デイルームのテントを新調しました。
このテントは視線や雑音の気になるお子さま、緊急時の着替え等の「スペース確保」を目的としています。気持ちの昂ぶったお子さまを落ち着かせるスペースとしても時々。
本来なら別室を使いたいところですが、いかんせん港教室は1ルームで運営している小さな事業所のため、別室を確保するのが難しい。そんな状況下で生まれたツールなんですね。
普段は畳んでしまってて、必要な時に展開するって感じ。あくまで「支援ツール」ですね。子どもたちのおもちゃではないです。
でも子どもからしたらデイルームにこんなのがあったら自然と入りたくなっちゃいますよね。秘密基地みたいでワクワクするし🤭
私は少年の頃、近所の空き地に友達と秘密基地を作って、そこで持ち寄ったお菓子を食べたり漫画を読むのが大好きな子どもでした。もちろん大人には内緒で。
その後、その秘密基地の場所が私有地であることが分かり、あえなく基地は解体されてしまった。私たちはルールを守っていなかったんですね。当時は訳が分からず悔しかったけど、今になって思えば当然ですね😅
話を戻すとこの秘密基地、もといこのテントは子どもたちのワクワクの対象ではあるけれども「支援ツール」のひとつで、おもちゃではない。
おもちゃにされると当然破損の恐れが出てくる訳で、必要な時に使えなくなる。これでは困ってしまうお子さまが出てきてしまう。
だから港教室のルールとしては「テントはおもちゃにしない。必要な時以外は使わない」ことにしました。
ルールを破れば困る人が出てくる。子どもたちにはそういうことを学んで欲しいなと思っています。自分がルールを破るということは、周りの人もルールを破っていいことになる。
いじめ、暴力、飲酒運転、窃盗、覚醒剤、こうした社会のルールを破ったら世の中はめちゃくちゃになる。そしてその先には大切な人をたくさん悲しませる運命が待っている。
ワクワクする気持ちは分からなくもないけど、テントはあくまで支援ツールのひとつ。「おもちゃにすると壊れて困っちゃう子が出てくるからそっとしておいてね」と、優しく声掛けできたらいいなと思います。
あ、もちろんピクニックとかにも使いますよ、本来の使い方ですから。その時は子どもたちにワクワクをたくさん味わわせてあげたいな😄
テントを介してルールを守ることの大切さを説く
教室の毎日
22/12/13 09:46