ギフテッドとは?特徴と判定法、能力を発掘して育む6つの教育法を紹介

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数学に何時間も没頭する子、独創的な絵を描く子など、周りにいませんか?彼らはギフテッドという突出した能力を持つ人々かもしれません。ギフテッドの中には突出した能力がある半面、大きな苦手を抱える人もいます。ギフテッドが持つ才能を伸ばしたり、苦手の克服をサポートするにはどのようなことができるのでしょうか。ギフテッドの特徴と、個性に合わせた教育方法を紹介します。

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目次 ギフテッドとは? ギフテッドが生まれる原因(遺伝・環境) ギフテッドの種類 知能の8分類 ギフテッドの診断方法 ギフテッド。どのように教育すればいい? 家庭でギフテッドの才能を伸ばす6つの方法 アメリカのギフテッド教育を参考に、日本で出来ること

ギフテッドとは?

ギフテッドとは、同世代の子どもと比べても並はずれた成果を出せるほどの突出した才能を持つ子どものことであると定義されています。学問、言語能力、記憶力、芸術性、創造性など多岐にわたる分野において彼らは高い潜在能力を持っています。彼らの能力をフルに開発するためには通常の学校教育とは異なる特別な教育や接し方が必要になります。

ギフテッドに関する全世界共通の明確な定義はなく、アメリカでは州ごとに異なる基準を持っています。ギフテッドとは相対的な概念であり、同様の教育を受けてきた子どもと比較して、その能力が突出して優れていればギフテッドと呼べます。

ギフテッドとアスペルガー症候群の違い

ギフテッドとアスペルガー症候群は全く異なる概念ですが、ギフテッドとアスペルガーの子どもには共通する特徴があり、ギフテッドがアスペルガー症候群と診断されるケースも多くあります

アスペルガー症候群とは、対人コミュニケーション能力や社会性、想像力に障害があり、対人関係がうまくいきづらい発達障害です。明確な原因は現在もわかっていませんが、何らかの脳機能の障害と考えられています。アスペルガー症候群の子どもの中には、特定の事物や行動に強いこだわりをもっている子どもも少なくありません。

一方、ギフテッドは自分が長けている一つの分野に強い関心を持ち、他のことが目に入らないほどにこだわりを持つことがあります。結果的に熱中しすぎて集団の中で孤立し、コミュニケーションに弱みを持つケースも見られます。そのため、ギフテッドとアスペルガーの子どもが一見して共通の特徴を持っているように見えることがあるのです。

アスペルガー症候群の子どもも、その強いこだわりを活かして、ある分野での能力を開花させることがありますが、ギフテッドは能力の強みが先にきてこだわりを強めていくという点で異なります。
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ギフテッドの有名人の例

アインシュタインはギフテッドの有名人の1人です。彼は1879年にドイツに生まれたユダヤ人の物理学者で、1921年にノーベル賞を獲得しています。彼のIQはおよそ180程度だったと言われおり、相対性理論を唱えるなど顕著な業績を残しています。

しかし彼は3歳まで言葉を話さず、社交性に問題を抱えていたといいます。ギフテッドの中には彼のように能力の凹凸(際立った能力の強みと弱み)を持つ方も多くいます。

ギフテッドが生まれる原因(遺伝・環境)

そもそも何が原因でギフテッドがうまれるのでしょうか。遺伝による先天的な要因によるか、環境による後天的な要因によるのかという議論は長年研究されてきました。

現在出ているその議論への答えは「遺伝も環境も両方影響している」というものです。しかし、遺伝と環境どちらのほうが知能に与える影響が大きいのか?という議論にまだ決着はついていません。

ギフテッドの種類

ギフテッドにはその能力の発達具合に関して2つの分類があります。全般的に高い能力値を示す「英才」、著しい能力の凹凸(得意不得意)を持つ「2E」の2つです。

英才とは?

英才とは、言語的認知・空間認知・記憶など全体的に高い知能を持っている子どもを指します。知的指数が130を越える子どもは3%から5%程度います。特に高い知能を持っているといえるIQ145以上の子どもは全体の0.1%程度とごくわずかになります。

2Eとは?

2Eとは、ある能力に関しては突出しているがその他の能力において谷がある「二重に例外的な」(twice-exceptional)人々のことを指します。2Eの子どもたちは学習障害・広汎性発達障害を併発しているケースが多いです。

彼ら2Eの子どもたちはある能力に関しては高いポテンシャルを有しますが、平均的な子どもと比較してマイナスな面が目立つこともあり才能に気づかれずに埋もれてしまうことがあります

知能の8分類

教育心理学者のガードナーは知能を言語的知能、数学知、音楽的知など8つに分類しました。すべての人間はこれらの能力に先天的にそれぞれ得意不得意があり、生活をしていく中でその能力を伸ばしていきます。

一口にギフテッドといってもそれぞれがどの能力に長けているのか千差万別です。子どもの才能を評価するときには以下の知能を総合的に見て、個性を見つけてあげることが重要になります。

・言語的知能:話しことばや書きことばへの感受性、言語の学習・運用能力
・論理的数学知:問題を論理的に分析する、数学的な操作を実行する、問題を科学的に究明する
・音楽的知能:リズムや音程、和音、音色の識別、音楽演奏や作曲、鑑賞のスキル
・身体運動的知能:体全体や身体部位を問題解決や創造のために使う能力
・空間的知能:空間のパターンを認識して操作する能力
・対人的知能:他人の意図や動機・欲求を理解して、他人とうまくやっていく能力
・内省的知能:自分自身を理解して、自分の生活を統制するために自己の作業モデル効果的に用いる能力
・博物的知能:自然や人工物の種類を識別する能力

(『「ギフテッド」天才の育て方』杉山登志郎、岡南、小倉正義/学研教育出版/2009年)

出典:http://www.amazon.co.jp/dp/B00VQ19D8C/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=U...

ギフテッドの診断方法

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