LD・SLD(限局性学習症)の特徴チェック
LD・SLD(限局性学習症)を早期発見することで子どものやる気の低下、自信喪失などの二次障害を避けることができます。参考までに「読字不全」「書字表出不全」「算数不全」ごとの特徴を以下に記載します。特徴が当てはまるかチェックをしてみてください。
チェックする大切なポイントは「年齢に見合った動きができているか」です。年齢相応の習得の度合いと比較してチェックしましょう。また、これはあくまでLD・SLD(限局性学習症)の可能性があるかどうかという参考程度のチェックリストであることに注意してください。多く当てはまる場合は、診断を受けてみることをおすすめします。診断は子育て支援センターなどの専門機関の窓口に相談した上、専門医師によるものを受けてください。
チェックする大切なポイントは「年齢に見合った動きができているか」です。年齢相応の習得の度合いと比較してチェックしましょう。また、これはあくまでLD・SLD(限局性学習症)の可能性があるかどうかという参考程度のチェックリストであることに注意してください。多く当てはまる場合は、診断を受けてみることをおすすめします。診断は子育て支援センターなどの専門機関の窓口に相談した上、専門医師によるものを受けてください。
■読字不全
□漢字の訓読みと音読みを使い分けるのを苦手とするように見受けられる。
□単語の単位をつかむのを苦手とする。一文字ずつ読んでしまい、まとまりのない読み方をすることが多い。
□文字や行を飛ばして読むことが多い。
□特殊音節(拗音・長音・促音)であらわされる文字を発音できない。
■書字表出不全
□漢字を書く際に、鏡文字を書くことが多い。
□文字を書く際に、余分に線や点を書いてしまうことが多い。
□年相応の漢字を書くことができないことが多い。
□間違った助詞を使ってしまうことが多い。
□文字の大きさや形がバラバラ・マス目からはみ出る。
■読字不全・書字表出不全の併存(読み書き障害)
□上記の読字・書字障害のチェック項目に当てはまるものが多い
□ひらがなの読み書きを苦手とする。例えば「ね」「れ」「わ」が一緒に見えてしまうように見受けられる。
□カタカナの読み書きを苦手とする。例えば「ソ」「ン」、「シ」「ツ」が一緒に見えてしまうように見受けられる。
□特殊音節(拗音・長音・促音)の読み書きを苦手とすることが多い。
■算数不全
□数を覚えるのに時間がかかることが多い。
□数の大小の概念を理解できていないように見受けられる。
□九九を習得している年齢なのにもかかわらず、九九を覚えられていない。九九を暗記しても計算に応用できない。
□繰り上がり繰り下がりの筆算ができないことが多い。
□漢字の訓読みと音読みを使い分けるのを苦手とするように見受けられる。
□単語の単位をつかむのを苦手とする。一文字ずつ読んでしまい、まとまりのない読み方をすることが多い。
□文字や行を飛ばして読むことが多い。
□特殊音節(拗音・長音・促音)であらわされる文字を発音できない。
■書字表出不全
□漢字を書く際に、鏡文字を書くことが多い。
□文字を書く際に、余分に線や点を書いてしまうことが多い。
□年相応の漢字を書くことができないことが多い。
□間違った助詞を使ってしまうことが多い。
□文字の大きさや形がバラバラ・マス目からはみ出る。
■読字不全・書字表出不全の併存(読み書き障害)
□上記の読字・書字障害のチェック項目に当てはまるものが多い
□ひらがなの読み書きを苦手とする。例えば「ね」「れ」「わ」が一緒に見えてしまうように見受けられる。
□カタカナの読み書きを苦手とする。例えば「ソ」「ン」、「シ」「ツ」が一緒に見えてしまうように見受けられる。
□特殊音節(拗音・長音・促音)の読み書きを苦手とすることが多い。
■算数不全
□数を覚えるのに時間がかかることが多い。
□数の大小の概念を理解できていないように見受けられる。
□九九を習得している年齢なのにもかかわらず、九九を覚えられていない。九九を暗記しても計算に応用できない。
□繰り上がり繰り下がりの筆算ができないことが多い。
LD・SLD(限局性学習症)の診断方法・基準
医療機関での診断は、アメリカ精神医学会の『DSM-5-TR』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版改訂版)や、世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)(※)による診断基準に基づいて診断されます。医療機関では脳の異常はないか、知的な部分に障害がないか、困難な能力に偏りがないかを調べます。
