「普通」のフリをしなくてもよい社会は、想像から始まる

5年間で、社会的カモフラージュという言葉は日本でも少しずつ知られるようになりました。今回のシンポジウムの見逃し配信は、プロジェクトのホームページで公開される予定です。

シンポジウムが示した次の一歩は、本人がうまく隠せるようになることではなく、周囲の何気ない一言が、見えにくい努力や孤独を増やしていないかを考えることです。「発達障害って聞いたけど普通に見えるよ」といった言葉も、その一つです。プロジェクトが公開している「マイクロアグレッションチェッカー」は、自分の発言が当事者にどう届くかを見直すための手がかりになります。
まずは、身近な一言の奥に、見えにくい努力がないかを想像してみる。そこから始められるかもしれません。
マイクロアグレッションチェッカーについて
https://all-minorities.com/news/514/
※クリックすると発達ナビサイトからオールマイノリティプロジェクト公式サイトに遷移します。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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