子どもが不登校になったとき、居場所探しの前にしてあげたいこと
ライター:ヨーコ
不登校を受け入れた親は、「それならフリースクールに行かせよう」「適応指導教室は?」とどこか学校に変わる子どもの居場所を探しがちです。だけど、それがよけいに子どもを苦しめることになることも。不登校の子どもが安心して育っていけるために、居場所について子どもの立場で考えてみませんか?
「私は不登校の子と友達になりたいわけじゃない!」
子どもが完全に学校に行かなくなってしばらくしてから、
私は「じゃあ、この子が通える居場所を探さなくては!」と思うようになりました。
当時の私は、娘に対し「できれば勉強してくれたら」「友達を作ってあげたい」という思いがあったのです。
調べていく中で、一般的に不登校の子どもの居場所でよくあげられる場所は以下の3つでした。
■フリースクール、フリースペース
個人やNPOなどが運営している民間の教育機関。子どもの主体性を尊重して、学習よりも生活面や精神面の支援をするところが多い。公的な教育機関ではないので、よく見学して、どのような運営をしているかチェックする必要がある。
地元の小・中学校と連携していて、登校したら学校の出席扱いになるところも。費用は高めのところが多い。
■適応指導教室
各市町村の教育委員会が、不登校の生徒に学習を援助しながら元の学校に復帰することを目標にしている教室。費用は無料。
■不登校の子のための居場所
子育てNPOなどが定期的に開催している居場所や、不登校の親の会が作った居場所もある。特にカリキュラムはなく自由に過ごすところが多い。無料のところも多い。
娘は、フリースクールを拒絶したので、教育相談センター内の適応指導教室に入れようとしたことがあります。
しかし、利用するには定期的にカウンセリングに通う必要がありましたが、
カウンセリングを嫌がるようになり話は立ち消えになりました。
次に不登校の親の会でやっている居場所に誘ったら「私は不登校の子と友達になりたいんじゃない!」と強く拒絶されました。
娘は、ただ普通に友達と遊びたかったようです。学校に行っていた頃のように。
私は「じゃあ、この子が通える居場所を探さなくては!」と思うようになりました。
当時の私は、娘に対し「できれば勉強してくれたら」「友達を作ってあげたい」という思いがあったのです。
調べていく中で、一般的に不登校の子どもの居場所でよくあげられる場所は以下の3つでした。
■フリースクール、フリースペース
個人やNPOなどが運営している民間の教育機関。子どもの主体性を尊重して、学習よりも生活面や精神面の支援をするところが多い。公的な教育機関ではないので、よく見学して、どのような運営をしているかチェックする必要がある。
地元の小・中学校と連携していて、登校したら学校の出席扱いになるところも。費用は高めのところが多い。
■適応指導教室
各市町村の教育委員会が、不登校の生徒に学習を援助しながら元の学校に復帰することを目標にしている教室。費用は無料。
■不登校の子のための居場所
子育てNPOなどが定期的に開催している居場所や、不登校の親の会が作った居場所もある。特にカリキュラムはなく自由に過ごすところが多い。無料のところも多い。
娘は、フリースクールを拒絶したので、教育相談センター内の適応指導教室に入れようとしたことがあります。
しかし、利用するには定期的にカウンセリングに通う必要がありましたが、
カウンセリングを嫌がるようになり話は立ち消えになりました。
次に不登校の親の会でやっている居場所に誘ったら「私は不登校の子と友達になりたいんじゃない!」と強く拒絶されました。
娘は、ただ普通に友達と遊びたかったようです。学校に行っていた頃のように。
NPO法人フリースクール全国ネットワーク
教育支援センター(適応指導教室)整備指針(試案)
不登校でも大丈夫 いばしょ 仲間発見の場
特別な「居場所」じゃない、日常の中にこそ娘の成長はあった
居場所探しをしている一方で、娘が家以外の外の世界へ関心を向け始めたのは、意外にも日常のふとした場面ばかりでした。
私とカフェに行ったときや、接骨院でアニメ好きの先生と楽しく話したとき。
一緒に「編み物カフェ」に行き、コサージュを編んだときも、そうでした。
私という「安全基地」と一緒に、外の世界に触れ、街で暮らす人たちと心を通わすことで、
「学校の先生だけが大人じゃない」
「大人の人にもいろいろな人がいる」
ということを学んだようでした。
発達障害者支援センターでも、「そうした場で『楽しかった、心地よかった』という体験を積み重ねていくのが今は一番大切ですよ」と言ってもらいました。
