子育て全般に通じる、子どもの自信の育みかた

同じ事のくり返し…自閉症の特性ではなく「強迫観念神経症」かもの画像
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主治医と息子の関わりを見て、これって普段の子育てでも同じことだと痛感しました。

「いい加減に片付けなさい。どうして何度言っても出来ないの!」

と、散らかしている行動を真っ向から否定したり、親が全部片付けてしまったらダメなのです。

片づけていない状況は本人が一番わかっているし、遊びたい気持ち、片付けるのが面倒だという気持ちが勝っているから片付けないのです。

そこで、親からそこをほじくり返されるきつい言葉を言われたらとても不愉快になるのです。

こんなときは、子どもが積木を1個でも片付けたら
「まだ遊びたかったのに1個でも片付けて偉かったね。お母さんも嬉しいよ」と心から褒めてやればいいのです。

食事を残すことを叱るのではなく、少しでも食べたら一緒に喜んでやるのです。

当たり前の子育て一般論のように聞こえますが、改めてこれはとても大事なことだと思いました。
同じ事のくり返し…自閉症の特性ではなく「強迫観念神経症」かもの画像
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「3歩進んで2歩下がる」、でも焦らない

精神や心の病は坂を上っていくように急にはよくはなりません。何年もかかります。3歩進んで2歩下がる。そうしてだんだんと改善します。

主治医の先生は、

「お母さん、確認行為が5回から4回に減り3回、そして2回になって減っても、また後退して3回に増えることもあります。でも、落胆しないようにしてください。こうして 行きつ戻りつしながら治っていくのです」と言いました。

一時期、2回まで減った確認行為が3回に増えたとしても、「最初の5回よりも減ったのだからよい」と本人も私自身が思わなくてはならないのです。

精神科の治療法を通して「本人の気持ちに寄り添ってやり、出来たことを褒めることって重要なポイントなんだなあ」と、今さらながら思いました。

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何度も手を洗う、確認する…一見「こだわり」に似ている強迫性障害とは


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