【特別支援学校1年生】保育園時代は行事拒否だった息子。緊張で「土色の顔」になりながら見せた小1の成長に心が震えて
ライター:マミー・マウス子ビッツ
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4人の母のマミー・マウス子ビッツです!今回は特別支援学校小1の中度知的障害(知的発達症)の息子、とつおの初めての学習発表会の様子をレポします!
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
保育園時代の息子の発表会は……
今年4月に特別支援学校小学部の1年生になった息子、とつおの初めての学習発表会が先日行われました!保育園年長さんの頃の彼は毎日のように行き渋りし、発表会や運動会ではその場にいることを拒否して私と一緒に観覧席にいることがほとんどでした。息子なりに、ほかの子たちと同じようにできないことへの劣等感や、保護者などたくさんの人から注目されるような緊張と対峙する勇気が持てなかったのだと理解できるものの、当時の私は笑顔をつくりつつ落ち込むことも多かったです。ところが特別支援学校に入学すると当初の不安はどこへやら!日を追うごとに安心できる場所として、ほぼ行き渋りすることなく学校や放課後等デイサービスに通う毎日です。そしてついに、入学して約7ヶ月経った先日、初めての学習発表会が行われることに。
期待が膨らんだ練習風景!
学習発表会では、数グループに分かれてダンスなどを披露してくれるらしいということは、先生との連絡帳のやり取りや学校からのお便りを通して把握していました。また、当日着る衣装としてフォーマルなシャツとパンツを持たせてほしいと言われていました。感覚が少し過敏で普段なら襟のあるパリッとしたシャツは拒否するとつおが衣装をきちんと着られるのか、たくさんの保護者たちの前で踊れるのか若干心配ではありましたが期待もありました。入学後すぐに行われた運動会では、とつお含めどの子も自分なりの頑張る姿を見せてくれていたからです。さらに期待を後押ししたのは、家でニッコニコでダンス練習するとつおの姿でした。連絡帳で先生から「全体練習で衣装カッコよく着られましたよ!」などと記入もあり、私と夫は期待に胸膨らませて発表会当日を迎えたのでした。
迎えた当日の息子は……
さて実際はどうだったのかと言いますと……幕が開き私たちの目に飛び込んで来たのは、これまでに見たことがない息子の姿・表情でした。緊張のせいなのか顔色は赤黒く土のようで、笑顔をつくりたい気持ちは見えるものの表情筋がうまく言うことを聞いてくれない、とでも言いましょうか。さまざまな葛藤の中で感情と闘いながらも音楽に合わせ舞う息子に、私と夫は愛おしさとおかしさで泣き笑いするばかり。いつにも増してぎこちない動きではあるもののその場から逃げ出すことなくフォーメーションを守る息子に、心が震えました。数ヶ月前、保育園の運動会や発表会で逃げ惑っていた息子はもうそこにはいませんでした。
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特別支援学校での日々の積み重ねが形になった日
素晴らしい姿を見せてくれたのは息子だけでなく、もちろんほかの生徒さんたちみんなもでした。グループ分けはおそらく先生たちがその子の特性や性格に応じてバランスよく行われ、必要に応じた手助けはしつつも、入学式と比較して大きく成長したことは他人の目から見ても明らかでした。毎日の学校生活での働きかけの中で自分の居場所を見つけ、少しずつ自信を積み重ねてきたからこそ。息子はあの場でどうすることもできない感情と闘い立っていたんだなと伝わり、親として感無量でした。
きっと大丈夫だよ、と伝えたい
今、お子さんの成長や発達で不安や心配を抱えている保護者の方たちに今回私が感じた気持ちをシェアすることで、「きっと大丈夫だよ」と伝えたい。あの頃たくさんの人たちの前で逃げ惑っていた息子は、自分を守るために正しい行動をしてくれていたんだと、今なら思うのです。小さな一歩でも、積み重ねた先に必ず大きなその子なりの成長を見せてくれる時が来るのですから!
執筆/マミー・マウス子ビッツ
(監修:初川先生より)
とつおくんが特別支援学校の小学部1年生になり、初めての学習発表会を迎えたエピソードをありがとうございます。保育園時代は行き渋りがあったり、大きな行事では保護者席で過ごしていたりしたとつおくん。1年生になり、特別支援学校が「日を追うごとに安心できる場」になり、着実に成長している様子、発表会の練習に取り組む様子、とつおくんにとって、安心できる場だからこそめきめき成長していることがうかがえました。
発表会当日は観客も多く、リハーサルとも違う緊張感、高揚感の中でさまざまな気持ち、葛藤に見舞われたのですね。でもそんな中でもやりきったとつおくんに本当に成長を感じますね。自信がついてきたこと、成長してきたこと。すべてがとつおくんがその場でやり切るための後ろ盾になったことでしょう。
最後に書かれていましたが、保育園時代逃げ惑っていたのは、お子さんは自分を守っていた(不安緊張的に、自分自身ができること・耐えられることをやっていた)と捉えられるということですね。自分のできること(成長度合い)として、今できることを子どもたちは一生懸命やってきているだけなのかもしれないですね。1年生になったとつおくんのように、「できる」となった際に自分なりに一生懸命取り組めたこと。今後も続く長い成長の一過程として、今回の学習発表会は大きな出来事になられたことと思います。
(監修:初川先生より)
とつおくんが特別支援学校の小学部1年生になり、初めての学習発表会を迎えたエピソードをありがとうございます。保育園時代は行き渋りがあったり、大きな行事では保護者席で過ごしていたりしたとつおくん。1年生になり、特別支援学校が「日を追うごとに安心できる場」になり、着実に成長している様子、発表会の練習に取り組む様子、とつおくんにとって、安心できる場だからこそめきめき成長していることがうかがえました。
発表会当日は観客も多く、リハーサルとも違う緊張感、高揚感の中でさまざまな気持ち、葛藤に見舞われたのですね。でもそんな中でもやりきったとつおくんに本当に成長を感じますね。自信がついてきたこと、成長してきたこと。すべてがとつおくんがその場でやり切るための後ろ盾になったことでしょう。
最後に書かれていましたが、保育園時代逃げ惑っていたのは、お子さんは自分を守っていた(不安緊張的に、自分自身ができること・耐えられることをやっていた)と捉えられるということですね。自分のできること(成長度合い)として、今できることを子どもたちは一生懸命やってきているだけなのかもしれないですね。1年生になったとつおくんのように、「できる」となった際に自分なりに一生懸命取り組めたこと。今後も続く長い成長の一過程として、今回の学習発表会は大きな出来事になられたことと思います。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
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