こんにちは！LITALICOジュニア三宮教室です。

前回まで2回分『座る姿勢について』をテーマにお話しさせていただきました。今回は最後のお話しです♪

前回のアプローチは、固有受容覚を刺激することで、自分の体が今どうなっているかを脳に届け、脳から体幹などの筋肉への指令が届きやすくするものでした。

今回は体幹の低緊張のお子さまが座って活動に取り組む際に、注意してほしいポイント３選を共有させていただきます。

ポイント①:背中が反るほど背筋を伸ばしていたら、すぐ休憩する！
小学校に向けて、座る時間を伸ばしたい、良い姿勢で座って欲しい気持ちはとても分かります。
ですが、『体が曲がってきてるよ！背中を伸ばして！』と伝えるのは要注意です。
お子さまが座れる時間以上に座らせようとすると、体幹の筋肉ではなく背中の筋肉がすごく頑張って体を保とうとするので、お子さまがしんどくなってしまいます。

背中の筋肉は長い筋肉のため、その部分だけを使うと楽に体をまっすぐ保てるのですが、長い分疲れやすいのです。
体幹の筋肉である、腹筋などは短い筋肉がたくさん集まったチームワークで活動するので、疲れにくいのです。
そのため体幹の筋肉を用いた着座ができれば、より長い時間、良い姿勢で座ることができます。

ポイント②:疲れたサインが出たら、発散する
お子さまが座って活動していて、疲れてきたり集中が切れたりすると机に寝そべったり、体をねじったりなど『サイン』が出てきます。

お子さまの体幹が低緊張であったことから、筋肉の持久力はそこまで高くないと考えられます。座っていて疲れたサインがでたら、活動が途中でもイスから立って気分転換をしましょう。
追いかけっこや、遊ぶなど発散してから、また続きを座って行うとよいと思います。

座れる時間が大体５分くらいであれば、時間で区切って活動するのも良いかもしれません。
例えば、準備運動→5分着座→立って発散→5分着座の流れにすると、良い姿勢で座る時間を延ばすことができるかもしれませんね。

ポイント③:継続すること
持久力を向上させるためには、大人でも1日2日では身につかないですよね。1日だけ頑張って10km走ったとしても、持久力がいきなりアスリートレベルまでアップすることはないですよね。

持久力をつけるには、お子さんも同じく継続が必要です。

毎日じゃなくて良いので、親御様や療育を提供される方の状況に合わせて、継続して行きましょう！

今回は『姿勢』について3回に分けてお伝えしました。姿勢保持にもたくさんの筋肉や脳の働きが関係しているのですね♪引き続き三宮教室でもお子さまに合った姿勢の維持に向けて支援をしていきたいと思います。

引き続き、ご質問やご不安なことがありましたらいつでもスタッフまでお声掛けくださいね♪

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