「通うのは早かった?」大泣きの児童発達支援から一転!発語なし・2歳半の三男が笑顔で幼稚園に通うまで【体験談】

ライター:かし りりあ
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かしりりあです。夫と発達がゆっくりな3きょうだい、家族5人で楽しく過ごしています。
さて、前回から三男について書いてきました。児童発達支援施設に通えることになった三男の「おー」。今回はそこから書いていきたいと思います。

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監修: 藤井明子
小児科専門医
小児神経専門医
てんかん専門医
子どものこころ専門医
どんぐり発達クリニック院長
東京女子医科大学大学院修了。東京女子医科大学病院、長崎県立子ども医療福祉センターで研鑽を積み、2019年よりさくらキッズくりにっく院長に就任。2024年より、どんぐり発達クリニック院長、育心会児童発達部門統括医師に就任。お子様の個性を大切にしながら、親御さんの子育ての悩みにも寄り添う診療を行っている。 3人の子どもを育児中である。

最初は涙、涙の毎日。「まだ早かった?」葛藤しながら通わせた日々

2歳半から児童発達支援施設に通えることになった三男の「おー」。通い始めて見えてくる新たな姿がありました。
まずは何をするのにも泣いて、泣いて、大泣きでした。
泣いて、泣いて、大泣きの三男
泣いて、泣いて、大泣きの三男
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連絡帳には毎回『泣く』、『涙』などの言葉が書いてあり「まだ通わせるのは早かったのかな……」とも思いましたが、なるべく早く集団生活に慣れてほしい、という私たちの願いもあり、こらえながら施設の先生方へお願いしていました。幸い、次男が一緒に行く日もあったのでその日は安定していることも多かったようです。

前回のコラムでも書きましたが、食べるのが好きなおー。しかし児童発達支援施設では『おやつを食べない』ということもありました。
発達障害の3きょうだい育児。3人の中間?じっくり見て気づいた三男ならではの特性のタイトル画像

発達障害の3きょうだい育児。3人の中間?じっくり見て気づいた三男ならではの特性

おやつを食べないことが衝撃でした
おやつを食べないことが衝撃でした
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普段、家で食べているものもおやつで出してくれていたようですが、慣れない環境で緊張していたのかしばらくは食べることができなかったようです(今ではたくさん食べておかわりも要求しているとのこと)。

慎重派なおーが見せたこだわりと、感情を出せる環境

また、おーが通う児童発達支援施設では、子どもはスケジュールの一覧を見ながらそれぞれ自分のやることをこなしていくのですが、おーはスケジュールにもこだわりが見られたようで、いつもと内容が違うときには泣いて怒るということが発覚しました。
こうなった際には対処として、怒ったときは違う部屋でクールダウンしてから先生方と一緒にスケジュールをこなしていく、ということを行ってもらいました。
別室で落ち着いてからスケジュールを確認すると、すんなり受け入れることができました
別室で落ち着いてからスケジュールを確認すると、すんなり受け入れることができました
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先生方を困らせてしまって申し訳ないとも思いつつ、おーの感情を出せる環境があるということがうれしくも思いました。というのも、当初は慎重派(であると思われていた)おー。泣いたり怒ったりなどの感情表現をするようになるのはまだ先になるのかなあと思っていたのです。
反対に、人懐っこい次男「かー」は、なかなか怒りを上手に出すことができず、その反動が家で出ていたりもするのですが……。その話はまた別の機会に書きたいと思います。

小集団から次の一歩へ!発語なし・発達ゆっくりな三男の「園選び」

児童発達支援施設に通い始めて、小集団に慣れてきた頃、私たちはおーの幼稚園についても探し始めました。次男かーの通っている幼稚園でもいいのでは、とも思ったのですが、残念ながらそのときは縁がなく……。
その後、あらかじめおーの状態(発達がゆっくりな子で発語がない)を伝えた上で受け入れてくれる園を無事見つけることができました。
毎日バタバタしていますが、なんとかやれています……
毎日バタバタしていますが、なんとかやれています……
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児童発達支援施設で人がたくさんいる環境に慣れてきたからか、幼稚園に通い始めても特に怒ったり泣いたりもなく、楽しく通っていたようです。そうしているうちに、おーにもうれしい変化が訪れました。
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自分で帽子をかぶり満面の笑み!幼稚園で見せてくれたうれしい変化

ある日、いつものように次男かーを送り出した後、ふとおーを見ると幼稚園のかばんを持ち、帽子をかぶり自分からすすんで準備をしていたのです。さらに自分の靴をはき「準備できたよ」というかのようにニコニコ満面の笑みを見せてくれました。
恥ずかしそうなうれしそうな表情をしていました
恥ずかしそうなうれしそうな表情をしていました
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さらに、担任の先生以外にも大好きな先生や職員さんがいる様子で、追いかけたりタッチしに行ったりと、おーなりに幼稚園生活をとても楽しみにしている姿を見てうれしくなりました。

児童発達支援施設や幼稚園でいろいろな刺激を受け、日々成長していく三男。次回は最近の児童発達支援施設での取り組みについて書いていきたいと思います。
執筆/かし りりあ

専門家コメント 藤井明子先生(小児科医)

コラムを拝読し、児童発達支援施設に通い始めた頃のおーさんの様子に、不安や心配を抱えながら見守ってこられた親御さんのお気持ちが伝わってきました。泣いたり怒ったり、おやつが食べられなかったりと、慣れない環境に戸惑う姿を見るのは胸が痛むものですが、おーさんのペースで少しずつ経験を積み重ね、幼稚園に通う頃には安心して通園できるようになったことは、とても素敵な成長ですね。兄弟であっても成長のスピードや得意・不得意はそれぞれ異なります。おーさんに合った成長の場を見つけ、一歩ずつ歩みを支えてこられたことが、今の姿につながっているのだと感じました。多くのご家庭の励みになる温かいコラムをありがとうございました。(監修:小児科医 藤井明子先生)
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https://h-navi.jp/column/article/35031124
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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