【夢門塾白楽】
お問い合わせ・ご見学＝☎０４５－４８８－５６６６

教室が移転となり、ようやく落ち着きを取り戻してまいりました。
梅雨入り前の晴れ間を大切に使いながら、今日は送迎車の点検を行って、
元気なみんなのお迎え準備をしています。

さて、新規でご利用の皆さまの3ケ月目の面談を順次行っているところですが、
「ASDやLDの診断名がでました。」
「まだ手帳は持っていません。」というお子さんが多い印象です。

手帳を発行してもらうと、
気持ち的に「障害者になった」と感じてしまいますが、
「手帳」は、行政からのサービスを受ける為に必要な,
「単なるサービス利用資格の証明書」であって、
「障害の烙印」を押すための物ではありません。

行政サービスが必要なければ、
「どんなに重度の障害」を持っていても、発行してもらわなくてもよいし、
逆に、「ごく軽い障害」でも、福祉的なサービスを受けたいと思い、
所定の様式や医師からの診断書を提出すれば、
基本的には発行されるものなのです。

そして、「手帳なんかいらない」と思ったら、いつでも返却できる。

手帳を取ろうか、取らないでいようか、
迷った時には申請してみて、
必要がないと思ったら返せばよいのです。

別に、手帳をみんなに見せて歩くわけでもないし、
持っていても「持っていない」と、
所謂「クローズ」で日々生活している手帳を持った人は大勢います。

手帳を取得するメリットは、各種福祉サービスが利用できること。
所得税・市県民税の控除、軽自動車税減免、
市内交通（市営民営バス、市営地下鉄、シーサイドライン等）の無料パス、
公園等の駐車場減免、各種入場料の減免や割引など、
様々なサービスが受けられることです。

また、２０才になると、要件はありますが、
障害者年金が受給できるかもしれません。

就労が難しかったり、人間関係が原因で、
就労をなかなか安定して継続できなかったり。

手帳の有無で何か差別的なことを受けることはありませんし、
逆に、様々なサービスを利用でき、いらないと思ったら更新しない、
または、返却するという事もできますから、
要件を満たしていてまだ手帳の申請をされていないのであれば、
申請することをお勧めしています。

作業所所長をしていた時の面談で、
より多くの福祉サービスを利用したくて、
お母さまがお子さんに、
「更新の検査で、わかんないっていうんだよ、って念を押したけど、
真面目にこたえちゃってさ。」
「でも、前より１つ重い判定が出て良かったよ。
地で答えたんだね本人。でもわかんなかったんだって。」と、教えてくれました。

一つ重く出ればサービスがより多く使えるところに重きを置いた、
ご本人・お母さまでしたので、これはこれで、良いのかなと思います。

一方で、わが子に手帳を、というと、気が引けることもわかります。
特に、診断が下りてすぐや、
低学年で「これからまだ追いつけるかも」という時期であればなおさら。

おうちで、ご家族で、十分話し合って、よく調べて、
必要があれば手帳の申請もご検討ください。
分からないことがありましたら、白楽教室でいつでもご相談を承ります。

【夢門塾白楽】
お問い合わせ・ご見学＝☎０４５－４８８－５６６６
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後までご覧下さいまして、ありがとうございます。
いとう