【大人のADHD⁉︎】子どもの持ち物管理が苦手…「だらしない親」と思われてる?悩む母を救った担任の神対応と独自の工夫
ライター:星きのこ
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こんにちは、星きのこです。
現在、10歳になるダウン症のある男の子、きいちゃんを育児中です。
ところで皆さま、子どもの「連絡帳」や持ち物管理って得意ですか……?
私は……とーーーーっても苦手ですっ……!!!!
毎日配られる提出物、宿題、急な工作の材料……はっきり言って、まーーーーったく追いつきません!「苦手なのは私だけ?みんな、どうやっているの!?」と、心の叫びをコラムにしてみました。
監修: 鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
1959年東京都生まれ。1985年秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。
1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。
事務能力0・忘れ物多めな私の「暗黒時代」が、育児でプレイバック!?
そもそも私は、家事などのマルチタスクや事務的な処理をスムーズにこなすのが非常に苦手です。忘れ物も多く、大人になってから検査や医師の診察を受けた結果、不注意優勢のADHD(注意欠如多動症)傾向が強いことが分かりました。子どもの持ち物管理どころか、自分の持ち物管理もおぼつきません。
自分が小学生の時だって、忘れ物が多く、担任の先生に叱られたこと、数知れず……(遠い目)。そんな忘れ去りたい暗黒の小学生時代を、まさか大人になってまた、子どもの持ち物管理で経験するなんて思ってもみませんでした……(涙)!!人生とは皮肉なものですね……。
毎日の宿題や給食ナプキン、ハンカチ、連絡帳の記入などはルーティーンになるのでいいのですが、突然の工作の材料準備や提出物などは、焦りますよね?そーーーですよね!?私は、当日になって「あ!これ、今日までに用意しなくちゃいけなかったんだーー!」と気づくことが何度もあります。
自分が小学生の時だって、忘れ物が多く、担任の先生に叱られたこと、数知れず……(遠い目)。そんな忘れ去りたい暗黒の小学生時代を、まさか大人になってまた、子どもの持ち物管理で経験するなんて思ってもみませんでした……(涙)!!人生とは皮肉なものですね……。
毎日の宿題や給食ナプキン、ハンカチ、連絡帳の記入などはルーティーンになるのでいいのですが、突然の工作の材料準備や提出物などは、焦りますよね?そーーーですよね!?私は、当日になって「あ!これ、今日までに用意しなくちゃいけなかったんだーー!」と気づくことが何度もあります。
先生と目を合わすのも怖かった日々。「だらしない親」と思われる恐怖
当日、担任の先生に謝ったり、忘れ物を取りに帰れる日は大急ぎで取りに帰ることも多々ありました。
絶対、先生には、「この親、だらしないな……」と思われているだろうと落ち込んでいました。そのうち、先生と目を合わすのも怖くなっていったのです……。
絶対、先生には、「この親、だらしないな……」と思われているだろうと落ち込んでいました。そのうち、先生と目を合わすのも怖くなっていったのです……。
しかしそんなある日、いつものように連絡帳を開けてみると、「明日は○○が必要です」と赤字で書かれていました。
赤字で書いてあるので、さすがに忘れっぽく見落としの多い私も気づきます。そうか!明日は〇〇が必要なんだな、と次の日は忘れ物をせずにすみました。
それからというもの、重要なことは先生が赤字で書いて伝えてくれるようになりました。情報の取捨選択が苦手な私にとって、視覚的にパッと目立たせてくれるその工夫はとてもありがたく、効果的でした。
赤字で書いてあるので、さすがに忘れっぽく見落としの多い私も気づきます。そうか!明日は〇〇が必要なんだな、と次の日は忘れ物をせずにすみました。
それからというもの、重要なことは先生が赤字で書いて伝えてくれるようになりました。情報の取捨選択が苦手な私にとって、視覚的にパッと目立たせてくれるその工夫はとてもありがたく、効果的でした。
「お母さんもサポートの対象です!」神かと思った先生の温かい一言
後で聞いた話ですが、先生方は私の「うっかりしてしまう傾向」や「情報の整理が苦手なところ」をすでに察していて、その上で私に伝わりやすい工夫を重ねてくださっていたそうなのです。
後に、面談で担任の先生から私のADHD(注意欠如多動症)の傾向について切り出された時、「子どもだけでも大変なのに、親の私まで先生にご迷惑おかけして申し訳ありません……!」と、謝ったことがあります。
すると先生は、「お子さんだけではなく、お子さんを取り囲むご家族もサポートできればと思っています。そのほうがお子さんもみんな幸せになっていいじゃないですか!」とカラッと笑いながら言ってくださったことを覚えています。神かと思いました……。
後に、面談で担任の先生から私のADHD(注意欠如多動症)の傾向について切り出された時、「子どもだけでも大変なのに、親の私まで先生にご迷惑おかけして申し訳ありません……!」と、謝ったことがあります。
