3つ目の病院がかかりつけ病院に
紹介された病院は家から近い距離にある、小児専門の大きめの病院でした。その中に「小児神経科」があります。私は「小児神経科って初耳!」と思いましたが、発達障害に限らず、子どもの脳・神経・筋などの疾患を対象にした科だそうです。
そして、ついに迎えた初回の診察。やっと専門医に診てもらうことができます!その日の診察で早速、「発達検査」と「知能検査」を受けてはどうかという提案を受けました。検査で得意不得意が分かれば今後の困りごとへの対応も少しはやりやすくなるかも……と思ったのと、次女本人もぜひやりたいということだったので、1ヶ月後に発達検査と知能検査の予約を入れました。
検査結果が分かるのはさらに1ヶ月後。その結果も確認してもらった上で、次女はASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)と診断され、投薬治療へと進むことになりました。
病院を探そうと思い立ってから、診断を受けて実際に治療がスタートするまで3ヶ月ぐらいかかったことになります。ママ友に話を聞くと、それでもトントン拍子に話は進んでいるし、早いほうではないか、と言われました。
「次女の困りの原因を早く知りたい」「発達障害の投薬治療ができるなら、早く受けたい」と思っていたので3ヶ月はとても長く感じましたが、小児の発達障害が専門の医師や心理士は数が限られていると知り、徒歩圏で受診できるだけでも幸運だったと思います。
役所の保健福祉課だったり、学校のスクールカウンセラーだったり、いろいろと相談できる窓口はあるとあとから知りました。ですが、風邪を引いたり調子が悪い時にいつも診てもらっている小児科の先生からの紹介だったことで、次女自身も「これは病院での治療なんだ」と、スムーズに受診・投薬を受け入れることができたように思います。遠回りにも思えましたが、結果として本人の障害理解にも繋がり、最適な選択だったのかなと今は感じています。
そして、ついに迎えた初回の診察。やっと専門医に診てもらうことができます!その日の診察で早速、「発達検査」と「知能検査」を受けてはどうかという提案を受けました。検査で得意不得意が分かれば今後の困りごとへの対応も少しはやりやすくなるかも……と思ったのと、次女本人もぜひやりたいということだったので、1ヶ月後に発達検査と知能検査の予約を入れました。
検査結果が分かるのはさらに1ヶ月後。その結果も確認してもらった上で、次女はASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)と診断され、投薬治療へと進むことになりました。
病院を探そうと思い立ってから、診断を受けて実際に治療がスタートするまで3ヶ月ぐらいかかったことになります。ママ友に話を聞くと、それでもトントン拍子に話は進んでいるし、早いほうではないか、と言われました。
「次女の困りの原因を早く知りたい」「発達障害の投薬治療ができるなら、早く受けたい」と思っていたので3ヶ月はとても長く感じましたが、小児の発達障害が専門の医師や心理士は数が限られていると知り、徒歩圏で受診できるだけでも幸運だったと思います。
役所の保健福祉課だったり、学校のスクールカウンセラーだったり、いろいろと相談できる窓口はあるとあとから知りました。ですが、風邪を引いたり調子が悪い時にいつも診てもらっている小児科の先生からの紹介だったことで、次女自身も「これは病院での治療なんだ」と、スムーズに受診・投薬を受け入れることができたように思います。遠回りにも思えましたが、結果として本人の障害理解にも繋がり、最適な選択だったのかなと今は感じています。
執筆/ゆたかちひろ
(監修:藤井先生より)
発達特性について気になるとき、多くの方がまず小児科に相談されますが、それ以外にも市区町村の障害福祉課や学校のスクールカウンセラーなど、相談できる窓口は複数あります。また、専門医を探す際には「日本小児神経学会」のWebサイトで、発達障害診療を行っている医療機関のリストを確認することもできます。ゆたかちひろさんのように、いくつもの相談先に声をかけ、情報を集めながらお子さんに合った支援を見つけていく姿勢は、同じ状況にいる保護者の方々にとって大きな励みになると思います。
(監修:藤井先生より)
発達特性について気になるとき、多くの方がまず小児科に相談されますが、それ以外にも市区町村の障害福祉課や学校のスクールカウンセラーなど、相談できる窓口は複数あります。また、専門医を探す際には「日本小児神経学会」のWebサイトで、発達障害診療を行っている医療機関のリストを確認することもできます。ゆたかちひろさんのように、いくつもの相談先に声をかけ、情報を集めながらお子さんに合った支援を見つけていく姿勢は、同じ状況にいる保護者の方々にとって大きな励みになると思います。

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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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