こんばんは。
ここ数ヶ月の間に急激に伸びているMさん。モノからヒトに興味が移り、お友達と遊ぶ楽しさに目覚めたのです。
ただ、相手のことを考えず一方的な関わりをしてしまうこともしばしば。最近はというと、ブロックを介してお友達とのトラブルが頻発しています。
主に自分で使いたいブロックのパーツを誰かが使っていて、それを無断で奪い、相手を怒らせてしまうケースが目立ちます。
おもちゃの取り合いは人との関わり方を学べる良い機会なので、私としてはトラブル大歓迎なのですが、Mさんの場合、放っておくと他害に発展する恐れがあるので注意が必要です。
Mさんの場合、多くが言葉よりも先に行動してしまうことでトラブルに発展しています。Mさんの場合は言い回しが分からないだけなので、目線を合わせて具体的な言い回しをその場で教えてあげてることに留意しています。
「Mさん、そういう時は、緑のブロックを貸して だよ。練習してみて」
ただ、正しく言えたところで相手が貸してくれるとは限りません。双方の話し合いで解決できたらいいのですが、今のMさんではなかなか難しいのかなと思っています。なので、相手の気持ちを代弁しながら双方の気持ちの橋渡ししています。
「○○さんは今は集中して遊んでいるから貸したくないんだって。Mさん、待てる?」「Mさんは待てないんだって。○○さんはどうする?」
こんな調子で双方の気持ちを代弁しながら会話を続け、その中から解決方法を見出しています。他者の気持ちを理解することはMさんにとって大きなテーマでもあります。
Mさんとの関わりのポイントは、
●目線を合わせる。
●言葉で伝える。具体的な言い回しを練習させる。
●相手とMさんの気持ちを代弁しながら解決方法を見出す。
きちんと解決方法を見出し、実践できたら、いっぱい褒めることも忘れません。Mさんのさらなる成長に繋がるといいな(^^)
おもちゃの取り合いを通じて対人スキルを学ぶ
教室の毎日
21/06/28 23:31