娘の検査結果をきっかけに、母親の自分もアスペルガーと診断されました。
ライター:ヨーコ
我が子がアスペルガー症候群と診断されて1年後。コンビニでバイトしていた私はどうしても仕事がうまくいかずパニックを起こし「ひょっとしてこの困り感は・・・!」と娘の検査結果が頭をよぎり、自分も受診することに。同じ診断がおり、娘の先輩としての新しい自覚がわいてきたのです。その経緯を綴ります。
どうしても上手くいかない…。
娘がアスペルガー症候群と診断されて1年後。
私はコンビニでバイトを始めることにしました。
しかし、
・お店のオーナー、先輩たち、それぞれ掃除のやり方ひとつにしても指示が違う
・30分以内に掃除は終わらせて、お客様がいらしたら途中でもレジに入る
・一つだけのことをしていたらダメ、揚げ物も、おでんも、品出しも、もちろんレジも同時進行で
という環境に、私はいつまでたっても人並みにこなすことができずにいました。
オーナーに「いいかげん3カ月もたったらみんなできるようになるんだけれど、君はどうしてだろうね?」といわれ、薄々感じていた苦手と向き合うようになりました。
ある日、レジの中でいろいろ指示を受けているとき。
お客様がレジにずらりと並んでいるのを見てパニックを起こしてしまいました。
周囲の言葉が日本語として耳に入ってこないのです。
聞こえるけれど、何一つ理解できないこれはとても怖い体験でした。
「マルチタスクな作業ができない」「次から次へと言葉だけで指示されても頭に残らない、「気を付けていても、言われたことを忘れてしまう」。
自分の困りごとを並べてみた時に、頭をよぎったのは娘の発達検査の結果でした。
「もしかして…」そんな思いで私も発達検査を受けることしたのです。
私はコンビニでバイトを始めることにしました。
しかし、
・お店のオーナー、先輩たち、それぞれ掃除のやり方ひとつにしても指示が違う
・30分以内に掃除は終わらせて、お客様がいらしたら途中でもレジに入る
・一つだけのことをしていたらダメ、揚げ物も、おでんも、品出しも、もちろんレジも同時進行で
という環境に、私はいつまでたっても人並みにこなすことができずにいました。
オーナーに「いいかげん3カ月もたったらみんなできるようになるんだけれど、君はどうしてだろうね?」といわれ、薄々感じていた苦手と向き合うようになりました。
ある日、レジの中でいろいろ指示を受けているとき。
お客様がレジにずらりと並んでいるのを見てパニックを起こしてしまいました。
周囲の言葉が日本語として耳に入ってこないのです。
聞こえるけれど、何一つ理解できないこれはとても怖い体験でした。
「マルチタスクな作業ができない」「次から次へと言葉だけで指示されても頭に残らない、「気を付けていても、言われたことを忘れてしまう」。
自分の困りごとを並べてみた時に、頭をよぎったのは娘の発達検査の結果でした。
「もしかして…」そんな思いで私も発達検査を受けることしたのです。
これまでの「辛い経験」には理由があったと知って
娘と同じ病院で検査を受け、アスペルガー症候群と診断されました。
主治医に私の特性、得意・不得意を解説してもらい
「親子でとても似た特徴を持っています」との言葉に納得したことを覚えています。
診断を聞いた一番最初の気持ちは「ホッとした」。
私は昔から「あなたは耳が聞こえないの?」「どうしてわかってくれないの?」などと責め続けられ、職場によってはひどいパワハラやいじめを受けてきました。
でも、相手がどうしてそんなことをするのかわからず「自分が仕事ができないからだ」と努力はするものの上手く行かずに退職するということを繰り返していました。
これまでの辛い経験、
その多くが特性ゆえのどうしようもない事だと知り、私はとても嬉しかったのです。
「私のせいじゃなかった」と。
主治医に私の特性、得意・不得意を解説してもらい
「親子でとても似た特徴を持っています」との言葉に納得したことを覚えています。
診断を聞いた一番最初の気持ちは「ホッとした」。
私は昔から「あなたは耳が聞こえないの?」「どうしてわかってくれないの?」などと責め続けられ、職場によってはひどいパワハラやいじめを受けてきました。
でも、相手がどうしてそんなことをするのかわからず「自分が仕事ができないからだ」と努力はするものの上手く行かずに退職するということを繰り返していました。
これまでの辛い経験、
その多くが特性ゆえのどうしようもない事だと知り、私はとても嬉しかったのです。
「私のせいじゃなかった」と。
娘の辛さを知って…。
診断後、自分の困りごとに向き合ったことで
実感をもって娘がどれだけ苦しい思いをしてきた共感できる気がしています。
娘自身の診断は告知していないのですが、
私が診断を受けたことはすぐにバレて「ママ、大丈夫?」と気遣ってくれる娘。思わぬ優しさを見て嬉しいやら申し訳ないやら…。
自分自身が診断を受けてホッとしたとはいえ、告知のタイミングは迷うものですね。
実感をもって娘がどれだけ苦しい思いをしてきた共感できる気がしています。
娘自身の診断は告知していないのですが、
私が診断を受けたことはすぐにバレて「ママ、大丈夫?」と気遣ってくれる娘。思わぬ優しさを見て嬉しいやら申し訳ないやら…。
自分自身が診断を受けてホッとしたとはいえ、告知のタイミングは迷うものですね。