私とカフェに行ったときや、接骨院でアニメ好きの先生と楽しく話したとき。
一緒に「編み物カフェ」に行き、コサージュを編んだときも、そうでした。
私という「安全基地」と一緒に、外の世界に触れ、街で暮らす人たちと心を通わすことで、
「学校の先生だけが大人じゃない」
「大人の人にもいろいろな人がいる」
ということを学んだようでした。
発達障害者支援センターでも、「そうした場で『楽しかった、心地よかった』という体験を積み重ねていくのが今は一番大切ですよ」と言ってもらいました。
娘と一緒に居場所探しをする中で気付いたことは
「フリースクールや適応指導教室に通わせたいのは、親が安心したいためではないか?」
ということでした。
学校以外の場所を子どもも気に入り、その後また学校に戻っていくケースもありますが、親に押し切られるように通いはじめ、結局行かなくなることも多いようです。
もし新しい場所で頑張ったとしても、また行けなくなったら「行きたくても行けなかった」という傷はますます深くなってしまいます。
不登校になった子どもは、学校という場で心が大きく傷つき疲れています。
だけど、安心して休んでいるわけではありません。
「本当は学校に行かなければならないのに」「親に申し訳ない」「親を怒らせるともう生きていく場所がない」そこまで思い詰めていることもあります。
うちの娘も「このままニートになったら家を追い出されると思った」と小5の時に言っていました。
まずは自宅を安心して過ごせる居場所にすることが何よりも大切です。
そのためには、子どもの今の状況を認め「信じて黙って待つ」ことが大事なんですね。
外で傷ついても、帰ってきて受け入れてもらえる場所があるということは、どんな子どもにとっても一番大切なことなのです。
「フリースクールや適応指導教室に通わせたいのは、親が安心したいためではないか?」
ということでした。
学校以外の場所を子どもも気に入り、その後また学校に戻っていくケースもありますが、親に押し切られるように通いはじめ、結局行かなくなることも多いようです。
もし新しい場所で頑張ったとしても、また行けなくなったら「行きたくても行けなかった」という傷はますます深くなってしまいます。
不登校になった子どもは、学校という場で心が大きく傷つき疲れています。
だけど、安心して休んでいるわけではありません。
「本当は学校に行かなければならないのに」「親に申し訳ない」「親を怒らせるともう生きていく場所がない」そこまで思い詰めていることもあります。
うちの娘も「このままニートになったら家を追い出されると思った」と小5の時に言っていました。
まずは自宅を安心して過ごせる居場所にすることが何よりも大切です。
そのためには、子どもの今の状況を認め「信じて黙って待つ」ことが大事なんですね。
外で傷ついても、帰ってきて受け入れてもらえる場所があるということは、どんな子どもにとっても一番大切なことなのです。
勉強はどうしてる?小2から中1まで不登校を続けている娘の場合
「居場所」も「外出」も、本人が決めていく
娘の外出回数は少しずつ増えています。
でも、一日中出かけると疲れてしまって何日も寝込んだりします。
私は外出を止めさせることも、勧めることもしません。
頑張るのも、休むのも、止まるのも本人に任せるものだから。
出かけて帰ってきたとき「あ~、家が一番落ち着く~」とホッとした様子を見ると本当に嬉しくなります。
そう思えるとき「この子は大丈夫だ」と感じるのです。
居場所は無理に作ることはない。
子どもの様子を見ながら、やりたいことがあるなら習い事をしてもいいし、うちみたいに日常の中で心地いい場所を見つけるだけでもいい。
積極的に出ていく子もいるし、時間のかかる子もいます。
子どもの様子を見て支えていきたいものですね。
でも、一日中出かけると疲れてしまって何日も寝込んだりします。
私は外出を止めさせることも、勧めることもしません。
頑張るのも、休むのも、止まるのも本人に任せるものだから。
出かけて帰ってきたとき「あ~、家が一番落ち着く~」とホッとした様子を見ると本当に嬉しくなります。
そう思えるとき「この子は大丈夫だ」と感じるのです。
居場所は無理に作ることはない。
子どもの様子を見ながら、やりたいことがあるなら習い事をしてもいいし、うちみたいに日常の中で心地いい場所を見つけるだけでもいい。
積極的に出ていく子もいるし、時間のかかる子もいます。
子どもの様子を見て支えていきたいものですね。
「学校に行かせなきゃ…」そんなお母さんに知ってほしい義務教育の本当の意味