すると先生は、「お子さんだけではなく、お子さんを取り囲むご家族もサポートできればと思っています。そのほうがお子さんもみんな幸せになっていいじゃないですか!」とカラッと笑いながら言ってくださったことを覚えています。神かと思いました……。
しかし、夏場の水泳着など、「使ったら洗濯して、また持っていく」というイレギュラーな動きが入ると、私はとたんに忘れがちになってしまいます。
そんなときは担任の先生が、「お母さん、水泳は火、木。火、木ですよ!」と、あえてシンプルに声をかけてくださいました。私も子どものように「火、木、火、木……」と呪文のように唱えることで、なんとか脳内に予定を刻み込み、忘れずに済むようになりました。
また、自分なりの工夫も少しずつ増やしています。私はとにかく書類を失くしがちなので、重要な書類は、それが必要なくなるまで連絡帳に挟ませていただいています。
あとは時間が経つほど記憶から抜けてしまうので、「なるべく後回しにせず、その場で処理する」。……私が言うのもなんですが、これが一番の対策かもしれません。
そんなときは担任の先生が、「お母さん、水泳は火、木。火、木ですよ!」と、あえてシンプルに声をかけてくださいました。私も子どものように「火、木、火、木……」と呪文のように唱えることで、なんとか脳内に予定を刻み込み、忘れずに済むようになりました。
また、自分なりの工夫も少しずつ増やしています。私はとにかく書類を失くしがちなので、重要な書類は、それが必要なくなるまで連絡帳に挟ませていただいています。
あとは時間が経つほど記憶から抜けてしまうので、「なるべく後回しにせず、その場で処理する」。……私が言うのもなんですが、これが一番の対策かもしれません。
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24時間を戦う私たちが守っているもの。忘れ物の一つや二つ、ええんや!
しかし、そんなふうに周囲にサポートしていただいたり、自分が工夫をしてもまだまだ日々、いろんなことを取りこぼしております。
でも、ちょっと考えてみてほしいんです。一日24時間の間に、子どもを学校に送って、仕事もして、ごはんをつくり、宿題を見守り、お風呂に入れ、明日の準備をさせ、連絡帳を書き、洗濯をして、寝かしつけて、時には病院にも連れてって……。
そりゃ、忘れ物くらいするっちゅーーーねん!!!
頑張ってる、私たち、スペシャルニーズのある子たちの保護者はとっても頑張っている!!ええんや!忘れ物の一つや二つ!!ダメですか!?
子どもをできる限り健康に育てることに全神経を注いでいたら、その他のことは少々こぼれてしまっても仕方ないと思います……!
そんなこんなで、私のように持ち物管理の苦手なお母さま、お父さまがた、強く生きていきましょ~~~~!!!(涙)
でも、ちょっと考えてみてほしいんです。一日24時間の間に、子どもを学校に送って、仕事もして、ごはんをつくり、宿題を見守り、お風呂に入れ、明日の準備をさせ、連絡帳を書き、洗濯をして、寝かしつけて、時には病院にも連れてって……。
そりゃ、忘れ物くらいするっちゅーーーねん!!!
頑張ってる、私たち、スペシャルニーズのある子たちの保護者はとっても頑張っている!!ええんや!忘れ物の一つや二つ!!ダメですか!?
子どもをできる限り健康に育てることに全神経を注いでいたら、その他のことは少々こぼれてしまっても仕方ないと思います……!
そんなこんなで、私のように持ち物管理の苦手なお母さま、お父さまがた、強く生きていきましょ~~~~!!!(涙)
執筆/星きのこ
専門家コメント 鈴木直光先生(小児科医)
ADHD(注意欠如多動症)の特性がある方も、そうでない方も、日々の予定やタスクを忘れないためにメモを活用されていますが、ADHD(注意欠如多動症)の方の場合はそのメモの存在自体を忘れてしまうということが少なくありません。そこで、いつも目に入る場所へ付箋を貼ることに加え、スマートフォンのリマインダー機能を活用して、時間になったらバイブレーションで教えてもらうなど「二段構え」の工夫を検討してみるとよいかもしれません。視覚と触覚の両方に訴えかけることで、うっかり見逃してしまうリスクを物理的に減らしていくという視点が大切です。
さらに、ご家庭全体で取り組める方法として、玄関などの必ず通りかかる場所にホワイトボードを設置するのも一つの手です。家族ごとに色を分けて予定を書き込んだり、忘れがちな提出物をマグネットで直接貼り付けておいたりするといいでしょう。(監修:小児科医 鈴木直光先生)
さらに、ご家庭全体で取り組める方法として、玄関などの必ず通りかかる場所にホワイトボードを設置するのも一つの手です。家族ごとに色を分けて予定を書き込んだり、忘れがちな提出物をマグネットで直接貼り付けておいたりするといいでしょう。(監修:小児科医 鈴木直光先生)
このコラムを書いた人の著書
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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