【夢門塾白楽】
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日々仲良く、楽しく活動している白楽教室ですが、
「おうちでお母さんにおこられた」こと、
「学校での嫌だった出来事」を引きずって教室に見えたり、
プログラムのゲームで「負け」てしまったり、
傍から見れば「小さな心の引っ掛かり」。
でも、本人にとっては「引っかからずにはいられない重大事項」によって、
調子が崩れてしまうことが、多々あります。
『お子さんが、「自分ひとりでクールダウン・心の調整ができる」ことを目指して、
何とかスペースを作ってあげたい。』
教室自体は実際狭いのですが、
備品の収納、不用品の処分、配置の工夫などにより、
「いす1個がキッチリはまる壁際の、他者からの目線がさえぎられて、
でも気配は感じられる、ギリギリの場所」をやっとひねくりだしました。
クールダウンや気分の切り替えは、基本的には、
職員がいつまでも付き添って行うべきものではなく、
ある程度、自分で行えるようになっていった方がよいと考えています。
「必要な部分にはきちんと寄り添い、自分でできるところは頑張ってみよう。」
福祉の世界では、その見極めがとても難しいところです。
「クールダウンにさんぽしたい」
「おちつかないよ、外の空気をすいたい」
玄関の戸をたたいたり鍵をガチャガチャ、
不穏が激しいお子さん。
他のみんなも、つい注目してしまいます。
ここで、「一緒に外に行って来ようね」と、連れ出してしまえば、
確実に短時間で教室内の平穏を保てるわけですが、
この世の中、いつどこでも外に出られるわけではありませんので、
教室内で治める練習をします。
「クールダウンのスペースで気持ちを切り替えようね。」
「時間が掛かっても自分で納得できて、切り替えが終わる。」
促されて納得しないまま戻っても、
「やらされている感覚」が残ります。
ここは療育の場。失敗や経験を積み重ねる事が重要です。
何でも「回避」するのではなく、
「折れにくい心・立ち向かう気持ちを培う」。
負けることや「1番」でないと気が済まないお子さんにも、
「思い通りの結果にならなかった」経験をたくさん重ね、
気持ちの治め方を鍛錬します。
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いとう
「クールダウンスペース」
教室の毎日
20/12/09 11:57