「娘と向きあおう!」子育ての覚悟が決まった臨床心理士の一言
ライター:たえ
3歳を過ぎても会話どころか何を言っているのかも聞き取れない、遊びもしつけもうまく教えられない、何もうまくいかず親として自信を無くし疲れ果てていた私に、臨床心理士の先生がかけてくれた言葉とは・・・
子育てがうまくいかず、苦しかった日々
娘は発語はあるものの、同じフレーズの繰り返しばかりで、こちらの問いかけはすべて無視。
自分の言いたいことだけを話し続け、一緒に遊ぼうとしてもルールや順番の理解どころか私の説明も聞いてはいません。
そんな娘は生後11ヶ月から理学療法士の訓練や療育に通っています。
「発達に良い」と言われたことは全てやり、成長を促すための工夫はないかと情報収集をずっと続けています。
娘が4歳7ヶ月になった今では、それが当たり前で淡々とやれていますが、3歳ごろまでは必死になりすぎて自分を追いつめていました。
音に敏感な娘は、怯えてパニックになったとき「大丈夫だよ」と抱っこをしても落ち着いてはくれません。「お母さんの抱っこ」は役に立たず、娘本人の気持ちが切り替わるのを待つだけでした。
気持ちが通い合う実感もなく、やり取りがまったくできず、むなしい日々でした。それでも「頑張ればなんとかなる」と思って頑張っていました。
自分の言いたいことだけを話し続け、一緒に遊ぼうとしてもルールや順番の理解どころか私の説明も聞いてはいません。
そんな娘は生後11ヶ月から理学療法士の訓練や療育に通っています。
「発達に良い」と言われたことは全てやり、成長を促すための工夫はないかと情報収集をずっと続けています。
娘が4歳7ヶ月になった今では、それが当たり前で淡々とやれていますが、3歳ごろまでは必死になりすぎて自分を追いつめていました。
音に敏感な娘は、怯えてパニックになったとき「大丈夫だよ」と抱っこをしても落ち着いてはくれません。「お母さんの抱っこ」は役に立たず、娘本人の気持ちが切り替わるのを待つだけでした。
気持ちが通い合う実感もなく、やり取りがまったくできず、むなしい日々でした。それでも「頑張ればなんとかなる」と思って頑張っていました。
臨床心理士との面談で、ハッとする一言を
3歳2ヶ月で発達検査を受け、そこで検査担当の臨床心理士の先生と面談する機会がありました。
話した内容は、生育歴、家族・親族の構成、それぞれの性格、私が困っている箇所、場面、困り感。エピソードを交えて伝えました。
話を聞き終えた先生が最初に言った言葉は「お母さん、すごく頑張ってきたね」でした。
先生がそう言ってくれるのは、教科書通りのコメントなのだろうと思いながらも、とても嬉しい気持ちになったのを覚えています。発達のプロにたくさん話を聞いてもらえて、心がすっきりしました。
話した内容は、生育歴、家族・親族の構成、それぞれの性格、私が困っている箇所、場面、困り感。エピソードを交えて伝えました。
話を聞き終えた先生が最初に言った言葉は「お母さん、すごく頑張ってきたね」でした。
先生がそう言ってくれるのは、教科書通りのコメントなのだろうと思いながらも、とても嬉しい気持ちになったのを覚えています。発達のプロにたくさん話を聞いてもらえて、心がすっきりしました。
先生は続けて、「娘さんは、とてもユニークで個性的な子ね!」と言ってくれました。
その時にハッとしました。
それまで娘のことを「発達が遅れていて、扱いにくい子」と見ていました。先生はそれを「ユニークで個性的」と言ったのです。
言葉の違いだけなのに、なんて明るく前向きな表現なんだろう!と驚きました。「うちの子はユニークで個性的なの」と言い換えただけで、肩の力が抜けて明るい気持ちになれたのです。
その時にハッとしました。
それまで娘のことを「発達が遅れていて、扱いにくい子」と見ていました。先生はそれを「ユニークで個性的」と言ったのです。
言葉の違いだけなのに、なんて明るく前向きな表現なんだろう!と驚きました。「うちの子はユニークで個性的なの」と言い換えただけで、肩の力が抜けて明るい気持ちになれたのです。
ユニークで個性的な娘と、個性的な子育てを楽しもう
そう考えてみると、たった3歳なのに発達検査を2回も受けて、療育も理学療法士の訓練も受けてる娘。これは一般的な子育てと少し違った、ユニークで個性的な子育てをしてるという事では…?そう思えてきました。
それまではいつも「どうしよう。どうしたらいいんだろう?」と不安ばかりの子育てでしたが、「こうなったら、とことん娘と向き合って、ユニークで個性的な子育てを楽しんでしまえ!」と腹がすわりました。
今でも不安に襲われたり、落ち込むこともあります。ですが、この面談の日の先生の言葉を思い出しては、気持ちを切り替え、肩の力を抜いています。
それまではいつも「どうしよう。どうしたらいいんだろう?」と不安ばかりの子育てでしたが、「こうなったら、とことん娘と向き合って、ユニークで個性的な子育てを楽しんでしまえ!」と腹がすわりました。
今でも不安に襲われたり、落ち込むこともあります。ですが、この面談の日の先生の言葉を思い出しては、気持ちを切り替え、肩の力を抜いています。
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