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眠い子の気持ちに寄り添いながらも根気よく

教室の毎日
こんにちは。

学校帰りの子どもたちの多くは大変お疲れの様子。まぁ大人で言えば仕事で疲れて帰ってくることと同じなので、疲れるのは当然のことで。

ましてや障がいを持ったお子さまであれば、気疲れは相当なものと想像できます。

港教室は集団療育と銘打っていますが、学校から疲れて帰ってくる子どもたちのしばしの休息の場としても機能していけたらいいなと。

ただ、休息のみであれば自宅でもできる訳で、疲れて帰ってくる子どもたちそれぞれの事情を理解した上で、気持ちに寄り添いながらも、その子の成長に繋がるよう適切な支援が必要なのかなと常々感じています。

小学1年生のSくんのケースはこうです。

学校帰りの送迎の際、デイに着いても車からなかなか降りようとせず、ぐずってしまうことが時々あり、乗車時間が長い時ほどその傾向にあります。

相当、眠いんでしょうね。そこを無理矢理起こすのは小1にとって酷なことだと思っています。私も眠い時に無理矢理起こされるのは嫌です。

この場合はどれだけ時間をかけてもいいので、本人の気持ちに寄り添い、できるだけ本人の意思で入室までサポートすることを心掛けています。

Sくんの課題のひとつは身の回りのことを自分でできる「身辺自立」です。「車から降りてデイに入室する」ことは今のSくんの能力からしたら容易なことですが、それができないのは甘えが大きいのではないかと。

眠くて甘えたくなるのは100も承知なのですが、良かれと思って気持ちを先回りして、抱っこや荷物を持ってあげる行為は甘やかしになり、次に繋がらないと思っています。時と場合にもよりますが。

かと言って本人の意思とは関係なく強制的に入室させるのも自立とはほど遠いので意味がないと思っています。

Sくんがぐずった時は成長のチャンスだと捉え、甘えたい気持ちに寄り添いながら根気よく関わるようにしています。

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