勉強ギライなワケじゃないんだ!息子の「やりたい!」を聞けた日

ライター:かなしろにゃんこ。
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まだ息子が発達障害と知る前の小学校2年生のころ、
プリントやテストの回答は空欄が多いし、プリントの扱いも雑でグチャグチャです。
この子は・・・勉強が大キライなのかしら?と親の私を悩ませてくれましたが、キライなのではなく黒一色のプリントだけ興味がなかったようでした。

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「教室で集中できない!」聴覚過敏の息子が取った行動とは?

勉強が楽しくなる工夫とは?

聴覚過敏のある息子は、教室がうるさく感じると授業を抜け出してしまうため、学期末テストのような「学習のまとめ」のテストをまともにできるわけがありません。

漢字は頻繁に宿題にでるのでキライな作業でも仕方なくノートにつらつら書き覚えることができます。

算数も決められた数の計算は単純作業なので掛け算、割り算までなら得意げにやってくれますが、問題なのは「生活科」という社会や理科の総合科目?というのでしょうか、アレに全く興味を持ってくれないのです。

当時は、息子が発達障害であると知りませんでした。

このため、私は「なんで授業を受けてくれないの」と周りの目を気にして恥ずかしかったり、悲しい気持ちになったり焦りがありました。

なぜ興味がないのか探ろうと教科書を見てみました。

教科書は本当にいい情報誌です!生きていくための必須アレコレが詰まっていました。

どれも面白いネタばかりですが、今は必要のないもの!と考えているのか、その面白さを息子はキャッチできないようでした。

ふと、自分が小学校の頃はどんな気持ちだったか思い出してみました。

私は先生の作ったお手製のガリ版プリントがキライでした。

一生懸命作ってくれる先生に大変失礼なのですが曲がった印刷や黒1色の表現にテンションが上がらなかったのです。

代わりに「学習のまとめ」に使われる、フルカラーで図や絵がふんだんに使われたプリントはとても楽しかったことを思い出しました。

そうだ!子どものレベルに合わせてカラフルな問題集を作ってみよう!と思い立ったのでした。

時間はかかったけれど、作ってよかった!

私は、教科書を見ながら「息子のレベルに合った問題」とはどんなものなのかを考えました。

息子は低学年の子向けの優しい長文を読むことも苦手でしたので、もっと簡単な文章に置き換えたり、線つなぎにしたり、三択から選ぶ問題など短時間でできるものにしました。

絵を付け、色も着けたプリントがなんとか完成!

息子には興味を持ってもらえ、勉強を楽しんでいる様子に癒されました。

仕事を抱えながらの作業だったため毎日大変でしたが、息子の表情を見ると作って良かったと思います。

しばらくして知能を伸ばす、遊び感覚でできる学習本の存在を知りました。

(10年前はすでに発達障害がある子に向けた教材があったと思うのですが、その情報を知らずにいた私です。)

なんて便利なんだろう!と嬉しくて何冊か購入して子どもに与えたりもしました。

今は発達障害がある子に向けた療育や学習教材がいっぱいあってネットの情報も豊富で、本当にいい世の中になったな~と思います。
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