昭和医科大学横浜市北部病院小児科学講座 池田裕一先生からのメッセージ

今回のセミナー登壇にあたり、池田先生から発達ナビの読者の皆さまへメッセージをいただきました。

「夜尿症は『よくあること』で済ませてはいけない疾患です。5歳を過ぎて夜尿が続くなら、医療機関への相談をご検討ください。『受診』と言うと行きたがらないお子さんも少なくありません。子どもが嫌がる場合は、まずは保護者の方だけで相談に行ってみるのも良いでしょう。
夜尿は睡眠の質を下げ、子どもの心身の発達に影響します。子どもの自尊心と睡眠を守り、家族のQOL(生活の質)を改善するために、正しい知識の普及が、子どもの健やかな成長を支えます」

悩んだら、まずは専門医の話を聞いて

もし「うちの子、もしかして夜尿症かも?」と悩んだら、一人で抱え込まずに専門の情報を得ることが大切です。 来る2026年5月17日(日)には、おねしょに悩む保護者の方に向けた「オンライン市民公開講座」が開催されます。病気なのか、治療が必要なのか、何歳まで続くのかといった疑問をはじめ、受診の相談方法や一度様子見と言われた場合の対処方法についてについて、専門家の話を聴くことができる貴重な機会です。

「おねしょ卒業!プロジェクト」のWebサイトからも詳細の確認や、夜尿症のセルフチェックが可能です。ゴールデンウィークのこの機会に、お子さんの状態を一度見直してみてはいかがでしょうか。
※クリックすると外部サイト「おねしょ卒業!プロジェクト オンライン市民公開講座」へ遷移します。

【次回予告】

後編では、呉 宗憲先生(順天堂大学医学部附属浦安病院小児科)の講演をもとに、「夜尿症と発達特性(神経発達症)の深い関係」について詳しくお伝えします。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
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