親も知らない我が子の躓きがわかる!「支援シート」作成のススメ
ライター:kaoru
小中連携支援シートを作成したからと言って、全ての問題が解決できるわけではありません。自治体や学校によって温度差もあり、場合によっては作成した成果を感じないこともあるでしょう。
それでも、作成することで得られるメリットを感じた!私たち親子のエピソードをご紹介します。
学校生活に不安があれば誰でも作れる「支援シート」
診断の有無に関わらず、誰でも作れる「支援シート」ってご存知ですか?
小学校と中学校の連携が図れるシートのことです。
アスペルガー症候群の診断を受けた息子のために作ったこの支援シート、どう活かされているのかご紹介したいと思います。
小学校と中学校の連携が図れるシートのことです。
アスペルガー症候群の診断を受けた息子のために作ったこの支援シート、どう活かされているのかご紹介したいと思います。
息子が小学校へ入学するとき、「支援シート」はまだない時代でした。
「支援シート」どころか、発達障害支援センターもなかったのです。
当時、どこに相談したら良いのかも分からず、息子の発達に不安を抱えたまま小学校へ入学しました。
後に、ADHDを伴うアスペルガー症候群と診断されましたが、
集団に適応できず、混乱しやすかった息子の小学校生活は、大変なものでした。
(小学校での様子は、文末の関連記事をご参照ください)
そして息子が中学入学を控えたある日、お便りが届きました。
・市内では先行して息子の小中学校が「小中連携支援シート」を取り入れること
・学校生活に不安がある親子ならば誰でも作ることができること
この手紙を見た私は、診断や疑いがなくても「誰でも相談できて誰でも作れる」というフレーズに、心が躍りました。
「支援シート」どころか、発達障害支援センターもなかったのです。
当時、どこに相談したら良いのかも分からず、息子の発達に不安を抱えたまま小学校へ入学しました。
後に、ADHDを伴うアスペルガー症候群と診断されましたが、
集団に適応できず、混乱しやすかった息子の小学校生活は、大変なものでした。
(小学校での様子は、文末の関連記事をご参照ください)
そして息子が中学入学を控えたある日、お便りが届きました。
・市内では先行して息子の小中学校が「小中連携支援シート」を取り入れること
・学校生活に不安がある親子ならば誰でも作ることができること
この手紙を見た私は、診断や疑いがなくても「誰でも相談できて誰でも作れる」というフレーズに、心が躍りました。
一方的に話すアスペルガーの子。でも「気持ち」は言えてないかも
先生と相談を重ねて作る支援シート
この「連携支援シート」を作ることで、中学校生活のスタートをスムーズに切れる!と思った私、さっそく学校に作成の申し入れをしました。
連携シートは、以下の流れで作成し、中学校へ引き継がれました。
1.家庭での問題点を保護者が記入
2.学校での問題点を担任が記入
3.その後、面談して両者で内容について話し合い
4.残りの個所はどれを記入するかを決めて保護者が清書
5.それを小学校の担任が中学に持参して、説明する
わが子の新しい生活の為に、小学校の担任の先生と考えに考え、相談に相談を重ね、何度も書き直して出来上がったものは、ずいぶんと手の込んだものになりました。
完成したときにはある種の達成感すらありました。
連携シートは、以下の流れで作成し、中学校へ引き継がれました。
1.家庭での問題点を保護者が記入
2.学校での問題点を担任が記入
3.その後、面談して両者で内容について話し合い
4.残りの個所はどれを記入するかを決めて保護者が清書
5.それを小学校の担任が中学に持参して、説明する
わが子の新しい生活の為に、小学校の担任の先生と考えに考え、相談に相談を重ね、何度も書き直して出来上がったものは、ずいぶんと手の込んだものになりました。
完成したときにはある種の達成感すらありました。
期待とは裏腹に
ところが、実際に中学に入学してみると残念な結果が待っていました。
あれほど力を入れて作成した小中連携支援シートでしたが「活かされている!」という実感を得られないのです。
学校や担任の先生によって、温度差があることは理解していたつもりです。
しかし、息子が通う中学校では私の理解を超え、発達障害の支援に関しとても消極的だったようです。
どんな支援ができるのか?校長を始め、誰にたずねても明確な答えは帰ってきませんでした。
あれほど力を入れて作成した小中連携支援シートでしたが「活かされている!」という実感を得られないのです。
学校や担任の先生によって、温度差があることは理解していたつもりです。
しかし、息子が通う中学校では私の理解を超え、発達障害の支援に関しとても消極的だったようです。
どんな支援ができるのか?校長を始め、誰にたずねても明確な答えは帰ってきませんでした。