小5になった娘をみて、就学時の学級選びについて今思うこと

ライター:あいちゃんパパ
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小学校就学時に必ず選択に迷う、普通級か支援級。果たしてどちらに行かせるべきか?わが家の経験から感じたことを書いてみます。

年長の1年間で、できるだけわが子の状況を把握しよう

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28054000411
うちの娘は現在小学5年生です。

2歳半の時に、知的障害を伴う自閉症と診断されました。

療育施設に1年ほど通い、市立保育所の障害児枠で3年通園していました。その間に診断が、広汎性発達障害に変わりました。

そんな娘が年長になり、就学について考える頃、どのような子が支援学校或いは地域の小学校に向いているのか、全く見当もつきませんでした。

まずは娘の現状を、年長の1年間でしっかり把握しようと決めました。
何が出来て(得意なこと)、何が出来ない(苦手なこと)のかを知ることを知り、また、保育所のお友達との関係はどの程度かということも把握しました。

通う学級を決めるまでの流れ

教育委員会の方との話し合い

年長の秋、保育所で教育委員会の方と娘の就学について面談がありました。地域の小学校か支援学校か親の考えと要望を聞きたいとのことでした。

私たちは地域の小学校を考えているが、実際の小学校の支援級を見学したいと伝えました。

また、加配の先生について尋ねてみたところ、空いている時間に加配の先生が入ることはできるが、増員は無理だと言われました。

小学校での話し合い

約2ヶ月後、支援学級を見学する為に小学校に行きました。

その後、校長先生や支援級の先生と、詳細を詰めて話し合いました。しかし、先生の人員の事などは教育委員会と同じ答えでした。それでも当時の娘のスキルから見てやっていけそうだと感じた私たちは、地域の小学校に行かせることに決めました。

そういった相談を経て、授業は通常は普通級で過ごし、毎日1時間だけ支援学級に行って勉強することにしました。

進学してから感じていること

小学校入学後、加配の先生が全ての時間をサポートしていた訳ではなかったですが、低学年のうちは順調にいっていると思われました。

しかし、学年が進んでいくうちに勉強や友達とのコミュニケーションの遅れが目立ってきました。
娘は友達から見て、「勉強ができず、何を言っているのか分からない変なやつ」と思われていたと思います。そして、クラスから全く相手にされなくなっていじめられるようになりました。

今、振り返って考えると、勉強のサポートばっかりを考えていて、もっと友達との関係を考えて学級選びをしてもよかったように思います。

また、クラスの子達から見れば、「勉強もあまりできない、会話もこちらのいう事にあまり反応しない、授業を抜けてどこかに行っている時がある(実際は支援学級に行っている)変な子」と思われているのかもしれません。

学校側に支援学級に通う児童について、他の児童にきちんと説明をする機会を設けてもらうことも大事に思います。
次ページ「学級選びで私がたどりついた2つのこと」

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