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前向きな声掛けは自己肯定感を育むため

教室の毎日
こんばんは。

今日は子どもたちへの声かけについて、港教室において留意していることをお話したいと思います。

港教室では、指示を出す時はできるだけ分かりやすく前向きな言葉を選んで声かけを行っています。


ちゃんと片付けて!
→ブロックはこの箱に入れようね

部屋の中は走らないで!
→部屋の中は歩こうね

ちょっと待って!
→長い時計の針が5になったらいいよ

ここは登っちゃだめ!
→ここはおもちゃを置くところだよ

立っちゃだめ!
→かっこよく座ってるとこみせて

早くして!
→何秒でできるかな?よーいドン!

触っちゃだめ!
→手はお膝だよ〜

ここで挙げたのは一例に過ぎないので、言い回しについては職員が、各自、工夫して行っています。

障がいの特性上、指示に具体性がないとそもそも伝わらないということもありますが、日頃から前向きな言葉を掛けることで、子どもたちの自己肯定感を育みたいと思っています。

自己肯定感が持てるとそれが自信となり、情緒の安定や人を思いやる気持ちに繋がるのかなと。子どもたちの心を育て、その子なりの自立を目指すのが私たちの役割なので、些細なことかもしれませんがとても大事なことだと思っています。

普段、気にしていないと、どうしても「○○しちゃだめ」「○○しなさい」といった否定形、命令形になりがちです。

あんまりダメダメ言われてると自分がダメな人間に思えてきちゃいますしね。私にはそういう経験があります。

自分の存在価値ってなんなんだろう?そんなことばかり考えてしまい、毎日が憂鬱で仕方ない。自信を喪失し、何もやる気が起きない。あれこそ自己肯定感を失った状態なんだなと。

大人の私でもそんな感じなので、感受性の高い子どもなら尚更ですよね。

もちろん、危険な行為を見つけた時はシンプルにダメと伝えています。そこは住み分けしてしますのでどうかご安心を。

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