母親の本当の敵は〇〇!ママコミュニティが持つ最大で最高の役割とは

ライター:kaoru
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発達障害の子どもをもつママコミュニティを発足して3年。たくさんのママさんたちと過ごしてきた中で、やっとわかった「本当の敵」について、お話したいと思います。

町中は「私を追い詰めるもの」だらけ、でも

発達障害児を育てるママを追い詰めてしまうものは何でしょう?
子どもの問題行動?それとも周囲の無理解や冷ややかな視線?はたまた将来への不安でしょうか。

それらも原因のひとつではあると思います。でも追い詰められてしまう理由はもっと他にあるのではないでしょうか。

私が運営している「あすぽーと」というママコミュニティがあります。
毎月開くこのコミニテイの自慢は、発達障害児ママたちの元気でエネルギー溢れる笑顔。

主に、ゲスト講師のお話しを聞いて共に学んだり、お子さんについての悩みや不安を語り合ったり情報を交換したり。

発足当初は、元気もエネルギーもそして笑顔もありませんでした。
私たちスタッフの未熟さもありましたし、参加者の皆さんも抱えきれない悩みを持ち寄って、どちらかと言うと笑顔より涙なみだのコミニテイでした。

勇気を出して参加したものの震えが止まらない方、涙で言葉が詰まってしまう方、言葉に出来なくて押し黙ってしまう方。

最初はスタッフや皆さんの不安や悩みが持つ空気が重たいものでした。
ですが不思議なことに何度も集まって何度もお話をするうちに、自然と笑顔が溢れるポジテイブな空気へと変わっていったのです。

コミュニティでは悩みはなくならない?!

情報を聞いたからといって、子どもが劇的に成長するわけではありません。
悩みを打ち明けてホッとしても、家に帰れば慌ただしい日常がまっているのです。

コミュニティに参加しても悩みがなくなるわけではありません。

なのに、なぜ、ママ達は笑顔になるのでしょうか?

「誰かと悩みを共有して分かち合える」そこにヒントがあるのでは、と感じています。

どんなに悩みが深くても、
「あの人達がいるから大丈夫だ」そう思える仲間がいるだけで、乗り越える力が湧くのです。

一人だと力が出ない、
ママを本当に苦しめるものは悩みでも不安でもなく「孤独」。私も同じです。

孤独だと、ぐるぐる同じ事を考えて抜け出せなかったり、ひたすらに自分を責めて疲れてしまいます。
そんな自分の経験から、「発達障害児ママがほっと出来る空間を作りたい。」と、コミニテイを発足させたのです。

実際に、

「子どもの困りごとを、詳細に説明しなくても分かってもらえるから話しやすい」
「悩みを打ち明けると、必ず誰かが私もそうだよって言ってくれて安心する」


そんな声をいただいています。
コミュニティの参加を通して
前向きな力が沸き、積極的に勉強会へ行ったり、イベントへ参加したり、運営する側になっていくママさんも。

こうやって、ママ達の生き生きとした笑顔溢れる元気な姿が、
次に悩みを抱えてコミュニティに辿り着いた、新しいママさんへの励ましとなっていくのです。
そうやって「いつの間にか誰かを励ましている自分の変化に、励まされる」なんて、前向きな笑顔や元気が広っているなと感じています。

必ず、あなたに合った場所がある

お母さん達の変化を目の当たりにした私たちは、コミュニティのコンセプトを「みんなで繋がって、みんなで強くなる。」に決めました。

誰かと悩みを分かち合うことで人は強くなる、参加者の皆さんと共に学んだことです。

一人で抱えていたら押しつぶされそうな悩みや不安も、
二人で共有すれば受け止められる、三人で共有すれば一歩前に踏み出せる、そして十人で共有すれば笑い飛ばせる。

そんな「みんなで繋がって、みんなで強くなる」が、コミュニティのあちこちで生まれています。
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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10112000932
不安な時、子育ての悩みや喜びを分かち合える仲間は必ずいます。

一人だけで悩まず、お子さんのことをあなたらしく言葉に出来る場所を見つけてください。

肩肘張らずに子どもの事を話す場所があればちゃんと前に進めます。

私自身もまだまだ悩めるそして失敗多き一人のお母さんです。一人でも多くの発達障害児ママと気持ちを分かち合い、私も元気をもらいながら、そして笑顔を見ることができたら、そう思っています。
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