先週土曜日、FさんがRさんにとても優しく接していました。Rさんの作ったレゴ作品にお友達が触れようとすると「倒すとRくんが嫌がるよ」と言ってそのお友達の手を静止したり、送迎車のマグネット貼りの際、Rさんに向かって「Rくんは前がいいんだよね?」とわざわざRさんの希望を聞いてあげたり。Rさんに対して普段ならありえないような気配りをみせてくれました。
気になってFさんに「どうして今日はRくんに優しいの?」と聞いてみると「だって、Rくんを怒らせるとめんどくさいんだもん」と返ってきました。すると間髪入れずに「昨日お母さんと約束したから」と妹のMさん。続けて「自分がイライラすると相手もイライラしちゃうからお友達には優しくしなさいって。そうすれば相手も優しくしてくれるからイライラしないで済むんだよ」と。う〜ん、なるほど。
実は前日の金曜日、FさんとRさんは事あるごとに衝突し、FさんはRさんに対して終始イライラしていました。そんなFさんに対してRさんはしつこさMAX。イライラ→しつこい→イライラ…二人は負のスパイラルに陥っていました。
その日の様子をお母さんに伝えると「私からもしっかり言い聞かせておきます」とおっしゃっていたので、金曜の夜にお母さんと前述の通りお話されたのだと思います。
私がすごいなと思ったのは、Fさんのお母さんの考え方とFさん自身の行動です。そもそもRさんを怒らせるとFさんはイライラするのだから「Rさんに関わらない」という選択肢もあったと思います。翌日土曜日の利用をキャンセルすることも出来たし、仮に利用してもFさんならRさんを意識的に無視することだって出来る。でもそれはせず、きちんとRさんと向き合っていました。
自分だったら取り敢えず土曜日はキャンセルし、現実逃避するかも。。。お母さんの指導力の高さと親子の深い絆を感じさせる出来事でした。
自分がイライラしないためには相手に優しくする
教室の毎日
21/10/26 22:50