中2の今、見通しの立たない「公共の場」での焦りとどう付き合うか
中学2年生になった現在、やはり未知のこと、見通しの立ちにくいことには強いストレスを感じているようです。
「どうなるか分からない」という状態がとても苦手で、先日も電車が遅延していつ来るのか分からないという状況で、トールはとてもイライラしていました。遅延していても何分後に電車が来るのかの目安が分かれば安心できるのですが、そのときは何時に来るか分からず、「ちゃんと家に帰れるのか」「何時に帰れるのか」と不安になったようで、駅という公共の場であるにもかかわらず苛立ちを隠せない様子でした。
癇癪もなくなり、パニックになることも年齢とともに減ってきているのですが、やはりまだ気持ちが大きく崩れることはあるようです。
中学生になって身体も大きくなっているので、公共の場でイライラしたり怒っている様子を見せると、周囲に誤解されてトール自身が困ったり、損をしたりしてしまう可能性があるため、マナーだけでなく安全上の観点からもあまり良くないことを話し、スマートフォンや本を見て気持ちをそらさせたり、イライラする気持ちを口に出すのではなくノートに書いてみることを提案するなど、一緒に対策を考えて実行するようにしています。
「どうなるか分からない」という状態がとても苦手で、先日も電車が遅延していつ来るのか分からないという状況で、トールはとてもイライラしていました。遅延していても何分後に電車が来るのかの目安が分かれば安心できるのですが、そのときは何時に来るか分からず、「ちゃんと家に帰れるのか」「何時に帰れるのか」と不安になったようで、駅という公共の場であるにもかかわらず苛立ちを隠せない様子でした。
癇癪もなくなり、パニックになることも年齢とともに減ってきているのですが、やはりまだ気持ちが大きく崩れることはあるようです。
中学生になって身体も大きくなっているので、公共の場でイライラしたり怒っている様子を見せると、周囲に誤解されてトール自身が困ったり、損をしたりしてしまう可能性があるため、マナーだけでなく安全上の観点からもあまり良くないことを話し、スマートフォンや本を見て気持ちをそらさせたり、イライラする気持ちを口に出すのではなくノートに書いてみることを提案するなど、一緒に対策を考えて実行するようにしています。
これまでもたくさん悩んだりしてきましたが、その時々でなんとか一緒に乗り越えてやってきたので、現在の悩みもきっと乗り越えられるときがくると信じて、トールがなるべく安心して過ごせるように試行錯誤していきたいです。
執筆/メイ
専門家コメント 藤井明子先生(小児科医)
コラムを拝読し、メイさんがトールさんの成長を信じ、焦らず見守る姿勢がとても印象的でした。見通しの立たないことへの不安や、それに伴う癇癪は、発達外来でもよくご相談を受ける内容です。不安が強いときには、無理に乗り越えようとするのではなく、不安の引き金になるものから適度に距離を取りながら、少しずつ「予想外のことがあっても大丈夫だった」という成功体験を積み重ねていくことが大切です。また、不安だったことやイライラした場面、その時の気持ちをノートに書き出して振り返ることで、自分の気持ちを客観的に整理し、特性との付き合い方を見つけるヒントになることもあります。すぐに解決するものではありませんが、一歩ずつ成長を積み重ねていく大切さを改めて感じる、素敵なコラムをありがとうございました。(監修:小児科医 藤井明子先生)
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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