※ICD-10について:2019年5月、世界保健機関(WHO)の総会で、国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が承認されました。日本国内ではこれから、日本語訳や審議、周知などを経て数年以内に施行される見込みです。WHOでの公表・承認を受けて、各国では翻訳やICD-10/11 変換表の作成、疾病分類表、死因分類表の作成などの作業が進められ、審議、周知などを経て施行されていきます。ICD-11への改訂によって分類コードが変化すると、書類上で要求されるICDコードが変わったり、疾病概念やカテゴリー、名称や診断基準も変更になる可能性もあります。
※ICD-10について:2019年5月、世界保健機関(WHO)の総会で、国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)が承認されました。日本国内ではこれから、日本語訳や審議、周知などを経て数年以内に施行される見込みです。WHOでの公表・承認を受けて、各国では翻訳やICD-10/11 変換表の作成、疾病分類表、死因分類表の作成などの作業が進められ、審議、周知などを経て施行されていきます。ICD-11への改訂によって分類コードが変化すると、書類上で要求されるICDコードが変わったり、疾病概念やカテゴリー、名称や診断基準も変更になる可能性もあります。
診断基準をもとに心理専門家など複数の専門家が慎重に判断します。この診断が出た上で、「読字不全」「書字表出不全」「算数不全」のうち、どれが強いかが特定されます。
診断の流れは、医療機関などによっても異なりますが、まずは問診で現在の症状や困りごと、赤ちゃんの時から今までの生育・養育歴、既往症や家族歴などを調べていきます。脳波検査、頭部のCT、MRIなどでてんかんや脳の器質的な病気といった異常がないかを検査します。そして知能検査や認知能力検査などの心理検査を行います。
知能検査では「WISC」が代表的です。「WISC」では本人のもつIQ水準をチェックし、言語理解、知覚推理などを検査します。(2歳6か月〜7歳3か月の幼児の場合は「WPPSI」、5歳0か月から16歳11か月の子どもは「WISC」、16歳0か月から90歳11か月の場合は「WAIS」という知的検査を受けることによって検査結果がでます。)
認知能力検査では日常生活や学校で習得できた知識や情報を認知的に処理する能力を調べ、認知処理能力と習得度を比較できる「KABC-Ⅱ」などを行います。
これらさまざまな情報を元に、総合的にLD・SLD(限局性学習症)であるかを判断するのです。また、こうした過程でADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などを併存していないかも確認します。
知能検査では「WISC」が代表的です。「WISC」では本人のもつIQ水準をチェックし、言語理解、知覚推理などを検査します。(2歳6か月〜7歳3か月の幼児の場合は「WPPSI」、5歳0か月から16歳11か月の子どもは「WISC」、16歳0か月から90歳11か月の場合は「WAIS」という知的検査を受けることによって検査結果がでます。)
認知能力検査では日常生活や学校で習得できた知識や情報を認知的に処理する能力を調べ、認知処理能力と習得度を比較できる「KABC-Ⅱ」などを行います。
これらさまざまな情報を元に、総合的にLD・SLD(限局性学習症)であるかを判断するのです。また、こうした過程でADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などを併存していないかも確認します。
LD・SLD(限局性学習症)とは?診断や検査内容、他の発達障害との関係は?【専門家監修】
LD・SLD(限局性学習症)の疑いを感じたらどうすればいい?
LD・SLD(限局性学習症)は専門家でさえも判断するのが難しい障害です。そのため、チェック項目で当てはまる症状が多いからと言って個人で決めつけず、まずは専門家に相談をしてみましょう。就学児であれば担任の先生に相談してみても構いません。学校へ相談すると学校での生活の様子などを配慮し、それらを考慮した専門家を紹介してくれます。
LD・SLD(限局性学習症)ではないと診断された場合でも、困難を乗り越えるためのさまざまなアドバイスをしてもらえることが多いので、一度相談してみることをおすすめします。
LD・SLD(限局性学習症)ではないと診断された場合でも、困難を乗り越えるためのさまざまなアドバイスをしてもらえることが多いので、一度相談してみることをおすすめします。