につながるにはどうすれば良いか右も左も分からなかった状態から、今のかかりつけ医に行き着くまでの話です!

監修: 藤井明子
小児科専門医
小児神経専門医
てんかん専門医
どんぐり発達クリニック院長
東京女子医科大学大学院修了。東京女子医科大学病院、長崎県立子ども医療福祉センターで研鑽を積み、2019年よりさくらキッズくりにっく院長に就任。2024年より、どんぐり発達クリニック院長、育心会児童発達部門統括医師に就任。お子様の個性を大切にしながら、親御さんの子育ての悩みにも寄り添う診療を行っている。 3人の子どもを育児中である。
小児神経専門医
てんかん専門医
どんぐり発達クリニック院長
発達障害ってどこの病院行けばいいの??
次女が小学4年生の頃、度重なる問題行動(お金の持ち出し)や生活面での気になる点が重なり、「次女には発達障害の傾向があるのかもしれない……」と考えるようになりました。
次女の困りの原因を知りたくて、病院を受診しなくては!と思い立ったは良いものの、一体どこへ相談すればいいか分からない……。そういえば以前ママ友が、子どもが療育を受けていると言っていたっけ……。でも何ヶ月も待ったとか話していたなぁ。そもそも発達障害って精神科なの?心療内科?でも、小学生は小児科だよね?と、次々にいろんな考えが浮かんでくるのですが、考えたところで答えは出ません。
だったら病院のことは病院に聞けば良いのでは!?と、かかりつけの小児科へ行きました。そこで、これまでの経緯を説明したところ、すんなり発達障害の検査などを受けられる病院を紹介してもらえました。
次女の困りの原因を知りたくて、病院を受診しなくては!と思い立ったは良いものの、一体どこへ相談すればいいか分からない……。そういえば以前ママ友が、子どもが療育を受けていると言っていたっけ……。でも何ヶ月も待ったとか話していたなぁ。そもそも発達障害って精神科なの?心療内科?でも、小学生は小児科だよね?と、次々にいろんな考えが浮かんでくるのですが、考えたところで答えは出ません。
だったら病院のことは病院に聞けば良いのでは!?と、かかりつけの小児科へ行きました。そこで、これまでの経緯を説明したところ、すんなり発達障害の検査などを受けられる病院を紹介してもらえました。
これで診察してもらえる!と思いきや
紹介されたのは地域一番の大きな総合病院で、そこには小児科があり、何人も先生がいますが、発達障害の外来があるとは聞いたことがありませんでした。それもそのはず、その病院には定期的に小児専門の臨床心理士の先生が来るので、その日に合わせて発達障害の可能性などを診てもらい、その聞き取り内容に合わせて病院を紹介してくれるということでした。まどろっこしいとは思いました。でも、地域医療の中心になる大きな病院だからできることですよね。発達障害と一口に言っても、症状の度合いや、内容によっては合う病院も違ってくるだろうと思うので、確実に必要な治療に繋がれると思えば一番良い方法かもしれません。もし、予想が外れて発達障害とは違う問題があったとしても、その問題を解決する手段を教えてくれるだろうと、面談の予約を入れました。
面談の結果、発達障害の可能性があると言われ……
いざ面談!優しそうな女性の臨床心理士の先生で、次女も少し安心した様子。最初に私と次女が別々で面談しました。窓越しに次女を見ると、緊張しているのかずっと足をブラブラさせていました。今思えば、緊張もありましたが、お話に集中するために、勝手に体が動いていたのかもしれません。私も作業に集中している際、無意識に指をトントンやっていたりします。この記事を書く間も、次の文章が出てこないときにパソコンのキーボードを押し込まない程度に軽くトントン叩いています(笑)。
臨床心理士さんと次女の面談が終わり、同じ部屋に呼ばれて3人でお話ししたところ、やはり発達障害の傾向が見られるとのことで、医師の診察を受ければADHD(注意欠如多動症)だけではなく、ASD(自閉スペクトラム症)の診断が出るかもしれないと説明を受けました。そのため、さらに専門的な検査や治療ができる次の病院へと紹介状を書いてもらうことになりました。
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