先生を見たとたん姿勢を正した娘

「大人しい子」は我慢してる子?娘が不登校になり気づいたことの画像
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当時、学校で受けた娘の苦痛は相当なものだったようで、今もトラウマのひとつとなっています。

それを実感したエピソードがありました。

いつものように、泣いて嫌がる我が子を連れて登校した時のことです。

はるか遠くに支援学級の担任の姿が見えたとたん、様子が変貌したのです。

目つきや表情が変わり、心なしか姿勢もピンッとなりました。

まるで大人の姿に一瞬で切り替わったような小学1年生がそこにいました。

専門用語では「スイッチング」といわれる症状だそうですが、まさしくスイッチが切り替わった瞬間でした。

この頃は、今以上に先生との話し合いを重ねていた時期です。

話し合いでは毎回お互いの意見がかみ合わず、いつも平行線のまま終わっていました。

私は先生から「ノイローゼだ」ともいわれ、間に入ったスクールカウンセラーや支援員との面談でも、校外での娘の様子を軽く捉われていたように思います。

それから数ヶ月後に、娘は完全不登校になりました。

家では「悪夢をみるから」と言って眠ることへの恐怖に脅え、ただただ動かずに横になり続ける日々が続きました。

感情を抑え過ぎているからか、時々爆発したかのような大きな奇声をあげたり「教室でこんな風景をみた」という打ち明け話をたくさん聞きました。

休養になるかと思われた不登校期間は、苦しかった日々を何度も何度もフラッシュバックさせ、娘にとっては辛い期間となりました。

トラウマになる前にできること

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今考えると、出来ることなら先生と親との相互理解、そして信頼関係を築くことは入学前からもっと考えるべきだったのかもしれません。

不登校という選択肢の中には、様々な環境や考え方があると思います。

でも、時には「逃げること」も、お子さんの心と命を守るために必要だと思っています。

私は小1から小2の頃の我が子を、守り切れたかどうかと聞かれれば「分からない」としか答えられません。

しかし、この話が今苦しんでいる方々の参考になればと願ってやみません。
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自分ばかりを責めていませんか?親子で自己肯定感を高めるために

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