「付き添い登校」って何をどんな風にするの?わが家の長男の場合

ライター:hiro_michi
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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174007494

入学早々「学校行かれへん!」と言った長男。付き添い登校をすることになったとき、私たちを支えたのは「あいさつ」「ノートとえんぴつ」「休憩スペース」でした。

付き添い登校を開始してから

入学早々、大混乱となり「学校行かれへん!」となった長男。

付き添い登校をしながら、ゆっくり学校に慣れていくことにした私たち親子の取り組みをご紹介したいと思います。
「学校行かれへん!」息子と歩んだ付添い通学までの道のりのタイトル画像

「学校行かれへん!」息子と歩んだ付添い通学までの道のり

朝、教室に入るのにも一苦労

朝、みんなのいる教室に入りたがらない長男の背中を押しますが、体が抵抗します。

ドアのところで「入ろう」「入られへん」と言い合っていると

みんながこちらに注目し、ますます入りにくくなります。

どうしようかな…と悩み、私は

笑顔で先に「おはようございまーす!」とあいさつし、一歩教室に入ってみました。

近くの女の子たちが「おはよう」と返してくれ、

他の子どもたちもホッとしたように、それぞれ元のおしゃべりや遊びに戻っていきました。

そのあと、長男は私の後ろに隠れるようにして入ることができました。

席に着くと、近くの席の子が「おはよう」と言ってくれました。

長男には
「お友達が『おはよう』って言ってくれてるよ」と声を掛けつつ、

周りの子に「お話しするのが苦手だから、今練習中やねん。しばらく見守ってもらえるとうれしい」と説明しましたが、その子は浮かない表情。

あいさつが返って来ないと子どもたちはすごく悲しく感じるんだな…これは長男に説明しておくことが大事だな、と感じました。

先生にも私から「おはようございます」と必ず目を合わせて笑顔であいさつしました。

まずは私が見本となり、長男が自然に真似できるようになったら良いな…という思いもありました。

授業中の「困難」が見えてきた

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授業中は「教室の後ろで見守っていれば大丈夫かな」と思っていた私。

ところが、息子は先生の指示どおりに動けなくてしょっちゅう混乱していました。

隣の男の子が話しかけてくれるたびに

「あかん!」

と言って教室の後ろにいる私のところへやってきます。

そんなことを重ねていくと

「そもそもボクはいま、『け』を書きたいと思ってない」
「ここは全然楽しさも安心感も無い」
「やっぱり、家で植物と触れ合っていたい」

という発言や想いが強くなっていきました。これは学校生活が、大変だなと痛感しました。
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ぐちゃぐちゃにしてしまったひらがなワークブック
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先生と相談の結果、

授業中は先生とアイコンタクトをとりつつ、

先生の言葉を長男の隣で通訳したり、

先生の指示や授業の活動に参加できそうなときは、代わりの活動を提案したりすることになりました。

国語の時間

指示:
「ひらがなの『け』を5つ書きましょう。書けたらマルつけするので先生のところに並んでください」

苦手なこと:
うまく書けない、時間内に書けない、焦る、列に並べない、待てない、並べたとしても、前後の子と押し合いになる

取り組んだこと
:並ぶのは免除してもらい、先生が席にきてマルをつけてくださる


また、長男が少しでも集中できるよう、
近くの席の子どもたちには先生から「そっと見守っていてあげてね」とできるだけ話しかけないように頼んでもらいました。

板書に関して

苦手なこと:
黒板を見ながら手元のノートに書くこと

取り組んだこと:
黒板を私の手持ちのノートに板書して、隣から写す

消されてしまうかも…
わからなくなってしまうかも…

という不安感を解消することができました。

時には先生から「上手に書けてるね。さあ黒板に注目しようね」と声をかけてもらい、授業に注意を向けてもらうこともありました。
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付き添う私の支えになったのは意外にもシンプルな「ノートと鉛筆」

板書、書き順を教える、先生の指示を文字にする…

長男のサポートをするために、私にはノートと鉛筆が必須アイテムになりました。

他の子どもたちに「何してるの?」と話しかけられた時にも、ノートを見せて「みんなと一緒に勉強しているんだよ」と説明し、時間割や黒板を写したページを見せてていました。

また、クラスメートとの関わりが増える中で防衛本能から相手を押してしまったり、トラブルが増えてきた時期にもノートと鉛筆は本当に役に立ちました。

小さなトラブルや感情の変化を見逃さずに
「ケガにつながるようなことは絶対やってはいけない」と伝えながらも、

長男のその時の気持ちを聞き取って文字にしていました。これが、長男のクールダウンにつながっていったのです。

こうしたやりとりをメモにして残しておくことで、どんな時にパニックになるかの記録にもなり、どういう対処をしたらいいのかを考える材料になりました。
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気分に合わせていろいろなノートを使っていた
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そして、どうしてもごめんなさいと言えないときには字で書いて手紙にするなど、他の子どもたちとのコミュニケーションツールとしてもメモは役立ちました。

ある時は長男を観察し、「できること」「できないこと」を箇条書きにメモ。これは、発達検査や特別支援コーディネーターの先生と話す時の貴重な資料となりました。

もちろん、付き添いの息抜きに落書きをしたり、そのときの私自身の気持ち、時には買い物のメモまで、何でも書き活用していましたよ。

付き添い登校としながら見えてきた、長男にとって大事なこと

学校からの配慮で「応接室が空いているときには休憩スペースとして使ってください」と声をかけていただきました。

かんしゃくを起こした時のクールダウンのスペースとしてお借りしたり、

長めの休み時間には親子でゴロンと寝転んで深呼吸したり、リラックスしたりできました。

2人きりになるとついガミガミと言いたくなることもあったのですが、結局黙って並んで休むというのが定番のスタイルになっていきました。

こうした支援を続けているうちに気付いたのは
「学校でいかにリラックスして過ごすか」というのが長男にとっては大切である、ということでした。
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付き添い登校をすると、親としては切ない場面に出くわすこともあります。

ですが、長男と笑顔をキープするためにも「あいさつ」と「休憩スペース」が、
突発的なかんしゃくなどに冷静に向き合うときや、学習の支援には「ノートとえんぴつ」が大きな助けになりました。


実は、初期のノートは辛くて読み返せなかったのですが、この記事を書くために取り出してみました。
すると、当時「できなかったこと」がずいぶんできるようになっていることに気づき、嬉しい発見もありました。

こんな風に、必死になってノートにメモしたことが、今になって息子本人に「ずいぶん成長したね」と伝える材料になったのでした。
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