いつどこで感染するかもしれない恐怖に怯えながら過ごす日々は健康的な生活とはほど遠く、精神的に疲労する毎日が続いています。
コロナの影が忍び寄ったのは今からおよそ2年前。当時こうなることを予想できた人っているんでしょうか。外出するのにマスクが必須になるなんて誰も想像してなかったでしょうね。
人との距離をとることが当たり前になって、友人との飲みの会も緊急事態宣言の度にキャンセルを余儀なくされてしまいました。
我が子に目を向けると、通っている幼稚園で陽性者が判明し、もう何度目かの休園要請。3月に卒園だと言うのに貴重な園生活をこんな形で送るなんて悲しすぎる。。。
思えば年少の終わり頃にコロナが広がり、それからというもの園の行事はそのほとんどが取り止めに。お芋掘りや水遊び、先日雪遊びも中止になってしまいました。
感染拡大の観点からすればこうした対応は仕方のないこと。娘の幼稚園だけでなく多くの幼稚園、保育園、小中学校ではそうした対応がとられていると思います。
幼児期の体験はその後の人生を大きく左右するであろう「原体験」が多くを占めていると思っています。土の匂い、ミミズの気持ち悪さ、芋の存在感、水の冷たさ、雪の感触、結晶の神秘さ。
子どもの頃、雪が溶けるのが嫌で容器に入れて冷凍庫にずっと保存していたのを今でも覚えています。雪はいつか溶けて水になる。命の尊さと重なり切ない気持ちになったことを思い出しました。形あるものはいつか壊れる。人はいつか絶対に死ぬ。
少し話が飛躍してしまいましたが、幼児期の体験は、感動とともに様々な「想い」をもたらしてくれるものだと思います。体験を通じて思考が広がり、色々な物の見方ができるようになるというか、そんな気がします。
象の大きさはだいたい知っているけど、図鑑で見るのと間近で見るのとでは雲泥の差。何よりリアルは心が動く、感動する、震える、時には涙する。象を間近で見たら多分泣くと思う。少なくとも私は。
この心が動く体験というのが、私はすごく大切だと思っていて。こうした体験をたくさん積んだ人ほど温かみや思いやりのある人になるのかなと勝手に思ってます。
前置きが長くなりましたが、私が港教室の活動に力を入れているのはそうした理由があってのこと。原体験に近い活動を可能な限り取り入れております。
見学はいつでもどうぞ〜( ╹▽╹ )
ミミズの気持ち悪さを知って思いやりのある人に
教室の毎日
22/02/09 22:33